大阪・関西万博における食品ロス削減サービス「万博タベスケ」の運営開始(2025年4月13日)
2025年4月13日、株式会社G-Place(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:綾部英寿)の公共イノベーション事業グループは、大阪・関西万博会場内において食品ロス削減サービス「万博タベスケ」の運営を開始しました。 大阪市夢洲で開催される大阪・関西万博における持続可能な取り組みの一環として、無料で利用できる(※1)フードシェアリングサービスとして提供されます。※1 商品の購入代金は発生します。
株式会社G-Placeは、2021年4月より全国の地方自治体にフードシェアリングサービス「タベスケ」を提供しており、「万博タベスケ」はその実績に基づいて構築されました。「万博タベスケ」の導入によって、以下の3つの効果が期待されています。
- 食品ロス削減と資源環境に配慮した持続可能な取り組みの実現: 会場内で廃棄される可能性の高い食品を削減することで、環境負荷の低減に貢献します。
- 万博来場者のSDGs達成に向けた具体的な行動の実現: 来場者が「万博タベスケ」を利用することで、SDGs達成に向けた具体的な行動を実践できます。
- 食品ロス削減量の可視化による定量的な評価の実現: サービスの利用状況を分析することで、食品ロス削減量の定量的な評価が可能になります。
大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2030年までにSDGsを達成するためのプラットフォームを目指しています。株式会社G-Placeは「万博タベスケ」を通じて、万博会場内での食品ロス削減に貢献し、SDGs達成に向けた取り組みの全国的な活性化を目指しています。
「万博タベスケ」概要
名称: 「万博タベスケ」
サービス概要: 大阪・関西万博会場内で出品される食品のうち、廃棄される可能性が高い商品をお得な値段で購入することをサポートするフードシェアリングのウェブサービス。
利用可能デバイス: スマートフォン、タブレットなど(Google Chrome、Safari、Microsoft Edgeなどのウェブブラウザが使える機器)
提供期間: 2025年4月13日(日)~10月13日(月)
利用料: 無料(ただし、商品の購入代金は発生します)
「万博タベスケ」の使い方
- ユーザーサイト(https://bampaku.tabesuke.jp/users)にアクセスする。
- ユーザーサイト上でユーザー登録をする。
- ユーザーサイトに表示される一覧表示や検索機能を使って商品を探し、購入を希望する商品が見つかったら、画面上で購入を予約(受け取り時間指定)する。
- 受け取り予定時間に、店舗や出品場所を訪問して商品を購入する。
「万博タベスケ」ユーザーサイト
URL: https://bampaku.tabesuke.jp/users
公開日: 2025年4月13日
内容: ユーザー登録、出品された食品の検索、購入予約(※2)。※2 大阪・関西万博会場内で出品される食品のみ購入予約ができます。
世界でも注目される「食品ロス問題」について
2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に基づくSDGs(Sustainable Development Goals)において、食料廃棄の削減は重要な柱として位置付けられています。日本でも2019年10月に「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行され、家庭系及び事業系の食品ロスのいずれについても2030年度までに2000年度比で半減するとの目標が定められています。世界の食料廃棄量は年間約13億トンにのぼり、人の消費のために生産された食料のおおよそ3分の1が廃棄されています。IPCC土地関係特別報告書では、人為的な温室効果ガス排出量の8-10%が食品ロスおよび排気に由来する可能性が示されており、温暖化対策の観点からも注目されています。2022年度の日本の食品ロス量は年間472万トンでした。
当社の掲げるSDGs目標
株式会社G-Placeは、「可能なかぎりごみにしない社会を実現する」と「パートナーシップによる目標の実現」をSDGs目標に掲げ、食品ロス削減に向けた自治体との連携協定や、大学との産学官連携の推進などを行っています。「万博タベスケ」導入を機に、サービスの普及と利用促進を通して、日本全国での食品ロス削減量の増加に向けて取り組んでまいります。
株式会社G-Placeについて
1968年に「日本グリーンパックス」として事業をスタート。全国自治体のごみ減量を支援する事業を柱に、高所安全対策製品や再生樹脂製品の販売、化粧品や雑貨類の企画・販売、海外家電製品の輸入販売なども行っています。2020年からは一般財団法人辻・山中財団が株の100%を保有する体制に移行しています。
株式会社G-Placeが提供する自治体向けICTサービスラインナップ(一部)
- ごみスケ
- ごみサク
- ソダイシス
- タベスケ
- ロカスタ
- マイ避難所DX
- ロカポ
まとめ
2025年4月13日、株式会社G-Placeは大阪・関西万博会場内で食品ロス削減サービス「万博タベスケ」の運営を開始しました。 このサービスは、万博のSDGs達成目標への貢献と、全国的な食品ロス削減への取り組み促進を目指しています。


