大阪・関西万博で話題沸騰！アナログ体験が世界を繋ぐ「Love Stone Project EXPO 2025」
2025年4月13日から開催された大阪・関西万博。最先端技術が注目を集める中、ひときわ異彩を放つアナログな体験型アートプロジェクトが話題となっています。それが、大阪石材工業株式会社がサポートする「Love Stone Project EXPO 2025」です。
「石を磨く」というシンプルで奥深い体験
このプロジェクトは、彫刻家・冨長敦也氏が手がける石磨きワークショップです。五大陸から集められたハート型の石を、来場者が実際に手で磨くという、極めてアナログな体験を提供しています。デジタル技術が溢れる万博会場において、この原始的な行為が、多くの来場者を魅了しています。「ただ石を磨くだけ」というシンプルさの中に、没頭できる不思議な魅力があるようです。
世界をつなぐ、愛と平和のメッセージ
「Love Stone Project EXPO 2025」は、大阪関西国際芸術祭実行委員会（株式会社アートローグ内）が出展する作品のひとつであり、大阪関西国際芸術祭2025の公式プログラム「Study：大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART」の一環として展示されています。これは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が行う未来社会ショーケース事業の中で、アート万博に設けられた「パブリックアート」のひとつです。
世界中から集まった人々が、同じ石を磨き上げることで、国籍や世代、文化の違いを超えた「愛」と「平和」を表現する試みです。西ゲート付近のEXPOアリーナ手前に位置し、事前予約不要、無料で誰でも気軽に参加できます。4月から10月までの会期中、7段階のやすりを使い、順を追って石を磨いていきます。会期終了時には、参加者によってピカピカに輝く石が完成する予定です。
大阪石材工業株式会社は、「世界一おもしろい石材店」を目指しており、石の選定、搬入、設置をサポートし、現地ワークショップにも立ち会っています。長年の経験と知見を活かし、このアートプロジェクトを側面から支えています。
老若男女問わず、多くの人々が参加
4月19日と20日には、やすり80番を用いた石磨きのワークショップが行われ、両日合わせて延べ600名以上が参加しました。パビリオンの予約時間までの休憩時間に立ち寄った人や、偶然通りかかって興味を持った人など、老若男女問わず多くの来場者が参加し、石を磨く姿が見られました。
参加者からは、「1つのことに集中して黙々とできるのがいい」、「並ばないし、費用もかからないので助かる」といった肯定的な意見が多く寄せられています。「会期の後半にも様子を見に来ます」という、石の変化に期待する声も聞かれています。五大陸から集められた石はそれぞれ異なる特徴があり、大阪石材スタッフによる解説も提供されています。
大阪石材工業株式会社は、「モノづくりの町・東大阪にある石材店として、『世界中の人たちが協力して石を磨き、つくり上げるアート作品』に非常に魅力を感じ、プロジェクトに賛同しました。最先端技術あふれる環境からほんの少し離れて、ぜひ多くの方々にこの石磨きに熱中していただきたいです」とコメントしています。
ワークショップ開催概要
石磨きワークショップ開催日:
- 5月10日（土）、11日（日） やすり200番
- 5月24日（土）、25日（日） やすり400番
- 6月7日（土）、8日（日） やすり800番
- 9月6日（土）、7日（日） やすり1500番
- 9月20日（土）、21日（日） やすり3000番
- 10月4日（土）、5日（日） やすり6000番
時間: 各開催日の10時～15時
場所: 西ゲート付近 EXPOアリーナ手前（西ゲートを入って正面右手）
参加費: 無料（ご参加には大阪・関西万博の入場チケットが必要です）
詳細: (※URLは省略)
※開催日程や実施回数は、予告なく変更となる可能性があります。
※天候により中止または中断する場合があります。
大阪石材工業株式会社について
大阪石材工業株式会社は、大阪府東大阪市に本社を置く、墓石・石製品の販売・加工・施工、建築石材の設計・施工などを事業内容とする会社です。
まとめ
大阪・関西万博において、「Love Stone Project EXPO 2025」は、最先端技術とは異なる魅力で来場者を惹きつけています。 シンプルながらも奥深い石磨き体験を通して、世界中の人々が繋がり、愛と平和を共有する、ユニークなアートプロジェクトと言えるでしょう。 このアナログな取り組みが、万博の多様な魅力を象徴する存在となっています。
