大阪2025年万博:韓国伝統工芸展覧会、人間国宝作品も!

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2025年、大阪で体験する韓国伝統工芸の世界:四季折々の美と技を体感

2025年、大阪韓国文化院(院長:金蕙穗)では、韓日国交正常化60周年および2025大阪・関西万博開催を記念し、韓国伝統工芸の魅力を一年を通して体感できる特別プログラムを実施しています。

本プログラムは、文化院1階の常設展示室を舞台に、四季をテーマにした韓国伝統工芸作品の展覧会を年中企画として開催。3月28日(金)から12月末まで、4回にわたって展示作品を模様替えし、韓国の国家無形遺産保有者(人間国宝)の作品を含む、多様なジャンルの韓国伝統工芸を紹介しています。

展示監督を務めるのは、韓国の多くの工芸展で監督として活躍したキム・ジュイル氏。青瓦台(ソウル市鍾路区に位置し、2022年まで大統領官邸・執務室として使用)で開催された「伝統韓服一生儀礼」や徳寿宮での「時を繋ぐ手つき」など、豊富な経験を持つ氏が、韓国固有の美を大阪で披露します。

展示では、春夏秋冬それぞれの季節をテーマに、季節の移り変わりと共に変化する韓国の伝統工芸作品を展示。まるで昔の祖先たちが家屋の整備を行っていたように、季節に合わせて伝統工芸作家の作品が選定・展示されています。さらに、初心者を対象とした作家直々の指導による伝統工芸体験プログラムも開催され、見るだけでなく、実際に伝統工芸の深淵に触れる機会を提供しています。

3月28日(金)から6月4日(水)まで開催された第一回目の展覧会「季節の断想-春」

第一回目の展覧会は、「春」をテーマに、京畿道利川市で名匠として認定された金判基作家のタルハンアリ6点と、国家無形遺産宮中彩花(クンジュンチェファ:絹やモシで作られ、宮中で行われる行事で飾られたもの)の履修者である金周暎作家の「散花モビール」が展示されました。

金判基作家の作品は、伝統的な技法を継承しつつも現代の空間に融合した、陶磁器の作品です。透明な釉薬にこだわり、胎土と釉薬の特性をそのまま表現することを目指し、独自のオプダジギ技法(壷を上下に分けて製作し、接合して焼く技法)を用いて制作されています。自然乾燥ではなく、乾燥機を用いた独自の乾燥方法を採用することで、陶磁器の製作において「純粋さを保ちながらも均衡と調和が必要」という作家の信念が反映されています。

金周暎作家の「散花モビール」は、朝鮮時代の宮廷文化である宮中彩花を現代的に解釈した作品。王のテーブルにのみ許された大水波蓮の花の技法に基づき、風になびく花びらを表現したモビールは、繊細で華やか、そして気品に溢れています。蓮の花は、仏教では清浄・美妙・化生を、儒教では孤高な君子を象徴する花です。

3月28日(金)には、韓日国交正常化60周年を記念し、宮中彩花を応用した「桜のブローチ作り体験」も開催されました。桜は韓日国交正常化60周年のロゴにも使用されており、両国の友好を象徴する花として、韓国の伝統工芸技術で桜を作ることで、両国の友好を再確認する意味が込められています。

今後の予定

「春」展示終了後には、「夏―金箔」、「秋-オンギ(醬油、コチュジャンやキムチなどを保管するために使われる陶器)」、「冬-ヌビ(布の間に綿をいれて縫い合わせ、防寒用の服の製作に使われた裁縫技術)」をテーマとした展示と体験プログラムが順次開催予定です。

大阪韓国文化院 金蕙穗院長のコメント

「この度の企画を通じて、日本の皆様、そして2025年大阪・関西万博で大阪を訪れる多くの皆様に、韓国伝統工芸の魅力と気品溢れる姿をお見せしたいと考えています。白磁壷と宮中彩花の展示を皮切りに、季節が変わると文化院を訪れたくなるような企画にしていきたいです。」

大阪韓国文化院について

大阪韓国文化院は、韓国文化の理解促進と韓日間の友好親善を目的とした機関です。

本プログラムは、2025年大阪・関西万博開催という特別な機会に、韓国の伝統工芸の素晴らしさを国内外に発信する、貴重な機会となるでしょう。 様々な韓国伝統工芸の技術と美に触れることができる本展覧会に、ぜひご注目ください。

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