2025年大阪・関西万博:ジャマイカ館の魅力に迫る
2025年、大阪・関西万博では、世界各国が独自の文化や技術を披露します。その中でも、ジャマイカ館は、「たくさんの人種から成る一つの国民 – さあ、つながろう」をテーマに、来場者を引き込む魅力的な展示を予定しています。株式会社コネクトワールドワイド・ジャパンが共同館コモンズBに出展するジャマイカ館では、ジャマイカの豊かな自然、多様な文化、そして温かい人々との出会いが待っています。
ジャマイカ館:テーマの背景と展示内容
ジャマイカ館のテーマ「たくさんの人種から成る一つの国民 – さあ、つながろう」は、ジャマイカの国是に由来します。タイノ、アフリカ、インド、スペイン、中国、ドイツ、ポルトガル、シリア、レバノン、イギリス、アイルランド、フランス、ウェールズなど、多様な文化が融合したジャマイカの歴史と、その中で育まれた国民の連帯感を象徴しています。展示を通して、ジャマイカの豊かな歴史と文化、そして世界と協力してSDGs達成を目指す取り組みを理解することができます。「さあ、つながろう」という呼びかけは、共通の目標に向けた協力の重要性を訴えています。
展示は、メインパビリオンとプロモーションエリアの2つのエリアで構成されます。メインパビリオンでは、本場の「ブランド・ジャマイカ」を体感できる展示と試飲食が提供されます。
メインパビリオンの見どころ
メインパビリオンでは、以下の魅力的な展示が予定されています。
-
魅力的なアートワークと映像: 大阪を拠点とするNala Creative Studioのアーティスト、マーヴィン & 玲佳・トンプソンによる壁画が来場者を迎えます。
-
壮大な動植物の世界: ジャマイカ最大の山脈でありユネスコ世界遺産にも登録されているブルーマウンテンを紹介するパネルが設置されます。3,000種以上の植物、220種以上のラン、約30種の固有種を含む豊かな生態系を垣間見ることができます。世界的に有名なジャマイカ・ブルー・マウンテン・コーヒーの産地としても知られています。
-
スポーツパネル: 陸上競技において「スプリント王国」として知られるジャマイカ。ウサイン・ボルトやエレイン・トンプソン=ヘラといった世界的なアスリートを輩出してきた歴史と、水泳、走高跳、円盤投げ、やり投げなど、様々な競技で活躍するアスリートたちの紹介が行われます。
-
ジャマイカ音楽体験: メント、スカ、ロックステディ、レゲエ、ダンスホールなど、ジャマイカ発祥の音楽ジャンルを辿るサウンドトラックが、ジャマイカ音楽の歴史を体感させてくれます。
-
ダンスホール・カルチャー・トリビュート: マクシーン・ウォルターズとマシュー・マッカーシーが厳選した本物のダンスホール・ストリートサインが展示されます。Mighty Crownをフィーチャーしたサインも含まれています。
-
フォトスポット: ボブ・マーリーやウサイン・ボルトの等身大レプリカとの写真撮影が可能です。(クリス・イッサ/Sホテル提供)
-
ジャマイカ料理体験: ジャマイカを代表する料理、ジャークチキンを試食できます。
プロモーションエリア
プロモーションエリアでは、ジャマイカ・ボブスレー代表チームの実際のトレーニング用ソリに乗る体験ができます。(クリス・ストークス/ジャマイカ・ボブスレー&スケルトン連盟協力)
ナショナルデー セレブレーション
8月6日には、ジャマイカ独立63周年を記念したナショナルデーセレブレーションが開催されます。国旗掲揚、公式スピーチ、文化的パフォーマンスなどが予定されています。
ジャマイカ:国としての魅力
ジャマイカは、カリブ海の小島嶼開発途上国(SIDS)であり、面積は約10,991平方キロメートル、人口は約300万人です。首都キングストンはユネスコの音楽都市に認定されています。「ビジョン2030」という国家開発計画では、SDGsと約98%一致する目標を設定し、「住みたい・働きたい・家庭を築きたい・ビジネスをしたい」国を目指しています。
まとめ
2025年大阪・関西万博のジャマイカ館は、その豊かな自然、多様な文化、そして温かい人々を通して、ジャマイカの魅力を余すことなく伝えます。 「たくさんの人種から成る一つの国民 – さあ、つながろう」をテーマに、来場者とジャマイカとの繋がりを創造する、忘れられない体験を提供してくれるでしょう。


