大阪万博2025:ティントレット「伊東マンショの肖像」が来場者を迎える

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2025年大阪万博イタリア館:1585年ドメニコ・ティントレット作『伊東マンショの肖像』が来訪者を迎える

2025年4月13日、大阪で開催された日本国際博覧会(Expo2025)のイタリア館では、1585年ドメニコ・ティントレット作の『伊東マンショの肖像』が来訪者を迎えています。 ブラッコ・グループ(The Bracco Group)がイタリア館と共催した学術会議において、この肖像画とその診断調査キャンペーンが発表されました。

Expo2025のテーマ「多様でありながら、ひとつ」を体現する夢洲の展示エリアは、世界最大の木造建築物「大屋根リング」に囲まれています。ブラッコ・グループ社長兼CEOであるダイアナ・ブラッコ氏は、161カ国が参加し、2800万人を超える来場者が見込まれる本博覧会が、異なる民族間の対話と相互理解の機会を提供すると述べています。イタリア館のテーマ「芸術は生命を再生させる」(L’Arte Rigenera la Vita)は、イタリアの文化、芸術、科学、技術における卓越性を示す機会となっています。

開会初日には、コミッショナー・ジェネラルのマリオ・ヴァッターニ大使、イタリアの副首相兼外相アントニオ・タヤーニ氏、ブラッコ・イメージングCEOフルヴィオ・レノルディ・ブラッコ氏ら多数のイタリア企業役員がイタリア館を訪問しました。フルヴィオ・レノルディ・ブラッコ氏は、イタリアパビリオンが革新、科学研究、技術的卓越性を示すショーケースだと評価し、ナポリ国立考古学博物館所蔵の「ファルネーゼアトラス」やアンブロジアーナ図書館所蔵のレオナルド・ダ・ヴィンチの『アトランティコ手稿』といった傑作と並ぶ、イタリア企業の持続可能で包括的な未来構築への貢献を強調しました。

ブラッコ・グループは、6ヶ月間の展示期間中に数々のイベントを企画しています。6月20日から7月1日には健康・福祉週間が開催され、個別化医療や診断イメージング技術に関する学術イベントが行われます。特に、チェントロ・ディアニョスティコ・イタリアーノ(CDI)とブラッコ・イメージングは、長寿、放射線診断の持続可能性、医用イメージングへのAI応用について議論する予定です。9月11~12日のイタリアの建国記念日(ナショナル・デー)には、ブラッコがスカラ座アカデミー・バレエ学校を支援したプレミア公演が予定されています。

しかし、ブラッコのExpo2025参加における最重要事項は、『伊東マンショの肖像』の文化プロジェクトです。イタリアパビリオンで開催された学術会議では、マリオ・ヴァッターニ氏、ダイアナ・ブラッコ氏(ビデオ出演)、イタリア文化会館館長アンドレア・ラオス氏、ミラノ大学東洋美術史教授ロッセラ・メネガッツォ氏、ポルディ・ペッツォリ美術館会長・トリヴルツィオ財団創設者ジャンジャコモ・アットリコ・トリヴルツィオ氏、ヴェネツィア・アンブロジアーナ図書館のアルベルト・ロッカ神父、上智大学元学長兼イエズス会司祭髙祖敏明氏、早稲田大学国際学術院留学センター所長マージ・リー氏、早稲田大学會津博物館客員研究員玉井貴子氏、長崎県大阪事務所長園田幸四郎氏、ミラノ・ビッコッカ大学教員兼CDI研究・開発・イノベーション責任者イザベラ・カスティリオーニ氏らが参加しました。

トリヴルツィオ財団所有の『伊東マンショの肖像』は、ITAエアウェイズの貨物便で大阪に到着しました。ルネサンス期にヨーロッパへ派遣された日本初の外交使節団の団長である伊東マンショの肖像は、イタリアと日本の関係において芸術的・象徴的に重要な意義を持ちます。 ダイアナ・ブラッコ氏は、伊東マンショがイタリアを旅した時の感動を、ルネサンス期の理想都市に触発されたイタリアパビリオンで再現していると述べています。

ブラッコ・グループは、この肖像画に対して多面的な診断分析を実施しました。ダイアナ・ブラッコ氏は、イザベラ・カスティリオーニ教授のチームによる画像診断検査が行われたと説明しています。ブラッコ財団は長年にわたり、画像診断分野の専門知識をイタリアの文化遺産の分析と修復に役立てています。来場者は、マウロ・ベッローニ氏とクロマズーのクリエイティブチームが制作したビデオストーリーと共に、非侵襲的診断によって解明された伊東マンショの肖像を鑑賞できます。

ブラッコ・グループは、1927年創業のライフサイエンス分野の世界的企業であり、100カ国以上で展開し、総売上高18億ユーロ、従業員3800名、2000件以上の特許を有しています。毎年売上高の10%以上を研究開発に投資しています。

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