2025年大阪・関西万博 国連パビリオン公式ユニフォームにユニクロが貢献

2025年4月13日、株式会社ユニクロは、2025年大阪・関西万博の国連パビリオンのアテンダントユニフォームを提供すると発表しました。 国連パビリオンは、「人類は団結したとき最も強くなる。（United for a Better Future）」をテーマに、35の国連諸機関と15の国連事務局の部局が共同で展示やプログラムを実施します。

ユニクロは、2011年の国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）とのグローバルパートナーシップ締結以来、様々な国連機関と社会貢献活動や環境保全活動に携わってきました。「LifeWear」というコンセプトのもと、人々の生活にポジティブな影響を与え、コミュニティの団結を強めるなど、社会全体を良くする力があると信じており、国連機関との連携を通じて社会の持続可能な発展に貢献することを目指しています。

ユニクロの取り組み：万博を快適に支える高機能・高品質ユニフォーム

株式会社ファーストリテイリング 取締役 グループ上席執行役員 柳井康治氏は、今回のユニフォーム提供について、「2025年大阪・関西万博において、国連パビリオンを服のチカラでサポートできることを光栄に思います。国連パビリオンのユニフォームにふさわしいモダンで洗練されたスタイルを、シンプルで高品質、高機能な「LifeWear」で実現しました。このユニフォームが、6カ月に渡る開催期間中、アテンダントの皆さまの任務を快適に支え、国連パビリオンで表現される平和と安全のメッセージを広く世界に発信するための一助となることを願っています。」とコメントしています。

国連事務次長補兼2025年大阪・関西万博国連陳列区域代表 マーヘル・ナセル氏は、「ユニクロが国連パビリオンのユニフォームをご提供くださったことに、心より感謝申し上げます。デザインや素材にこだわり、アテンダントが一日中快適に過ごせるだけでなく、洗練された印象を与える魅力的で高機能なユニフォームとなっています。ユニクロのような民間企業からの支援は、持続可能な開発目標（SDGs）17「パートナーシップで目標を達成しよう」の精神を体現するものです。ユニクロの長年にわたるUNHCRとの連携に深く感謝するとともに、その取り組みが国内および世界中の企業の模範となることを願っています。」と感謝の言葉を述べています。

デザインと機能性：伝統と現代が融合したプレッピースタイル

国連パビリオンのユニフォームは、伝統的なプレッピースタイルをベースに、シルエット、ディテール、素材感にこだわり、現代的なベーシックスタイルにアップデートされています。6カ月間の万博開催期間を通して、アテンダントが快適に業務にあたれるよう、上質で機能的な素材が採用されています。

ジャケットとパンツには、ユニクロで人気の「感動ジャケット」「感動パンツ」の素材を使用。軽量、伸縮、速乾性に優れた快適な着心地を実現しています。メンズシャツは、高品質な極細糸を使用したなめらかで上質なジャージー素材を採用。布帛のように見える見た目ながら、着心地の良さや動きやすさを追求し、洗濯後もシワになりにくいアイロンいらずの設計です。ウィメンズシャツは、国連をイメージした爽やかなブルーとホワイトの2色を用意。華やかなスカーフと組み合わせることで、様々な着こなしが可能です。

オリジナルロゴアイテム：難民支援とSDGsへの貢献

ジャケットの胸元には、「MADE51」のオリジナルロゴワッペンが付けられています。「MADE51」は、UNHCRが立ち上げたグローバルブランドで、難民が制作した手工芸品を世界市場に流通させることで、彼らの自立と生活再建を支援しています。今回のワッペンは、オリーブの枝を運ぶ白い鳩をモチーフとし、オリーブの葉部分にはSDGsのゴールカラーをイメージしたデザインが施されており、アフガニスタン難民を中心とした職人が制作しました。

さらに、メンズには国連ロゴをあしらったブルーベースのレジメンタルタイ（シルク100％）、ウィメンズには平和の鳩をモチーフにした国連オリジナルスカーフ（シルク100％）が用意されています。

提供アイテム一覧

以下に、提供されるユニフォームアイテムの一覧を示します。

MEN’S

WOMEN’S

UNISEX

今回のユニクロによるユニフォーム提供は、企業と国際機関の連携によるSDGs達成への貢献を示す好例と言えるでしょう。 高機能で快適なユニフォームが、万博の成功に貢献することが期待されます。