2025年大阪・関西万博 北欧パビリオン、竣工セレモニーを実施
2025年3月3日、大阪・関西万博の北欧パビリオンの竣工セレモニーが開催されました。これは、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5か国からなるパビリオンで、大阪・関西万博の海外パビリオンの中では4番目の竣工となります。
2月27日に大阪市の確認を経て、竣工が発表されました。2024年5月21日に着工し、約9ヶ月という短期間での完成となりました。現在、内部の展示やインテリアの設営作業が進められています。
竣工セレモニーでは、北欧パビリオン代表が建設チームへデンマーク生まれのレゴで作られた花束を贈呈し、感謝の意を表しました。セレモニー後には、メディア向けにパビリオン内部が初公開され、北欧諸国の共通のビジョンが体感できる機会が提供されました。
関係者コメント
フィン・クリスティアン・オーモッド氏(ノルウェー政府代表/コミッショナー・ジェネラル)は、このパビリオンが5カ国の共有する価値観と未来への挑戦を象徴する場であり、持続可能性やイノベーションといった共通の課題への取り組みを通じて、より良い未来を築くためのグローバルな対話を促進することを目指していると述べました。大阪から発信される北欧のメッセージが、より良い未来への道を照らす光になるとの確信を示しました。
ニタ・ピルカマ氏(フィンランド政府代表/コミッショナー・ジェネラル)は、このパビリオンが、イノベーションや環境への責任の重要性を世界に訴える場として作られたと述べました。持続可能な社会の実現における北欧諸国の取り組みが、気候変動、資源の効率的な利用、食品安全などのグローバルな課題に対する解決策の一端を示していると強調し、パビリオンを通じて、訪れるすべての方に新たな視点を提供し、日本および世界各国との交流と協力の可能性を広げていきたいと述べました。
ダグ・オラブ・コッペルビク氏(プロジェクトディレクター)は、このパビリオンの建設が、5カ国が共通のビジョンを掲げ、協力し合うコラボレーションのスタート地点であったと述べました。建設初期から竣工まで多くの挑戦があったものの、関係者、特に建設チームの専門知識と情熱によって実現できたと感謝の言葉を述べました。このパビリオンが、北欧のデザイン哲学とサステナビリティが融合した象徴的な空間となり、訪れるすべての方に特別な体験を提供することを願っていると語りました。
北欧パビリオンの概要
北欧パビリオンのテーマは「Nordic Circle(ノルディック・サークル)」で、人と人、人と自然のつながりを重視し、持続可能な未来を共に創造するという北欧の理念を象徴しています。大阪・関西万博を通じて、北欧の文化、技術、そして未来へのビジョンを共有し、世界中の人々と新たな可能性を探る機会を創出することを目指しています。
人口2,700万人、GDP1兆6,000億米ドルを誇るヨーロッパ第5位、世界第10位の経済規模を持つ北欧5か国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)からなるタイプAのパビリオンです。北欧5カ国パビリオンの万博参加は、2025年で3回目となります。「ノルディック・サークル~北欧と共に、より良い明日へ~」をコンセプトに、より良い未来に向かって世界をリードするテクノロジー、イノベーション、サステイナビリティの3つの分野での先進的な取り組みが紹介されます。
公式ウェブサイト:https://thenordics-expoosaka.com/jp/home
イベント当日のオフィシャル素材はダウンロード可能です。
このプレスリリースは、北欧5カ国による共同パビリオンである北欧パビリオンの竣工と、そのセレモニーの様子を詳細に伝えています。関係者からのコメントを通じて、パビリオン建設における取り組みや、北欧諸国の未来へのビジョンが明確に示されています。 万博への来場者は、北欧パビリオンにおいて、持続可能な社会に向けた革新的な取り組みや、北欧のデザイン哲学に触れることができるでしょう。


