大阪工業大学学生制作CGアニメ「万博音頭交野節編」、枚方市内で放映中
2025年、大阪・関西万博開幕まであと1ヶ月となる中、大阪工業大学(学長:井上晋)情報メディア学科のインタラクションデザイン研究室(指導教員:佐野睦夫教授)の学生たちが制作したCGアニメ「万博音頭交野節編」が、枚方市内の11カ所のデジタルサイネージで放映されています。
モーションキャプチャー技術を用いた学生制作のCGアニメ
本CGアニメは、枚方市を拠点に活動する盆踊りチーム「スターダスト河内」との連携によって実現しました。大阪工業大学は、「ひらかた万博共創プラットフォーム」を通じて「スターダスト河内」と出会い、盆踊りを通じて大阪・関西万博の盛り上げに協力しています。「スターダスト河内」は、河内音頭をはじめとする枚方・交野に伝わる伝統的な盆踊り文化を継承・発信しており、大阪・関西万博では「#万博音頭プロジェクト」に参画し、「万博音頭交野節編」も制作しています。
この「万博音頭交野節編」の踊りを多くの人に知ってもらうため、情報メディア学科の学生約15人が、モーションキャプチャー技術を用いて約10ヶ月かけてCGアニメを制作しました。踊り手の動きをカメラで撮影し、その映像から手の指や頭部を含む3次元骨格情報を抽出し、CGキャラクターに動きを当てはめることで、音楽と同期したアニメーション映像を完成させました。制作においては、アクション性の高い踊りの動きを、1台のカメラで正確に3次元情報として捉えることに苦労しました。特に、指の動きが表現の重要な要素であることが判明し、最適な手法を見つけるため何度も撮影を繰り返しました。
4月27日TEAM EXPOパビリオンでの披露と枚方市内のデジタルサイネージ放映
完成したCGアニメは、4月27日、「スターダスト河内」が大阪・関西万博会場TEAM EXPOパビリオンステージで「万博音頭交野節編」を踊る際に、モニターで披露されました。現在、この踊りを紹介する30秒の動画の一部として、枚方市役所前、京阪枚方市駅前の市立総合福祉会館ラポールひらかた前など、市内11カ所のデジタルサイネージで放映されています。
大阪工業大学について
学校法人常翔学園に属する大阪工業大学は、情報メディア学科など様々な学科を擁する大学です。
まとめ
大阪工業大学情報メディア学科の学生たちがモーションキャプチャー技術を用いて制作したCGアニメ「万博音頭交野節編」が、枚方市内のデジタルサイネージで放映され、大阪・関西万博の盛り上げに貢献しています。 枚方市の盆踊りチーム「スターダスト河内」との連携によるこの取り組みは、地域文化と最新の技術を融合させた、万博を彩る素晴らしい事例と言えるでしょう。