大阪万博で国内初!合成燃料バス運行開始|1日10便

大阪・関西万博で国内初!合成燃料使用のシャトルバス運行開始

2025年4月13日~10月13日、大阪・関西万博の開催期間中、国内初となる合成燃料を使用したシャトルバスが運行を開始します。ENEOS株式会社、西日本ジェイアールバス株式会社、日野自動車株式会社の3社が連携し、大阪駅(うめきたグリーンプレイスバス駐車場)と大阪・関西万博会場間を結ぶ、1日10便のシャトルバス運行を実現します。

国内初となる合成燃料の実証運用

この万博シャトルバスは、ENEOSが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「グリーンイノベーション基金」の支援を受け、2024年9月に完成させた中央技術研究所内実証プラントで製造した合成燃料を使用します。この合成燃料は、再生可能エネルギー由来の水素とCO₂を原料としており、原料製造から製品利用までのライフサイクル全体でCO₂排出量を抑えるカーボンニュートラル燃料です。水素と二酸化炭素から一貫製造した合成燃料を営業車両の運行に使用するのは、国内初となります。

運行概要と企業の役割

西日本JRバスは、大阪駅(うめきたグリーンプレイスバス駐車場)から大阪・関西万博会場まで直通のシャトルバスを運行します。これは、うめきたグリーンプレイスバス駐車場発着の駅シャトルバス19便のうち10便に相当します。日野自動車は、合成燃料と車両・エンジンの適合性を確認し、運行をサポートする役割を担います。ENEOSは、実証プラントで製造した合成燃料を万博シャトルバスに提供します。

ラッピングバスのお披露目式

運行開始に先立ち、3月27日(木)11時より、万博シャトルバスの乗り場となる「うめきたグリーンプレイスバス駐車場」で、お披露目式が開催されました。万博シャトルバスには、独自のラッピングが施され、来場者や一般の方々に未来の燃料の魅力を発信します。

大阪・関西万博への貢献

ENEOS、西日本JRバス、日野自動車の3社は、万博シャトルバスの運行を通じて、来場者に合成燃料の普及する未来を感じてもらい、「EXPO2025グリーンビジョン」の達成に貢献することを目指しています。

企業概要

  • ENEOS株式会社: 再生可能エネルギーやカーボンニュートラル技術開発に力を入れているエネルギー企業。
  • 西日本ジェイアールバス株式会社: 西日本旅客鉄道株式会社グループのバス会社。
  • 日野自動車株式会社: 商用車などを製造する自動車メーカー。

本件に関する問い合わせ先

(各社の連絡先情報は省略)

補足情報

  • NEDOの「グリーンイノベーション基金事業/CO₂等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に、CO₂からの合成燃料製造技術開発が採択されています。
  • ENEOSは、2024年9月30日に国内初となる原料から一貫製造可能な合成燃料製造実証プラントの完成を発表しています。

この取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩であり、大阪・関西万博が目指す未来像を象徴するものです。 合成燃料を用いたシャトルバスの運行は、今後の交通分野におけるカーボンニュートラル実現に向けた技術革新の進展に大きく貢献すると期待されます。

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