令和7年大賞発表！第11回地球女性からだ会議®︎2025「女性のエンパワーメントに未来のヘルスケアはどう貢献できるのか」大阪・関西万博 ウーマンズ パビリオンにて開催

2025年4月27日（日）、大阪・関西万博会場 ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier「WA」スペースにて、『第11回地球女性からだ会議®︎2025』が開催されました。本会議のテーマは「女性のエンパワーメントに未来のヘルスケアはどう貢献できるのか」です。一般社団法人シンクパールが主催し、サクヤワーキングコミュニティが共催、経済産業省、厚生労働省、文部科学省、関西経済連合会が後援、大阪サクヤヒメSDGs研究会、KPMGコンサルティング、吉田晴乃記念実行委員会が協力しました。

本会議では、「いのち輝く未来社会のデザインで、一人ひとりが互いの多様性を認め、未来社会を創造していく」という大阪・関西万博のメッセージに賛同し、従業員の心身の健康に意識を持ち、妊娠・出産などのライフイベントと、がんや更年期等、性差特有の健康問題と仕事の両立、課題解決に前向きに取り組む企業を表彰する「女性からだ会議®︎大賞2025」の表彰式が行われました。

「女性の健康フレンドリー企業宣言」を行った約40社の中から、優秀賞13社が選出され、それぞれの取り組みについてプレゼンテーションを行いました。厳正な審査の結果、「女性からだ会議®︎大賞2025」各賞は以下の通り決定しました。

【大賞】

• 三井住友信託銀行株式会社
  • 受賞理由：取り組みの意義や定義がわかりやすく整理、言語化され、社内全体に浸透していること。明確で最適化された施策の推進が効果に表れていることや「できる」「やれそう」といった従業員の自信と実感を大切にされている事例が高く評価されました。

【事業者部門大賞】

• 株式会社ルネサンス
  • 受賞理由：性差が大きく関与する認知機能の低下予防として様々なエビデンスや論文が発表されているシナプソロジー®︎のプログラム開発や提供に取り組まれ、開発の推進を女性が主体のチームで行われていることが高く評価されました。

【特別賞】

• 株式会社G-Place
  • 受賞理由：トップのコミットメントと施策の柔軟性の観点から中小企業がモデルにしやすい施策推進をされていること。設計が適正化されているため使われる制度となっていることが高く評価されました。

【優秀賞13社】（大賞ノミネート企業）五十音順

• 旭化成株式会社
• 株式会社大林組
• 医療法人社団俊秀会エヌ・ケイ・クリニック
• 社会医療法人大雄会
• 株式会社G-Place
• 住友生命保険相互会社
• 東和薬品株式会社
• 株式会社BeLiebe
• 株式会社フォーシーズＨＤ
• 株式会社ベアーズ
• 三井住友信託銀行株式会社
• 明治安田生命保険相互会社
• 株式会社ルネサンス

会議では、パネルディスカッションも開催されました。登壇者は以下の通りです。

• 赤松 真弥氏（サクヤワーキングコミュニティ 代表、株式会社大林組 理事）：大阪サクヤヒメ表彰者有志で発足した、社会課題の解決を目指すコミュニティ（会員数約70名：2025年4月時点）代表。働く女性の働き続ける力になることを目的に、4,578人を対象とした調査結果を発表しました。

• 菊川 人吾氏（経済産業省 イノベーション・環境 局長）：日本の女性役員比率の現状と、性差に基づく健康課題の解決に向けた国の取り組みについて説明しました。

• 木村 麻子氏（PR Ltd. CEO、日本商工会議所青年部 元会長・相談役）：令和5年度日本商工会議所青年部の女性初の会長として取り組んだ改革について、男女共同参画組織の構築の重要性を強調しました。

• 吉平 健治氏（株式会社Interbeing 最高技術責任者）：音声などの身体データから情動などの主観的感覚を定量化し、企業の組織開発を支援するAI技術について説明しました。

第11回 地球女性からだ会議®︎2025 開催概要

• 日時：2025年4月27日（日）13:00～15:00
• 会場：大阪・関西万博会場 ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier「WA」スペース
• 主催：一般社団法人シンクパール

一般社団法人シンクパールについて

女性の健康教育と予防医療の推進を行う一般社団法人です。

• 名称：一般社団法人シンクパール
• 代表者：難波 美智代
• 所在地：東京都千代田区永田町2丁目12-4 6階
• 設立：平成24年9月3日
• 事業内容：婦人科検診受診促進を目的とした会員組織の運営／学術、文化、芸術、地域社会との振興を通した健康意識の向上／健康全般に関わる経済活動および活性健康、疾患の社会教育に関する調査、研究／前各号に附帯または関連する一切の業務

本会議は、女性のエンパワーメントと未来のヘルスケアに関する重要な議論の場となり、多くの企業の取り組みが紹介されました。今後は、より個別化された施策を推進するためのテクノロジーの利活用や地方の中小企業、スタートアップ企業の取り組み支援が行われる予定です。