2025年大阪・関西万博 北欧パビリオン、「ノルウェー・ナショナルデー」の詳細発表
2025年6月2日(月)、大阪・関西万博の北欧パビリオンにて、「ノルウェー・ナショナルデー」が開催されます。これは、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5か国からなる北欧パビリオンにおける各国独自のナショナルデーイベントの一つです。本イベントでは、ノルウェーの音楽、文化、イノベーションを紹介する多彩なプログラムが実施されます。
ノルウェー外務大臣も来場予定
日本とノルウェーの外交関係樹立120周年を記念し、ノルウェー外務大臣エスペン・バース・アイデ氏をはじめ、政府関係者やDNV、スタットクラフト、コングスベルグ、エクイノール、リスタッド・エナジー、GEヘルスケア、ノルウェー産シーフードなどの主要パートナーの代表者が出席予定です。
6月2日(月):ノルウェー・ナショナルデー プログラム詳細
当日のプログラムは午前と午後の2部構成となります。
午前:公式オープニングセレモニー
午前中は、ナショナルデーホールにて公式オープニングセレモニーが行われます。式典では、日本との外交関係樹立120周年を祝うとともに、ノルウェーの協力関係やイノベーションへの取り組みが紹介されます。
セレモニーには、ノルウェーのトップポップスシンガー、ヘレーネ・ボクスレ氏が参加。透明感のある歌声で知られ、ノルウェーの伝統音楽、フォークポップ、ロックを融合した楽曲で人気を博しています。 ヘレーネ氏と共に、ルイス・キャパルディ、パッセンジャー、オーロラ、ガール・イン・レッド、ザラ・ラーソン、ルーカス・グラハム、アイヴォール、シッセルなど、多くのアーティストとの楽曲を手掛けた作曲家エイリック・ベルゲ氏が特別パフォーマンスを披露します。
午後:「日・ノルウェービジネス ダイアログ」
午後は、北欧パビリオンにて「日・ノルウェービジネス ダイアログ」(招待制)が開催されます。エスペン・バース・アイデ外務大臣を始めとするノルウェーを代表する企業や政府関係者の代表団が参加し、日本とノルウェーのビジネスの展望に関するディスカッションが行われます。日本からの企業・政府関係者とのパネルディスカッションを通じて、食料・エネルギーのバリューチェーン強化、海上の重要インフラの安全確保、グローバルビジネスおよび社会における多様性と平等の推進といった重要なテーマが議論されます。
アーティストハイライト
ヘレーネ・ボクスレ(Helene Bøksle)
ノルウェーのトップポップスシンガー。透明感ある声と、伝統音楽・フォーク・ロックを融合した独自の世界観で世界中の聴衆を魅了しています。
エイリック・ベルゲ(Eirik Berge)
ノルウェーの作曲家・プロデューサー。クラシック音楽と現代的なポップ・エレクトロニカを横断する独創的なアプローチで知られ、Lewis Capaldi、AURORA、Zara Larssonを始めとする多くのアーティストとのコラボレーションを手がけてきました。
6月3日(火):東京でのビジネスセミナー
6月3日(火)には、東京でビジネスセミナー(招待制)が開催されます。政府関係者との会談、再生可能エネルギーおよび海洋空間の安全保障に関する討論、そして「日本・ノルウェーシーフードセミナー 2025」が予定されています。
ノルウェーが伝える価値観:「信頼」「協力」「持続可能性」
北欧パビリオンにおけるノルウェーの展示テーマは「信頼」「協力」「持続可能性」です。持続可能な社会づくりに向けた多角的な取り組みが紹介されます。ノルウェー労働組合連合(LO)ディレクターのケネス・サンドモ氏は、ノルウェーの労使関係や福祉社会の取り組みを紹介し、経済成長と公平で平等な社会を両立させるノルウェーの在り方を発信すると述べています。
北欧パビリオンとノルウェー政府代表からのコメント
北欧パビリオン・ノルウェー政府代表であるフィン・クリスチャン・オーモット氏は、ノルウェーのナショナルデーが、ノルウェー文化の発信であるとともに、日本との外交関係樹立120周年を祝う機会であると述べています。また、持続可能な海洋管理、シーフード、グリーントランジションにおける実績ある取り組みにおいて、ノルウェーは日本にとって信頼できるパートナーであることを強調し、日本とともに意義ある持続可能な未来を共に創りたいと考えているとコメントしています。
6月2日、3日のイベントの焦点
6月2日(月)の大阪・関西万博でのノルウェー・ナショナルデーと、翌6月3日(火)の東京でのビジネスセミナーでは、福祉国家の重要性、雇用者・労働組合・政府の協力による公正な労働条件と経済安定の実現に向けた取り組みが焦点となります。
北欧パビリオンについて
北欧5カ国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)からなるタイプAのパビリオンです。人口2,700万人、GDP1兆6,000億米ドルを誇り、ヨーロッパ第5位、世界第10位の経済規模を有します。2025年の大阪・関西万博参加は3回目となり、「ノルディック・サークル~北欧と共に、より良い明日へ~」をコンセプトに、テクノロジー、イノベーション、サステイナビリティの3つの分野での先進的な取り組みを紹介しています。
まとめ
2025年大阪・関西万博のノルウェー・ナショナルデーは、ノルウェーの文化発信と日・ノル外交関係樹立120周年を祝う特別な機会となります。音楽パフォーマンス、ビジネスダイアログ、東京でのビジネスセミナーなど、多様なプログラムを通じて、ノルウェーの価値観である「信頼」「協力」「持続可能性」が示されます。 日本とノルウェーの更なる協力関係の発展に期待がかかります。


