2025年大阪・関西万博!関空「ファーストパビリオン」戦略と進化

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関西の空の玄関口、関西エアポート!2025年大阪・関西万博における「ファーストパビリオン」としての進化

2025年4月27日放送のテレビ大阪「関西リーダー列伝」では、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港の運営会社である関西エアポート株式会社代表取締役社長CEO、山谷佳之氏が取り上げられました。番組では、2025年大阪・関西万博において多くの海外ゲストを迎える空港を「ファーストパビリオン」と位置付ける関空の進化に迫りました。

万博少年から関西エアポート社長へ

1956年大阪・吹田生まれの山谷氏は、1970年大阪万博に30回以上訪れた「万博少年」でした。神戸大学農学部卒業後、オリエンタル・リース(現オリックス株式会社)に入社。営業を経て、1994年には企画担当課長として東京勤務となりましたが、1995年の阪神・淡路大震災を神戸で経験します。オリックス・ブルーウェーブが「がんばろうKOBE」のワッペンを付けてペナントレースを戦った際、山谷氏は優勝記念企画を担当し、約2週間で企画を立案・実行し成功に導きました。2002年には45歳でオリックス信託銀行の社長に就任し、オリックス宮内義彦シニア・チェアマンから経営者としての心得を学びました。

試練と成長:関西エアポートの歩み

2016年に国・地方自治体・民間が共同出資して設立された関西エアポートは、創業赤字が続き民営化されました。海外で実績を持つ民間空港運営会社との連携が条件となり、オリックスがヴァンシ・エアポートと組み、新会社「関西エアポート」が誕生。山谷氏が初代社長に就任しました。就任3年後の2018年9月には台風21号の被害を受け、関西国際空港連絡橋へのタンカー衝突など大きな被害が発生。この経験から防災工事や事業継続計画の強化を進めました。しかし、続く新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、2021年には総旅客数が2019年比9割減の過去最低306万人まで落ち込みました。

コロナ禍を乗り越え、更なる進化へ

コロナ禍において、関西エアポートは職員の負担軽減と混雑緩和のため、非接触型のゲート設置を進めていました。これが感染防止対策として有効となり、コロナ禍の収束後、円安効果もあり、2024年には外国人旅客数がコロナ禍前を上回る過去最多の1892万人に回復しました。

大阪・関西万博に向けた関空の大リノベーション

2025年春、関空は大きな変化を遂げました。離発着数が1時間あたり15本増加し、9年の検討期間を経て第一ターミナルの大規模リニューアルが完了しました。リニューアルには山谷氏のこだわりが反映されたラウンジなども含まれています。番組では、4月13日の大阪・関西万博開始に向けたVIP導線やセキュリティ対策についても紹介されました。

未来への投資:カーボンニュートラルに向けた取り組み

航空機は交通機関の中で最も温室効果ガスの排出量が多いとされています。「カーボンニュートラル2050」を目指す上で重要な役割を担う、航空機関連の大規模製造プラントが大阪・堺に誕生しました。番組では、その驚くべき仕組みも紹介されました。

まとめ

2025年大阪・関西万博を控え、関西エアポートは「ファーストパビリオン」として、空港機能の強化と万博対応、そして持続可能な社会への貢献に向けた取り組みを進めています。山谷社長のリーダーシップのもと、関空は新たなステージへと進化を続けています。

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