2025大阪・関西万博「いのち動的平衡館」公式書籍発売!福岡伸一氏による生命哲学を凝縮
2025年4月13日、株式会社朝日出版社より、2025大阪・関西万博公式ライセンス商品『君はいのち動的平衡館を見たか 利他の生命哲学』(福岡伸一 著)が発売されました。本書は、万博のシグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」のプロデューサーである福岡伸一氏が、パビリオンの構想からそこに込められた思いまでを綴った一冊です。
「いのち」の輝きを問う、生命哲学の一大叙事詩
本書は、「生命とは何か」という根源的な問いに対し、「動的平衡」論と、生命は本質的に“利他”的であるという観点から考察を深めています。分断と対立が顕著な現代社会において、調和と共生への道を模索する、まさに生命哲学の探求と言えるでしょう。動的平衡と利他をキーワードに、私たちに本来の「いのち」の輝きをもたらすためのフィロソフィーが鮮やかに提示されています。
本書の構成
本書は、大きく分けて以下の4部構成で構成されています。
- Part1 いのちを知る: 生命の根源的な謎に迫る考察が展開されます。
- Part2 うつろう建築「エンブリオ」: パビリオンの建築デザイン「エンブリオ」のコンセプトや設計思想が解説されています。
- Part3 光のインスタレーション「クラスラ」: パビリオン内部の光のインスタレーション「クラスラ」について詳細に記述されています。
- Part4 いのちの対話: 福岡伸一氏と、ジャパンマテリアルの田中久男氏、NTTの澤田純氏、DMG森精機の森雅彦氏、ニチコンの武田一平氏、荒川化学工業の高木信之氏、日本スペリア社の西村哲郎氏、モンベルの辰野勇氏との対談が収録されています。それぞれの専門分野からの視点が、「いのち」というテーマを多角的に照らしています。
「おわりに」より抜粋
本書の「おわりに」では、福岡伸一氏が2025年3月、完成したパビリオンを目の当たりにした際の感慨が綴られています。 無数の人の協力によって実現したパビリオンを前に、その利他的な協働と共生への感謝が述べられています。 そして、2025年大阪・関西万博の意義を、この利他的な協力によって作り出された生命哲学のメッセージの発信と捉え、それが万博のレガシーとなると力強く語っています。 読者に向けては、「いのち動的平衡館」を見たか、そして本書を通してそのメッセージを受け止めてほしいという願いが込められています。
刊行記念イベント開催!
本書の刊行を記念して、2025年4月26日(土)11:00〜12:30に、ジュンク堂書店池袋本店にてトークイベント&サイン会が開催されます。登壇者は福岡伸一氏です。イベントの詳細、チケット購入方法については、以下のウェブサイトをご確認ください。
イベント詳細・申し込みサイト: https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-250426
著者プロフィール:福岡伸一氏
生物学者・作家である福岡伸一氏は、1959年東京生まれ。京都大学卒業後、同大学院博士課程を修了。ハーバード大学研修員、京都大学助教授などを経て、現在、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授を務めています。サントリー学芸賞を受賞した『生物と無生物のあいだ』、『動的平衡』シリーズなど、数多くの著作を発表し、生命科学の啓蒙に貢献しています。
書籍概要
- タイトル: 『君はいのち動的平衡館を見たか 利他の生命哲学』
- 著者: 福岡伸一
- 定価: 1,980円(税込)
- 仕様: A5判/224ページ/並製
- 発行: 朝日出版社
- 発売日: 2025年4月13日(日)
- 購入方法: 全国書店、ネット書店、朝日出版社HPにて購入可能です。
本書は、1970年の大阪万博から半世紀を経て開催される2025年大阪・関西万博において、「いのち」をテーマに、現代社会が抱える問題と、生命の根源的な問いへの答えを探求する貴重な一冊となっています。 福岡伸一氏の鋭い洞察と、万博への想いが凝縮された本書は、多くの読者に感動と新たな気づきを与えることでしょう。
株式会社朝日出版社について
株式会社朝日出版社は、書籍の出版を主な事業とする会社です。(詳細は割愛)


