2025年、堺市とNTT西日本が小学生向け「万博特別授業」を開催
2025年2月13日、NTT西日本と堺市は、包括連携協定の一環として、堺市立新檜尾台小学校5年生を対象に「万博特別授業」を開催しました。 大阪・関西万博の開催を控え、NTTが開発する次世代情報通信基盤「IOWN(アイオン)」の最先端技術を体験することで、小学生の国際社会への関心と多様な価値観の育成を目的とした授業です。
未来のコミュニケーションを体験する特別授業
午前9時40分から11時30分までの2時間、2クラス41名の小学生は、万博をテーマにした充実した授業を受けました。
第1部:大阪・関西万博をテーマにした授業では、万博紹介映像の上映や、万博の歴史、NTTのイノベーション、過去のコミュニケーションと現在のコミュニケーションに関する解説が行われました。
第2部:未来のコミュニケーションをテーマにした授業では、未来のコミュニケーション技術やIOWNの紹介、そしてNTTが大阪・関西万博で実施する内容についての説明がありました。
授業では、万博の歴史やコミュニケーションに関するクイズも出題され、小学生たちの万博への期待感を高めました。
IOWNを活用した最先端技術体験
NTTの技術体験コーナーでは、IOWNのデジタルツインコンピューティング技術を活用した2つの体験を実施しました。
一つ目は、数秒の音声データからその人の声に近い音声を作ることができる「音声合成システム」です。 二つ目は、脳から出る微量な電気信号でゲームを操作できる「筋電」体験です。これらの体験を通して、小学生たちはNTTの最先端技術に触れる機会を得ました。
小学生と先生の感想
授業に参加した小学生からは、次のような感想が寄せられました。
- 「声の複製」が凄かった。社会や生活が便利になる未来が待ち遠しい。
- 最新技術の展示がとても面白かった。万博では今日の授業以上に多くの最新技術を体験できることが楽しみ。NTTのパビリオンで、今日の授業よりも凄い技術を体験してみたい。
- NTTパビリオンだけではなく、他のパビリオンや世界中の展示を見に行きたくなった。万博の開催が楽しみになった。
- IOWNなどの最新技術によって生活が便利になり、今までにない体験ができるようになる未来が待ち遠しい。
堺市立新檜尾台小学校の先生からは、次のようなコメントがありました。
今回の授業は、小学生たちが万博の歴史や最新技術に触れ、万博に興味を持つ良い機会になったと感じます。国際社会を身近に感じ、多様な価値観や視野を広げてくれることを願っています。小学生たちが「もっとすごい技術を見てみたい!万博に行ってみたい!」と感じる内容の授業でよかったです。小学生たちにはぜひ今回の授業だけに終わらせず、会期中に万博に訪れてもらい、さまざまな最新技術に触れて体験してほしいと思います。
開催概要と今後の展開
日時: 2025年2月13日(木)午前9時40分~午前11時30分
場所: 堺市立新檜尾台小学校(堺市南区新檜尾台3丁7番1号)
対象者: 堺市立新檜尾台小学校5年生(2クラス)41名
各社の役割:
- 堺市:万博特別授業開催フィールドの提供
- NTTグループ:案件窓口、現地対応、イベント企画・提案、技術展示の実施
NTT西日本と堺市は、2017年1月に「ICTを活用したまちづくりに関する連携協定」を締結し(2020年2月及び2023年5月に更新)、ICTを活用した地域課題への対応や市民サービスの向上などに連携して取り組んでいます。
NTTは大阪・関西万博にて「PARALLEL TRAVEL(パラレルトラベル)」を体験テーマとして、IOWNによる空間伝送技術で離れた場所と空間そのものを繋ぐ展示を予定しています。
今後の展開については、小学生がこの特別授業を通じて得た知識や体験を活かし、万博開催中のみならず、万博閉幕後も継続・発展性のある取り組みとなるよう、双方で検討を進めていくとのことです。 また、大阪・関西万博に向けた取り組みだけでなく、堺市のさまざまな課題解決に挑戦し、新たな価値を提供し続けていくとしています。
NTT西日本について
西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、西日本地域における通信事業を展開する企業です。(詳細は割愛)
堺市について
堺市は大阪府南部に位置する都市です。(詳細は割愛)
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