2024年: 大阪・関西万博、サントリーとダイキンによる水上スペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」の詳細発表
サントリーホールディングス株式会社とダイキン工業株式会社は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における共同出展内容として、水上スペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」のキャラクターデザイン、声優キャスト、そしてテーマソングを公開しました。
このショーは、「水」と「空気」、そして「生命」が繋がり、巡っていく祝祭の物語をコンセプトとしています。月夜に虹がかかる時、生き物たちによる祝祭が開かれるという言い伝えが残る島を舞台に、主人公の子供「アオ」と水と空気の精霊「ドードー」が出会い、華やかな祝祭が繰り広げられます。
魅力的なキャラクターと豪華声優陣
ショーに登場するキャラクターのデザインとともに、主要キャラクターの声優陣が発表されました。
主人公「アオ」役には、16歳ながら舞台やミュージカルで活躍する若手俳優、毛利花さんが抜擢。卓越した歌唱力が魅力で、ショーを華やかに彩ります。「アオ」を祝祭へと導く水と空気の精霊「ドードー」役には、個性的なキャラクターを演じ分けることで知られるタレントの友近さん。関西弁の軽快なトークで、物語にユーモアと親しみを加えます。「アオ」に島の言い伝えを教える「アオのおばあちゃん」役には、歌手、女優として幅広く活躍する夏木マリさんが担当します。
声優陣からのコメント
毛利花さん(アオ役): アオが歌うテーマソングを初めて聴いた時、懐かしさと不思議な世界観に惹かれ、この歌を自分の声で歌いたいと思いました。アオの元気で好奇心旺盛なところが10歳の頃の私にそっくりだったので、その頃の自分を思い出しながら演じました。この作品には、多くの方の熱意と優しさが詰まっており、水や空気、地球にもう一度目を向けるきっかけになればと思います。
友近さん(ドードー役): 「ドードー」をかわいらしく、面白く、おせっかいで憎めない生き物とイメージし、演じました。このショーを通じて、子供だけでなく大人にも感動と温かい気持ちになっていただけたら嬉しいです。大阪・関西万博に携われることを光栄に思います。
夏木マリさん(アオのおばあちゃん役): アオのおばあちゃんを演じる上で、人生の先輩として孫に人生の楽しさ、そして未来を伝えていくんだという力を込めて臨みました。1970年の大阪万博から50年強、日本の力を未来に繋げていく時がきました。未来社会の実験場を楽しみましょう。
テーマソング「にじまつり」
ショーのテーマソング「にじまつり」は、作編曲家/音楽プロデューサーの菅野よう子さんが作曲・プロデュース。作詞は田中直基さんと菅野よう子さんが担当しました。民謡、島唄、わらべ唄といった伝統的な音楽をイメージの源とし、水と空気を介して繋がる生き物たちの生命力を力強く表現しています。ミュージックビデオのイラストレーションは、映像作家の加藤隆さんが担当。主人公「アオ」が生まれるずっと前の島に起きた、夜の虹にまつわる逸話を描き、伝承歌と物語を結びつけています。
菅野よう子さんのプロフィール
作編曲家/音楽プロデューサー。NHK東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」、アニメ作品「COWBOY BEBOP」、「マクロスF」、「攻殻機動隊 S.A.C」、2019年天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典、奉祝曲「Ray of Water」の作編曲・指揮、Netflixシリーズ是枝裕和監督「舞妓さんちのまかないさん」など、数多くの作品を手掛けています。2023年Newsweek誌「世界が尊敬する日本人 100人」に選出。
万博史上最大級の水上ショー
ショーは、「ウォータープラザ」の水上に建設される、幅約200メートル、奥行き約60メートル、ショーエリア面積約8,800平米の巨大な舞台空間で開催されます。舞台の中心には、水のスクリーンを作り出すモニュメント「ウォーターカスケード」が設置され、約300基の噴水、照明、レーザーなどの演出装置と音楽が一体となり、物語を体感できるスペクタクルショーが実現します。
制作体制
ショーの企画制作には、TOKYO2020パラリンピック開会式「PARAde of ATHLETES」のプロジェクションマッピング演出を手掛けた田中直基さん、菅野よう子さん、そして世界的なイベントやショーを企画開催してきたフランスの制作会社ECA2などが参画しています。
まとめ
サントリーとダイキンによる共同出展となる水上スペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」は、豪華な声優陣、魅力的なキャラクター、そして万博史上最大級の舞台空間で、来場者に感動と興奮を提供するでしょう。 2025年大阪・関西万博の目玉イベントとして、多くの注目を集めることが期待されます。


