お米のやさしい味わいと、地球の未来への思いを一粒に込めて 米由来の素材で作った「お米のキャラメル」を開発
2025年5月末、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「EARTH MART」にて、江崎グリコ株式会社が開発した「お米のキャラメル」の配布が開始されました。江崎グリコ株式会社は「EARTH MART」にシルバーパートナーとして協賛しており、同パビリオンのテーマ「食を通じていのちを考える」に基づき、この新しいキャラメルを開発しました。「EARTH MART」来場者へ無料配布されるこのキャラメルは、日本の主食である米を原材料とすることで、日本の食文化と素材の魅力を活かした取り組みとなっています。
開発背景
江崎グリコ株式会社は、「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を存在意義に掲げ、高品質な素材と創意工夫による「おいしさと健康」の提供を続けてきました。「EARTH MART」への協賛活動では、「食を通じていのちを考える」というパビリオンのテーマの下、日本人の食文化の可能性を世界に共有し、子どもたちの明るい未来のために幸せを感じられるお菓子を残したいという想いを込めて、「EARTH MART」と共に新しいお菓子のコンセプトを検討しました。
原材料には、「EARTH FOODS 25」※にリストアップされている、日本人にとって最も馴染み深い「米(米粉)」を使用し、製品開発を行いました。「EARTH FOODS 25」は、「EARTH MART」が設定した、食の未来をより良くするため、世界に共有したい日本発の食のリストです。
お米由来の原料でできた「お米のキャラメル」
「お米のキャラメル」は、厳選されたシンプルな素材を使用することにこだわっています。原材料は、米飴、米粉、米たんぱく、米油、そして砂糖のみです。江崎グリコ株式会社の創業以来培ってきた知見と製造技術により、米由来の風味を豊かに引き出しており、乳由来の素材や添加物は一切使用していません。 シンプルながらも、お米の純粋なおいしさを追求した製品となっています。なお、本品製造ラインでは乳成分・小麦を含む製品を製造しています。
味わいは、素朴でありながら口の中にやさしい味わいがゆっくりと広がるキャラメルです。米飴のコクのあるやさしい甘さと独特の食感、米粉のほのかな米の風味、米たんぱくによる芳香とキャラメルの形状維持、そして米油による滑らかな食感と粘着性の調整といった、米由来素材それぞれの風味や食感を味わうことができます。これにより、お米の新たな魅力と可能性を体感できる機会を提供することを目指しています。
配布情報とEARTH MART
「お米のキャラメル」の配布は2025年5月末より開始され、配布場所は大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「EARTH MART」内です。「EARTH MART」は、「食といのちの循環に触れ、未来へのヒントと出会う空想のスーパーマーケット」をコンセプトに、食の現在をニュートラルに見つめ直し、食べることの喜びと未来へのヒントを探す場を提供しています。テーマ事業プロデューサーは小山薫堂氏です。
小山薫堂氏コメント
小山薫堂氏は、「『EARTH MART』と江崎グリコとの共創から生まれたこの『お米のキャラメル』には、お米を愛する日本人ならではの自然への想いと喜びが詰まっています。一粒をゆっくり味わう中で、その背景にある物語を感じ、改めてお米ならではのやさしい風味を楽しんでいただけたら幸いです。心温まるひとときをお届けできることを願っています。」とコメントしています。
江崎グリコ株式会社と栄養菓子「グリコ」
江崎グリコ株式会社は、1922年、創業者・江崎利一がカキの煮汁に含まれるグリコーゲンを入れた栄養菓子「グリコ」を発売したことからスタートしました。「グリコ」は、栄養状態が十分でなかった時代に、「子どもの心身の健やかな成長」への寄与を目指して誕生しました。「アーモンドグリコ」や「ビスコ」など、時代に合わせて高品質な素材と創意工夫による「おいしさと健康」を提供し続けてきました。創業以来変わらない健康への想いを、これからも進化させていくとしています。
まとめ
大阪・関西万博「EARTH MART」で配布されている「お米のキャラメル」は、米由来の素材のみを使用した、シンプルながらも奥深い味わいが特徴です。 「食を通じていのちを考える」というパビリオンのテーマに沿った、日本の食文化と未来への想いが込められた一粒です。 江崎グリコ株式会社の創業以来変わらない健康への想いと、小山薫堂氏による「EARTH MART」のコンセプトが融合した、この「お米のキャラメル」は、来場者に心温まるひとときを提供することを目指しています。


