UAEパビリオン、来場者数25万人を突破!2025年大阪・関西万博の大成功を象徴
2025年4月27日日曜日、アラブ首長国連邦パビリオン(以下、「UAEパビリオン」)は、2025年大阪・関西万博開幕からわずか2週間余りで、来場者数25万人を達成しました。この快挙を記念し、パビリオンでは特別セレモニーが開催され、25万人目の来場者とそのご家族には、記念証明書とギフト、レストランでの特別招待が贈られました。
UAEパビリオン・コミッショナー・ジェネラルのシハブ・アルファヒム駐日アラブ首長国連邦大使館 特命全権大使は、「UAEパビリオンに25万人目のお客様をお迎えできたことを誇りに思います。この節目は、対話、発見、国際的な協働の場としてのパビリオンの役割を示すものであり、UAEの物語を日本と世界の皆さまと分かち合いながら、すべての生命が繁栄する未来を共に築いていけることを誇りに思います」と述べています。
ゴールデンウィーク期間中の特別プログラム
ゴールデンウィーク期間中、UAEパビリオンでは、来場者にとって特別な体験となる様々な文化体験イベントが開催されました。
4月28日:「インクと響き - 異文化が織りなす書のパフォーマンス」
エミラティ(アラブ首長国連邦)の詩と日本の書道が融合するライブパフォーマンスが、パビリオン前で開催されました。UAEの書道家モハメッド・マンディ氏と日本の書道家吉川壽一氏による、迫力ある競演が披露されました。
5月1日:「サステナブルモビリティ・デモンストレーション」
UAEを代表するファミリー企業、アルフタイム・グループ主催による、サステナビリティをテーマとした未来のモビリティ紹介イベントです。日本の自動車メーカーとの長年のパートナーシップを背景に、文化を越えた協力がイノベーションを促進し、共有価値を生み出してきた過程が紹介されました。ハイブリッド車、電気自動車(EV)、水素技術といったサステナブルモビリティの進展が、未来社会をどのように形作るのかを探る内容でした。
5月3日:「芸術と文化におけるAIの可能性:AIで創造性を解き放つ」
UAE拠点のムハンマド・ビン・ザーイド人工知能大学(MBZUAI)主催による体験型セッションです。AI技術によるコンテンツ制作の効率化と、映像に最適なサウンドトラック自動生成が紹介されました。AIとクリエイティブが融合する新たな表現の世界を来場者が体感できる機会となりました。
イベントについての詳細は、公式ウェブサイトをご確認ください。
UAEパビリオンのグルメとショッピング
館内レストランでは、伝統的なエミラティ料理を現代風にアレンジした特別メニューが提供されました。ラム肉のグリル「ラム・ウージ」(税込4,700円)、UAE特有のバザースパイスで味付けしたグリルチキン「ダジャジュ・マッチブース」(税込4,700円)、ベジタリアンにも人気の「カリフラワー・マシャウイ」(税込3,600円)など、豊富なバリエーションが用意されました。メイン料理に加え、サラダ、デザート、パン、デーツがセットになった、ナツメヤシを原料としたサステナブルな容器に入ったお弁当スタイルで提供されました。さらに、デーツやサフランを使用した伝統的なデザート、日本ではアラビアコーヒーと呼ばれるスパイス香るガーワコーヒーとデーツのセット(税込650円)、デーツシードを使ったアイスコーヒー(税込850円)など、ここでしか味わえないユニークなメニューも取り揃えられていました。
ギフトショップでは、UAEの伝統と革新を融合したサステナブルなクラフト商品に加え、UAEを拠点とするデザイナーによる洗練された作品が販売されています。
エミラティ・ユースアンバサダーとの交流
UAEパビリオンの中心的な存在であるユースアンバサダーは、46名(UAE出身24名、日本人20名、日本在住2名)が参加し、アラビア語、日本語、英語、韓国語、タガログ語、フランス語、中国語の7言語を駆使して来場者を案内しました。彼らの姿は、UAEを特徴づける「開かれた姿勢」「高い志」「協働の精神」を象徴しており、来場者との交流を深めていました。
50年以上にわたるUAEと日本の友好関係
UAEと日本の絆は、共通の価値観に根ざした戦略的パートナーシップとして50年以上の歴史を誇り、エネルギー、貿易、教育、文化、宇宙、テクノロジーなど、幅広い分野で協力が進められています。1970年の大阪万博におけるアブダビの初参加は、UAEの建国前にあたり、両国の関係が本格的に花開く歴史的な節目となりました。今回のパビリオンは、その対話を継承し、新たな交流の章を紡いでいます。
子どもたちが夢中になる体験型展示
UAEパビリオンでは、医療・サステナビリティ・宇宙探査の各分野について、子どもたちが簡単なゲームを通じて楽しく学べる体験型展示が用意されています。
- 医療:「ヘルスケアヒーロ」 世界の健康を守るために最適な医療オプションを選ぶゲーム
- サステナビリティ:「未来都市にパワーを」 グリーンでスマートな都市づくりに挑戦するデジタルゲーム
- 宇宙探査:「スペースヒーロになろう」 宇宙の知識を学びながら、ミッション成功で宇宙飛行士に!
未来を担う子どもたちにも、UAEが掲げるイノベーションと持続可能な未来への想いが体験を通じて届けられています。また、来場者は旅の最後に、3つの丸いスクリーンに映し出される、現代UAE社会の本質が交差する姿を描いたドキュメンタリーインスタレーション「伝統が紡ぐ未来」にも触れることができます。
UAE万博事務局について
UAE万博事務局は、人々・アイデア・イノベーションを結集し、グローバルな進歩に貢献することを目的とした国家的プラットフォームです。サラマ・ビント・ハムダン・アル・ナヒヤーン財団の支援のもとに設立され、UAE外務省の管轄下で運営されており、現在は2025年大阪・関西万博をはじめとする国際博覧会におけるUAEの戦略的参加を主導しています。
2025年大阪・関西万博におけるUAEパビリオンについて
「大地から天空へ(Earth to Ether)」をテーマとするUAEパビリオンは、価値観や文化的遺産から最先端のイノベーションに至るまで、UAEの物語を五感で体験できる没入型の空間です。宇宙探査の先駆者、医療の変革を促す担い手、そして持続可能性の実現に取り組む守り手たちの姿を、日本人およびエミラティのユースアンバサダーが案内します。伝統と先端技術を融合し、グローバルな課題解決に挑むUAEの現在を体感できます。パビリオンの建築は、UAEを象徴するナツメヤシの木に着想を得て、伝統的なエミラティ建築様式「アリーシュ」を再解釈したものです。ナツメヤシの農業廃棄物と日本の匠の木工技術を融合することで、UAEと日本の文化が協働の精神のもとに結びついています。館内には本格的なエミラティ料理を楽しめるレストランや、UAEを拠点とするクリエイターによる厳選アイテムを取り揃えたショップ、さまざまなプログラムが展開されるワークショップスペースも併設されています。UAEパビリオン「大地から天空へ」は、エンパワーリングゾーン内、日本館およびEXPOホール「シャインハット」近くに位置しています。2025年4月13日から10月13日までの万博会期中、毎日午前9時から午後9時まで一般公開しています。
パビリオンの詳細は、公式ウェブサイトをご確認ください。 公式SNSアカウント(Instagram: @uaeatexpo、X: @uaeatexpo、LinkedIn: @uaeatexpo、YouTube: @uaeatexpo、TikTok: @uaeatexpo2025、Facebook: @uaeatexpo)でも最新情報発信中です。
