2025年大阪・関西万博「PASONA NATUREVERSE」で世界初!軟骨伝導イヤホンが活用される
2025年4月13日(日)から10月13日(月・祝)まで開催される大阪・関西万博で、パソナグループが出展するパビリオン「PASONA NATUREVERSE」において、世界初の試みとして軟骨伝導イヤホンが導入されます。この革新的な取り組みは、株式会社パソナグループ、株式会社CCHサウンド、奈良県立医科大学、そしてレノボ・ジャパン合同会社による連携によって実現しました。
軟骨伝導技術で快適な万博体験を実現
奈良県立医科大学 理事長・学長 細井裕司氏によって発見された「軟骨伝導」は、外耳の軟骨を振動させて音を伝える第三の聴覚経路です。この技術を活用した軟骨伝導イヤホンは、耳穴を塞がずに音を伝えられるため、清潔で快適な装着感を実現しています。高齢者のサポートなどにも活用されている実績があります。
「PASONA NATUREVERSE」では、この軟骨伝導イヤホンを2つの用途に活用します。
① スタッフ用インカムシステム:円滑なコミュニケーションと業務効率化
パビリオン内のスタッフ間コミュニケーションの円滑化を目的として、軟骨伝導イヤホンを活用したインカムシステムが導入されます。耳内に音源が生成されるメカニズムにより、明瞭な音声で業務指示を伝達し、スムーズな情報共有を実現します。耳穴を開放した状態での使用のため、長時間使用しても快適さが維持されます。
② 多言語翻訳機能付きガイドイヤホン:来場者体験の向上
来場者の体験向上を目指し、多言語翻訳機能付きのガイドイヤホンも導入されます。英語、中国語、フランス語、スペイン語、韓国語、日本語の6か国語に対応し、パビリオン内の5か所で音声ガイドを提供します。特に、難聴者向けには日本語音声を最適化することで、スピーカーよりも明瞭に聞き取れる仕様となっています。
レノボ・ジャパン合同会社は、このプロジェクトに協賛し、軟骨伝導イヤホンと連携するデバイスとして、スマートフォンやタブレットを提供します。Lenovo Tab M8 2024(長時間駆動が可能なバッテリーと目に優しいアイケアプロテクション技術を搭載)や、moto g24(パワフルなプロセッサー搭載)などのデバイスにより、音声データの最適な処理とスムーズな体験を支援します。
軟骨伝導技術について
500年以上前から知られている気導と骨伝導に加え、2004年に細井裕司氏によって発見された「軟骨伝導」は、音(振動)エネルギーが外耳道軟骨を振動させて外耳道内に気導音を生成し、それが鼓膜や中耳を介して内耳に達する現象です。骨伝導とは異なり、頭蓋骨を介して直接内耳に伝わるものではありません。
軟骨伝導イヤホンは、穴がない丸型デザインのため、耳垢が固着せず清潔に保てます。また、外耳道内に挿入しないため、外耳道炎の心配もなく、耳穴を塞がないので耳閉感を感じにくく、周囲の音を感知しながら周囲の人との会話もスムーズに行えます。さらに、音が外耳道内に生成されるため、明瞭な音質を実現しています。
まとめ
2025年大阪・関西万博「PASONA NATUREVERSE」では、パソナグループ、CCHサウンド、奈良県立医科大学、そしてレノボ・ジャパン合同会社の連携により、世界初の軟骨伝導イヤホンを活用した取り組みが行われます。スタッフ用インカムシステムと多言語翻訳機能付きガイドイヤホンへの導入は、万博来場者にとってより快適で、アクセシビリティの高い体験を提供することを目指しています。この革新的な技術は、万博会場における新たなコミュニケーションと情報提供のあり方を提示するものとなるでしょう。
株式会社パソナグループ 所在地:東京都港区南青山3-1-30 PASONA SQUARE 創業:1976年2月16日 資本金:50億円 代表者:代表取締役グループ代表 南部靖之 事業内容:エキスパートサービス、BPOサービス、HRコンサルティング、教育・研修、グローバルソーシング、キャリアソリューション、アウトソーシング、ライフソリューション、地方創生ソリューション
株式会社CCHサウンド 所在地:京都府相楽郡精華町光台4-28-8 Do Produce Bldg. 1F 創業:2019年10月 資本金:1,000万円 代表者:代表取締役 中川雅永 事業内容:軟骨伝導振動子の開発・製造・販売、軟骨伝導音響機器の開発・製造・販売、軟骨伝導事業のコンサルティング、軟骨伝導特許ライセンス付与
レノボ・ジャパン合同会社 所在地:東京都千代田区外神田四丁目14番1号 創業:2005年4月28日 代表者:代表取締役社長 檜山太郎 事業内容:コンピュータ、サーバー等の各種情報処理機器・通信機器・事務用機器・周辺機器ならびにソフトウェアの製造、開発、研究、販売等
