ユーハイムが2025年大阪・関西万博にカフェをオープン AIと人が共に働く、未来のバウムクーヘンカフェ「THEO’S CAFE by JUCHHEIM」
AI職人「THEO(テオ)」が焼きあげたバウムクーヘンを万博会場から世界の人々に提供
株式会社ユーハイムは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)内の「EARTH TABLE~未来食堂~」エリアにて、AI搭載バウムクーヘン焼成機「THEO(テオ)」を実装したカフェ「THEO’S CAFE by JUCHHEIM(テオズカフェ バイ ユーハイム)」を出店します。
ユーハイムは日本創業100周年を機に「お菓子には世界を平和にする力がある Peace by Piece」をパーパスに掲げています。お菓子は人の笑顔を作り出し、笑顔が広がる世界こそ平和であるという考えのもと、大阪・関西万博を通じて、人とAIが提供するお菓子が笑顔を生む、未来のカフェを世界にご提案します。
AI職人「THEO(テオ)」が届ける、いつでもどこでも誰にでも「焼きたてバウムクーヘン」
通常、お菓子を広く大量に届けるには、大規模な工場を建てて大量生産し、全国の拠点へ配送、各地で販売する必要があります。その生産や配送の過程では、環境への負荷がかかります。また、工場で製造されてから消費者に届くまで、ある程度の日数が経過します。
ユーハイムは、お菓子のおいしさをさらに進化させるため、2020年に開発・発表したバウムクーヘンAI焼成機「THEO(テオ)」を導入しました。
THEOはユーハイムの職人に「弟子入り」し、各々の焼成データを学習しています。人間の職人と遜色なく、自動でバウムクーヘンを焼成することが可能なTHEOは、ユーハイム創業から職人達が脈々と継承してきた技術を受け継ぐ「AI職人」です。小型で配送・設置も比較的容易なため、誰でも・どこでもバウムクーヘンを焼くことができます。
人とAIが協力して作った焼きたてのバウムクーヘンを、好きな時に好きなだけ、世界のどこでも楽しめる未来を目指し、バウムクーヘンを中心に笑顔が広がる「未来のお菓子屋さん」のあり方を提案しています。
AIと人が共に働く未来のカフェ「THEO’S CAFE」のテーマは「ユーハイムの夢の卵」
未来食堂エリアに出店する「THEO’S CAFE by JUCHHEIM」は、「AIと人が共に働く、笑顔溢れる未来のお菓子屋さん」です。
ユーハイムの夢は、お菓子で世界を平和にすること、そしてお菓子の先にある笑顔を作ることです。「おいしいお菓子を世界の人々に届けたい」という想いが詰まった「THEO’S CAFE」は、ユーハイムが夢見る未来への新たなはじまり、「夢の卵」です。
①モチーフは「卵」。お菓子を作ったあとの「卵の殻」を再利用した光差す空間
「卵」というモチーフは、万博のテーマ「いのち」からイメージを広げていくことで導き出されました。「新たに生まれる可能性」「脈々と繋いでいくこと」の象徴であり、バウムクーヘン作りのメイン材料でもあります。
店舗の内装は「卵」を思わせる白を基調とし、丸みをおびたシルエットの椅子などで統一されています。窓から差し込む光を白色がやさしく照り返す、明るく、やわらかな印象の空間です。店舗の壁やテーブルの素材には、ユーハイムのバウムクーヘン作りに使われた卵の殻を再利用しており、サステナブルな未来のお菓子屋さんの在り方を表しています。
②3台のAI職人THEOが焼きあげるバウムクーヘンを「食べ放題」でご提供
店内には3台のTHEOが設置され、スタッフと共に毎日バウムクーヘンを焼き上げます。「世界中のどこでも、誰にでも、焼きたてのバウムクーヘン」をお届けできるのが強みです。「THEO’S CAFE」では、THEOが世界中のどこでもたくさんのバウムクーヘンを焼き、人々が好きな時に焼きたてバウムクーヘンを食べられる、未来のスイーツタイムを体感できるメニューとして、バウムクーヘンの食べ放題(時間制)を提供します。
ふんわり・しっとりとしたバウムクーヘンに、なめらかな生クリームや生地にとろけながらしみ込むジェラートを添えて提供します。
③バウムクーヘン生地が新たなお菓子に変身!「リ・ボーンクーヘン」をフードトラックで展開!
バウムクーヘンの層は、生地を満たした「船」と呼ばれる容器に、芯棒を浸けて生地をまとわせ、回転させながら焼くことを繰り返して作られます。THEO’S CAFEで余ったバウムクーヘン生地を無駄にしないため、万博会場内に展開するユーハイムのフードトラックで利用します。
バウムクーヘンの生地は、バターと卵がたっぷりで、コクとやさしい甘み、バニラビーンズの甘い香りが特徴です。この生地をフードトラック内で別のお菓子に生まれ変わらせ、生地の豊かな甘みを活かした新しいスイーツを提供します。バウムクーヘンの更なる可能性を示す、「リ・サイクル」そして「リ・ボーン」させたスイーツ、「リ・ボーンクーヘン」は、後日発表予定です。
【店舗情報】
・店名:THEO’S CAFE by JUCHHEIM(テオズカフェ バイ ユーハイム) ・座席数:40席 ・エリア:静けさの森エリア EARTH TABLE~未来食堂~内 ・営業時間:10:00~21:00(会場の営業時間に準ずる) ・テイクアウトメニュー:有
●バウムクーヘンAI職人THEO(テオ)とは:
THEO(テオ)は株式会社ユーハイムが開発したバウムクーヘンAI職人です。職人が焼く生地の焼き具合を各層ごとに画像センサーで解析し、その技術をAIに機械学習させデータ化、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼きあげることができます。ユーハイムの熟練職人のほか、ロボット工学の研究者、AIの専門家、デザイナーなど様々なプロフェッショナルの協力のもと、約5年の開発期間を経て誕生しました。
株式会社ユーハイムは、スイーツの魅力発信を通じた産業振興に関して、神戸市と事業連携協定を2023年2月27日に締結しました。そして、バウムクーヘン AI 職人「THEO」は神戸市で初めて特別住民票の交付を受けました。
【THEOの開発ストーリー】
●ユーハイムとは:
1909年創業。日本で最初にバウムクーヘンを焼いた創業者、カール・ユーハイムの意志を受け継ぎ、シンプルな原料と菓子職人の技術を活かしたお菓子を作り続けています。国産バターなどの選び抜かれた素材を使って丁寧に焼きあげるバウムクーヘンをはじめ、自然なおいしさを追求した「/0(スラッシュゼロ)」のお菓子をお届けしています。
まとめ
2025年大阪・関西万博では、ユーハイムがAIと人が共に働く未来型カフェ「THEO’S CAFE by JUCHHEIM」を出店します。AI職人THEOが焼き上げる焼きたてのバウムクーヘン食べ放題や、余剰生地を使った新スイーツ「リ・ボーンクーヘン」など、革新的な取り組みが注目を集めるでしょう。 ユーハイムの「お菓子には世界を平和にする力がある」という理念に基づき、万博を通じて未来のスイーツ体験を提供します。


