大阪・関西万博2025:55年ぶりの「テラスニチレイ」復活!冷凍食品の未来を体感
2025年、大阪・関西万博において、株式会社ニチレイフーズが55年ぶりにレストラン「テラスニチレイ」を出店しました。これは、1970年の大阪万博以来の復活となります。 ニチレイフーズは、当時「テラス日冷」として出店し、業務用冷凍食品を活用した迅速なサービスで高い評価を得ていました。今回の出店は、高度経済成長期とは異なる現代の社会課題と生活者ニーズに、ニチレイフーズの独自技術を駆使した冷凍食品で応える試みです。
「テラスニチレイ」は、「EARTH TABLE~未来食堂~」エリアに位置し、41席を有します。営業時間は10:00~21:00(ラストオーダー20:00、会場営業時間に準ずる)で、テイクアウトメニューも用意されています。予約は不可です。
「テラスニチレイ」の主なメニュー
提供されるメニューは、ニチレイフーズの技術力を結集した、革新的な冷凍食品を活用した料理です。
-
スペシャル炒飯: 大阪・関西万博向けに開発された炒飯は、温度や時間などを独自にプログラム設定した自動炒め調理ロボット「I-Robo2」(TechMagic株式会社提供)を使用。冷凍炒飯本来の美味しさを再現しつつ、人手不足への対応も実現しています。味付けやトッピングのアレンジも可能です。
-
凍ったまま食べられる今川焼: 夏の暑さを考慮し、凍ったままアイス感覚で食べられる今川焼を提供。京都宇治抹茶を使用した生地であずきあんを包み、インバウンド需要にも対応した「日本らしさ」を演出しています。凍りにくいあずきあんと生地の水分量調整などの工夫により、凍った状態でも美味しく食べられるよう新たに開発されました。「テラスニチレイ」のロゴを含む5種類のマークやロゴが印字されています。
-
アセロラMixスムージー: ニチレイフーズが世界シェアNo.1(当社推計)を誇るアセロラを使用したスムージー。アセロラの果肉・皮・種をまるごと使用し、ビタミンCを豊富に含む、サステナブルな商品です。冷凍技術によって、収穫後すぐに冷凍することで、アセロラの豊富なビタミンCを損なうことなく高品質を維持しています。
シグネチャーパビリオン「EARTH MART」への技術協力
ニチレイフーズは、小山薫堂テーマ事業プロデューサーが手がけるシグネチャーパビリオン「EARTH MART」のシルバーパートナーとして協賛しています。「EARTH MART」内の展示コンテンツ「進化する冷凍食」においても技術協力を提供しました。
この展示では、様々な食材を凍結粉砕して作られた長期保存可能なパウダーが紹介されています。このパウダーをベースにお米の形に再成形したり、料理に転用することで、未来の食品の可能性を示しています。ニチレイフーズは、他の食材から作られた米型の食品の再成形について、山形大学・古川英光教授率いる研究室との共創を通じて技術協力を実施しました。古川教授は、国のプロジェクトで「低温凍結粉砕含水ゲル粉末による食品の革新的長期保存技術の開発」を進めています。
ニチレイフーズについて
株式会社ニチレイフーズは、冷凍食品の製造・販売を行う企業です。(詳細は割愛)
「テラスニチレイ」に関する詳細情報
- 店名:テラスニチレイ TERRACE NICHIREI
- 座席数:41席
- エリア:静けさの森エリア EARTH TABLE~未来食堂~内
- 営業時間:10:00~21:00(ラストオーダー20:00、その他会場の営業時間に準ずる)
- テイクアウトメニュー:有
- 予約:不可
- レストランHP:https://www.nichireifoods.co.jp/expo2025/terrace-nichirei
まとめ
大阪・関西万博2025において、ニチレイフーズは55年ぶりにレストラン「テラスニチレイ」を出店し、最新の冷凍食品技術を駆使したメニューを提供しています。また、シグネチャーパビリオン「EARTH MART」の「進化する冷凍食」展示にも技術協力をしており、冷凍食品の未来への可能性を示しています。


