万博史上初!国際ブーランジェコンクール『第5回 ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パン』、大阪・関西万博会場にて開催!
2025年4月に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」が賑わいを見せる中、パン職人の技術力をテーマにしたイベント『ベーカリー・エキスポ・ジャパン』が、2025年6月4日(水)と5日(木)の2日間、EXPO2025 大阪・関西万博会場内『EXPOメッセ(WASSE)』にて開催されました。
本イベントは、「パンの未来」や「パンの可能性」を感じてもらうことを目指し、世界中で日常食として食べられている「パン」を切り口に進化を続ける技術を体験できる機会を提供しました。次世代への継承、パンを取り巻く環境のイノベーション、エネルギー問題への取り組みといった側面にも焦点を当てています。
メインコンテンツ:世界最高レベルの国際ブーランジェコンクール!
『ベーカリー・エキスポ・ジャパン』のメインコンテンツは、パン職人世界一の座を競う国際ブーランジェコンクール『第5回 ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パン』でした。2023年にフランスで開催された「第9回 モンディアル・デュ・パン」上位6ヶ国・地域の代表チームが、大阪・関西万博会場に集結。製パン技術世界一の座を競いました。
6月4日(水)は開会式と前日競技が行われ、6月5日(木)はパンの焼き上げや飾りパンの仕上げなどの競技が行われました。世界28ヶ国・地域から選出された審査員による厳正な審査の後、世界一のパン職人が決定しました。日本代表は、第9回大会(2023年)で第4位の成績を残した高橋佳介シェフ(Pan Floraison)が出場しました。
出場チーム
- 中国代表 | Team CHINA:Xin GONG(選手)、Jiahui ZHANG(助手)、Mingzhong LUO(監督)
- フランス代表 | Team FRANCE:Cedric ERGO(選手)、Theo LECLERCQ(助手)、Laurent LEBAGOUSSE(監督)
- 台湾代表 | Team TAIWAN:Po Feng WANG(選手)、Ssu Yun CHIEN(助手)、Shi Bin CHANG(監督)
- 日本代表 | Team JAPAN:高橋佳介(選手)、庵原那美(助手)、松田武司(監督)
- 韓国代表 | TEAM KOREA:Ji Hyun JUNG(選手)、Sang Hyun PARK(助手)、Cyril GAUDIN(監督)
- ベルギー代表 | Belgium:Olivei COLLET(選手)、Laurie MESMAEKER(助手)、Serge ALEXANDRE(監督)
上記6チームは、2023年開催の第9回モンディアル・デュ・パン上位チームです。
大会スケジュール
6月4日(水)
- 9:00 開場
- 13:30 開会式
- 14:30 競技1日目スタート(前日競技)
- 17:00 競技1日目終了
6月5日(木)
- 6:00 競技2日目スタート
- 9:00 開場
- 12:00 審査スタート
- 15:00 審査終了
- 15:30 表彰式・閉会式
※時間は多少前後する可能性がありました。
競技の模様は、「Les Ambassadeurs du Pain公式Youtubeチャンネル」(https://www.youtube.com/@ambassadeursdupain/streams)にてライブ配信されました。配信時間は、6月4日(水)13:30〜競技終了、6月5日(木)9:00〜表彰式終了でした。5日の競技開始時間6:00〜9:00までは、開場前の様子も配信されました。
イベント限定特別企画「シェフズテーブル」
「シェフズテーブル」では、日本を代表するトップブーランジェと新進気鋭のブーランジェがチームを組み、開発・構成したコースメニューを提供しました。サラダ、メインディッシュ、スイーツ全てにパンを使用しており、イベント限定のユニットによる特別な体験となりました。
Chef’s Tabel タイムテーブル
6月4日(水)
- ①10:00〜11:30:栗原 淳平(パン工房ぐるぐる)、西川 功晃(Ca Marche)、割田 健一(BEAVER BREAD)
- ②12:00〜13:30:毎川 亮(L’ESSENTIEL)、岸本 章(boulangerie Kishimoto)、佐藤 彰洋(Ascente)
- ③17:00〜18:30:安倍 竜三(Boulangerie Parigot)、大村 田(WANDERLUST)、伊原 靖友(Backstube Zopf)
6月5日(木)
- ①10:00〜11:30:毎川 亮(L’ESSENTIEL)、岸本 章(boulangerie Kishimoto)、佐藤 彰洋(Ascente)
- ②12:00〜13:30:西川 功晃(Ca Marche)、割田 健一(BEAVER BREAD)、栗原 淳平(パン工房ぐるぐる)
各回、上記シェフが左から順にサラダ、メイン、デザートを担当しました。席数限定で、お席に関するご要望等は公式SNS(https://lit.link/bakeryexpojapan)で案内されました。
デモンストレーションブース
競技参加チーム以外にも国内外から多くのトップブーランジェが参加し、デモンストレーションブースでは、パン職人たちが協力してパン作りを行う様子を間近で見ることができました。会場で焼き上げられたイベント限定のパンは販売ブースで購入可能でした。
「ギルド・クラブ・ジャポン」叙任式
チーズ業界の活性化を目的とする「ギルド・クラブ・ジャポン」の叙任式が6月4日午前に開催されました。ブースでは、熟成チーズや希少なチーズなどが提供され、チーズのスペシャリストが厳選したチーズとパンのペアリングセミナーが6月4日(水)14:30および5日(木)14:00に開催されました。
その他ブース
ワイン、スペシャルティコーヒー、パン職人と日本料理人がコラボ開発したパン、飲み物などを提供するブースなども出店しました。
カーボンニュートラルへの取り組み
本イベントでは、競技運営、デモンストレーションブースの運営、会場の映像・音響に使用する電力に至るまで、カーボンニュートラルでのイベント開催に挑戦しました。
イベント概要
- タイトル:ベーカリー・エキスポ・ジャパン
- 開催日程:1日目:2025年6月4日(水) 9:00〜20:00、2日目:2025年6月5日(木) 9:00〜17:00
- 場所:EXPO 2025 大阪・関西万博会場内『EXPOメッセ(WASSE)』
- 入場:無料(「大阪・関西万博」のチケットが必要)
- 主催:リテイルベーカリー協同組合、一般社団法人 レ・アンバサドゥール・デュ・パン・デュ・ジャポン
- 後援:フランス大使館、日本製パン製菓機械工業会(JBCM)
- 特別協力:(一社)全国米麦改良協会、(一財)藤井幸男記念・教育振興会
- オフィシャルパートナー:アメリカ家禽鶏卵輸出協会、大阪ポリヱチレン販売(株)、カネカ食品(株)、カリフォルニアミルク協会、カリフォルニア・レーズン協会、ギルド・クラブ・ジャポン、(株)グローアップ、(株)コトブキベーキングマシン、三能ジャパン食品器具(株)、(株)七洋製作所、昭和産業(株)、タカナシ販売(株)、竹本油脂(株)、日清製粉(株)、(株)ニップン、日本ニーダー(株)、税理士法人ベイカ・ワン&ヤマモト(株)、(株)丸菱ホールディングス、横山製粉(株)
- インターナショナルパートナー:セモア(フランス)、ルサッフル(フランス)
- 企画・制作:アスタマイズ株式会社
一般社団法人 レ・アンバサドゥール・デュ・パン・デュ・ジャポンについて
フランスに本部を置く「レ・アンバサドゥール・デュ・パン」は、2005年に複数のM.O.F(フランス国家最優秀職人章)を中心に発足しました。「パン職人の国際交流」「若手育成」「伝統技術の伝承と探究」をミッションとして活動しています。日本支部である「レ・アンバサドゥール・デュ・パン・デュ・ジャポン」は、『モンディアル・デュ・パン』をはじめ、独自のコンクールや講習会を開催しています。
モンディアル・デュ・パン と ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パン について
モンディアル・デュ・パンは2007年から2年に1度開催される世界最高レベルの製パンコンクールです。世界28ヶ国・地域の代表チームが技術を競います。ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パンは、モンディアル・デュ・パンの上位チームがパン職人世界一の座を競う大会です。
