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大阪・関西万博:琵琶湖ハンドブック四訂版発行!最新情報で世界へ発信

2025年、大阪・関西万博を契機に琵琶湖の魅力を世界へ発信――『琵琶湖ハンドブック四訂版』7年ぶりの改訂

2025年3月21日、滋賀県は琵琶湖に関する知識・情報を共有し、環境保全活動への関心を高めることを目的とした『琵琶湖ハンドブック』の四訂版を発行しました。7年ぶりの改訂となる本書は、歴史、自然、生活など多様な視点から専門家が執筆しており、一般の方々にも理解しやすい内容となっています。

最新情報と多様なアクセス方法

四訂版では、琵琶湖に関する最新の情報を反映し、電子書籍版の提供も予定しています。紙媒体は滋賀県県民情報室で800円で有償頒布され、県HPや県内図書館等でも閲覧可能です。また、琵琶湖博物館環境学習センター「エコロしーが」でも貸出が予定されています。電子書籍版は2025年5月中旬頃発行予定です。

本書の概要版である『びわ湖を学ぼう』は、小学校中学年以上を対象とした入門教材で、琵琶湖の基本情報を分かりやすく解説しています。日本語版に加え、英語版も作成され、2025年8月27日(初めての「世界湖沼の日」)から大阪・関西万博の「滋賀魅力体験ウィーク」関西パビリオン多目的エリアで配布予定です。

大阪・関西万博での琵琶湖発信

大阪・関西万博では、「びわ湖とともに脈々と」をコンセプトに、滋賀の豊かな自然と人々の暮らし・文化を紹介するブースを出展予定です。映像、サウンド、光を用いた空間アートで琵琶湖の魅力を表現するこのブースにおいて、『琵琶湖ハンドブック』は、その背景にある学術的な知見や多様な視点を提供する役割を担います。

「琵琶湖ハンドブック四訂版」発行の背景と目的

『琵琶湖ハンドブック』のルーツは、1983年に発行された『琵琶湖 その自然と社会』に遡ります。これは、1984年の第1回世界湖沼会議@滋賀県を前に、県民の宝である琵琶湖を見つめ直し、世界の湖沼環境問題を考える上で便利なハンドブックとして発刊されました。当時、琵琶湖に関する知識を専門家だけでなく一般の人とも共有し、望ましい湖沼環境を創造するための機運の高まりがありました。この機運は、2024年12月の第79回国連総会での「世界湖沼の日(8月27日)」制定にも繋がっています。

その後、2007年の滋賀県での全国豊かな海づくり大会開催を機に、琵琶湖の課題への理解・関心を高め、美しく豊かな琵琶湖を取り戻す活動に繋げるべく、『琵琶湖ハンドブック』が作成されました。今回の四訂版では、最新の環境課題や「マザーレイクゴールズ(MLGs)」の考え方を盛り込み、琵琶湖の価値や保全活動の重要性を伝えます。

四訂版の改訂ポイント

四訂版では、多くの皆様に琵琶湖の魅力や環境課題への関心を深めていただくことを目指し、以下の内容が追加・改訂されています。

琵琶湖ハンドブック四訂版(本編)

主な追加内容
食/遊/学 滋賀の酒、THEシガパーク、滋賀の美、滋賀県博物館協議会
歴史 塩津港遺跡、彦根城、鳩居堂蓮心「竹生島詣勧進弁」
暮らし MLGs、びわ活、プラチャレ、真珠養殖業、林業の成長産業化(組合合併)
地形
気候/水循環 琵琶湖の全層循環
生き物 ネイチャーポジティブ、プランクトンの異常発生、琵琶湖システム
水質 琵琶湖の環境基準、気候変動による水質への影響、TOC
水害/水利用 グリーンインフラ
法令・制度 CO2ネットゼロ社会づくり、世界湖沼の日

びわ湖を学ぼう(概要版)

発行・頒布情報

「琵琶湖のなんでも相談室」開催

『琵琶湖ハンドブック四訂版』発行を記念し、「琵琶湖のなんでも相談室」が開催されます。

滋賀県について

(企業情報は本文に記載されている情報のみを基に記述します。詳細は公式ホームページをご参照ください。)

このプレスリリースは滋賀県から発信されました。

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