2025年4月13日、大阪・関西万博開幕初日 シグネチャーパビリオンオープニングイベント開催
2025年4月13日(日)、大阪・関西万博が開幕し、8人のテーマ事業プロデューサーによる「シグネチャーパビリオンオープニングイベント」が開催されました。本イベントは3部制で開催され、第二部では「いのちの遊び場クラゲ館」プロデューサーである中島さち子氏(株式会社steAm代表取締役)率いるKURAGE Bandが中心となり、世界をつなぐ音楽とトークが展開されました。
第二部:創造性の民主化:つくる喜びを全ての人に!
第二部は、「創造性の民主化:つくる喜びを全ての人に!」をテーマに開催されました。中島さち子氏率いるKURAGE Bandは、日本、韓国、チベット、セネガル、カメルーンなど世界各国の文化が融合した演奏を披露しました。特徴的なのは、歩きながら演奏する“くらげJAM”や輪踊りなど、観客との共創を重視したパフォーマンスです。テクノロジーも活用し、五感を刺激する演奏は、観客を魅了しました。
今回のKURAGE Band Specialには、ゲストとして落合陽一テーマ事業プロデューサー、クラゲ館アンバサダー海乃美月氏(元宝塚歌劇団月組トップ娘役)、大阪府池田市の小中学生ブラス、クラゲマドラーの皆様が参加。多彩なメンバーが織りなす華やかな演奏で、万博の開幕を祝いました。
山本能楽堂も本イベントに参加し、水の都・大阪にちなみ、「水を大切にする気持ち」を伝える新作能「水の輪」の一部を演奏しました。「水の輪」の全編公演は、2025年6月18日、EXPOホール”シャインハット”にて、多くの子どもたちやKURAGE Bandと共に開催される予定です。
トークイベント:世界との協奏、未来社会のデザイン
ライブに先立ち、ミニトークイベントが開催されました。オーストラリア政府代表ナンシーゴードン氏、カナダ政府代表ローリーピーターズ氏、ヨルダン政府代表代行のシーファズグール氏、万博シニアアドバイザーのウスビ・サコ氏(マリ出身)ら、複数のテーマ事業プロデューサー(調整中)と共に、万博の意味を世界との協奏の観点から議論しました。184日間にわたる万博において、多様ないのち輝く未来社会のデザインに向けて、世界と共にどのようなコラボレーションや共創・協奏を展開できるのか、その可能性を探るキックオフ的なトークとなりました。
いのちの遊び場 クラゲ館:共創・協奏の場
「いのちが躍る、いのちが歌う、いのちがひらく〜STEAM(*):ワクワクを探す旅へ〜」をコンセプトにした「いのちの遊び場 クラゲ館」は、遊びや学び、芸術、スポーツなどを通じて生きる喜びや楽しさを感じ、共にいのちを高めていく共創・協奏の場です。「創造性の民主化:つくる喜びを全ての人に!」という理念のもと、多様ないのちが出会い、分断を越えて協奏する場を作り、社会をかき混ぜ(マドラー)、生きる喜びを伝えていくことを目指しています。
(*)STEAM:科学(science)、技術(technology)、工学・ものづくり(engineering)、アート(art)、数学(mathematics)の頭文字を組み合わせた造語。
2025年日本国際博覧会シグネチャーオープニングイベント概要
タイトル: 2025年日本国際博覧会シグネチャーオープニングイベント ~「いのち」のはじまり、「鼓動」のたかまり~
開催日時: 2025年4月13日(日)13:00~20:00 3部制
開催場所: EXPOナショナルデーホール「レイガーデン」
第二部詳細: 14:50 開場・メディア受付、15:20 トークイベント(海外パビリオン政府代表他)、15:35~16:20 KURAGE Band+山本能楽堂等との協奏ライブ
株式会社steAmは、「いのちの遊び場クラゲ館」のプロデュースなどを通して、創造性豊かな社会の実現に貢献しています。
まとめ
2025年4月13日、大阪・関西万博の開幕を飾るシグネチャーパビリオンオープニングイベントが盛況のうちに幕を閉じました。多様な文化や個性が融合した音楽とトークは、万博のテーマである「いのち輝く未来社会」の実現に向けた力強いメッセージとなりました。

