2025年大阪・関西万博:住友館の共創プロジェクト「ミライのタネ」とAI活用アイデア共創プラットフォーム「ideaflow」
2025年大阪・関西万博の住友館(住友グループ)では、革新的な共創プロジェクト「ミライのタネ」が展開されました。このプロジェクトでは、株式会社知財図鑑が開発したアイデア共創プラットフォーム「ideaflow(アイデアフロー)」が技術提供され、未来のアイデア創出に貢献しています。
参加型共創プロジェクト「ミライのタネ」
「ミライのタネ」は、誰でも参加可能な共創プロジェクトです。住友グループ各社の700件を超える最先端技術や取り組みをデータベース化し、生成AIを活用して未来のアイデアを創出するウェブプラットフォームが中心となっています。創出されたアイデアは世界中の人々と共有され、人類共通の課題解決や豊かな未来社会の実現を目指しています。
住友館内では、住友グループ各社の最先端技術や取り組みの紹介、実物展示に加え、700点以上の「ミライのタネ」が展示されました。「ミライのタネ」は、住友グループの技術や取り組みを基に、人類が直面する共通課題の解決や豊かな未来社会づくりへの想いを込めて創出されたアイデアです。これらのアイデアが世界中に広がり、成長することで、課題解決や豊かな未来社会の実現へと繋がることを目指しています。 アテンダントユニフォームの採用技術である「住友商事 bottlium®」と「住友化学 コンフォーマ®」をベースに生成された「ミライのタネ」のイメージも公開されました。
「ミライのタネ」の技術概要
プロジェクトの中核となるのは、生成AIを活用したオンライン上の共創プラットフォームです。特設サイトを通じて、世界中どこからでも誰でも「ミライのタネ」を創出することが可能でした。創出されたアイデアや、そのもととなった住友グループの技術・取り組み情報は特設サイト上に公開され、万博閉幕後には、住友グループのウェブサイト上にアーカイブ化され、世界中に共有されます。
「ミライのタネ」を作る方法は、特設サイトにアクセスし、気になるキーワードを選ぶだけという手軽さです。場所や世代を超えて、未来を豊かにする様々なアイデアが創出され、世界中に共有されました。特設サイト上には、アイデア創出機能に加え、データベース化された住友グループが保有する最先端技術や取り組み、開発者の想いなど、約700件の情報が掲載されました。
このプラットフォームは、知財図鑑が提供する「ideaflow」を基盤に独自開発されたシステムです。「ideaflow」は、公開されている特許情報を元に、生成AIを活用してその技術を活かした事業アイデアを大量に作成するアイデア共創プラットフォームです。
共創コラボレーション
住友館では、国内外のクリエイター/アーティストや企業と連携し、ユニフォームや展示コンテンツ、オフィシャルグッズなどを開発する「共創コラボレーション」が進められました。「ミライのタネ」では、知財図鑑が提供する「ideaflow」を基盤に、Konelと共に独自システムを構築。さらに、ワントゥーテン社が企画・体験設計などを担当し、住友館と共にプラットフォームおよび特設サイトを開発しました。
関連団体
- 住友館: 2025年大阪・関西万博の住友グループパビリオン。
- ワントゥーテン: 社会課題解決を軸に、生成AI技術を駆使したサービス開発などを展開する企業。
- Konel: 越境プロジェクトを推進するクリエイター集団。
- 株式会社知財図鑑: 「ideaflow」を開発・提供する企業。
「ideaflow(アイデアフロー)」について
「ideaflow」は、公開されている知財情報をAI技術で解析し、ユーザーとの共創で未来の事業アイデアを素早く具体化・可視化するプラットフォームです。Webブラウザ上で操作でき、短時間で多角的な新規事業アイデアが創出できます。企業や大学・研究機関とのコラボレーションにも対応しています。
株式会社知財図鑑について
株式会社知財図鑑は、世界を進化させる「すごい知財」に出会い、共創を生み出すためのイノベーション・カンパニーです。先端テクノロジーとビジネスをマッチングさせるメディア「知財図鑑」を起点とし、新規事業アイデアを量産するAIサービス「ideaflow」を展開しています。 様々な事業領域において、知財活用支援を行っています。


