EXPO2025大阪・関西万博「こども万博」で京都美山発の未来の村づくりワークショップ開催
2025年10月10日(金)と11日(土)の2日間、EXPO2025大阪・関西万博で開催される「未来のトビラをひらく『こども万博』」において、株式会社Meta Osakaが主催する「美山ヴィレッジ~ひらめきチャレンジで村づくり体験~」ワークショップが実施されます。
このワークショップは、京都府南丹市美山町の地域活性化プロジェクト「美山ヴィレッジ」(運営:株式会社美山ヴィレッジ)と連携したもので、4月20日に兵庫県淡路島で開催された「ひょうごこども万博」で好評を博した取り組みの発展版です。EXPO2025大阪・関西万博の会期最終週末、EXPOメッセ「WASSE」にて開催されます。
「こども万博」について
「こども万博」は2022年に始まり、2024年までに大阪、神戸、愛知、北海道、広島など7都市で開催され、累計約5万人を動員しました。2025年には、EXPO2025大阪・関西万博という国際的な舞台で、子どもたちが主体的に未来を創造する場を提供します。実行委員長は手塚麻里氏です。
ワークショップの背景
近年の調査研究では、都市部と地方の子どもの人間関係の築き方に違いがあることが示されています。地方では年齢の異なる子どもたちが自然と交流する機会が多い一方、都市部では同年齢の子どもとの交流が中心となる傾向があります。また、デジタル機器の普及により、対面でのコミュニケーションが苦手な子どもが増えています。このワークショップは、こうした状況を踏まえ、子どもたちがリアルなコミュニケーションを通じて、自己表現力や対話力を育むことを目的としています。
ワークショップの内容
「美山ヴィレッジ~ひらめきチャレンジで村づくり体験~」は、以下の特徴を持つワークショップです。
-
村民になって未来を考える: 参加者は村人となり、村の課題や未来について考えます。多角的な思考力を養うことを目指します。
-
仲間探しから始まる対話: 会場内で同じ村カードを持つ仲間を探し、初対面の子ども同士が自然と交流します。チームでミッションに取り組むことで、コミュニケーション能力と協調性を養います。
-
創造性を引き出すミッション: 「理想の村を描こう」「村の特別なルールを考えよう」「村の問題を解決しよう」など、子どもたちの創造性を刺激する多彩なミッションを用意しています。一人一回以上の発言ルールを設け、全員が主体的に参加できる環境を整えます。
-
実際の村づくりにつながる体験: 子どもたちのアイデアは、実際の美山ヴィレッジの事業に採用される可能性があります。優れたアイデアを出した子どもとその家族を美山に招待するなど、リアルな村づくりとの接続を重視しています。
淡路島での実施事例
4月20日、兵庫県洲本市のS-BRICKで開催された「ひょうごこども万博 in 淡路」では、約1200人の親子が来場しました。ワークショップには15名の子どもたちが参加し、理想の村づくりに取り組みました。最初はアイデアが出にくかった子どもたちも、美山ヴィレッジのスタッフの働きかけにより、活発に意見交換を行い、「山にレゴでできた村を作りたい」「大好きなひつじと一緒に暮らしたい」など、独創的なアイデアを発表しました。
関係者コメント
美山ヴィレッジ 村長 中村貴生氏: 村づくり、学校生活、会社など、全てにおいてコミュニケーションが重要です。このワークショップでは、コミュニケーションから新しい価値が生まれる瞬間を子どもたちに体験させたいと考えています。子どもたちが否定されることを恐れずに、自分の気持ちを表現できる場を目指しています。
こども万博実行委員長 手塚 麻里氏: 「こども万博」は、子どもたちが夢や可能性を発見し、成長を実感できる場です。現代の子どもの自己肯定感や主体性を育む環境づくりが重要であり、美山ヴィレッジのワークショップは、その理念に合致した素晴らしい取り組みです。
ワークショップ概要
- 日時: 2025年10月10日(金)・11日(土)10:00〜17:00
- 会場: EXPO2025大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」
- 主催: こども万博実行委員会(Meta Osaka・こどもCandy・みらいのたからばこ・ごっこランドEXPO)
- 協力: 株式会社美山ヴィレッジ
- 対象年齢: 未就学児〜小学生
- 参加費: 無料(EXPO2025大阪・関西万博の入場チケットが別途必要)
- 参加方法: 当日受付制(こども万博入場は事前予約・抽選制を予定)
ワークショップ内容(一例)
- 村民登録(村カード配布)
- 仲間探し(同じ村の子ども同士でグループ形成)
- 村のミッション(グループでのアイデア出し)
- 発表タイム(代表者による簡単な発表)
- 記念品プレゼント
- 体験時間:約30分〜45分
取材のご案内
7月20日開催「ひょうごこども万博 in 新温泉町」にて、ワークショップの様子や関係者へのインタビュー取材が可能です。
株式会社Meta Osakaについて
「大阪を世界一おもろい都市(まち)に」をミッションに、デジタル技術を活用した事業展開を行っています。「こども万博」の主催など、デジタル技術を通じて地域課題の解決に取り組んでいます。
株式会社美山ヴィレッジについて
「田舎暮らしをもっと身近に簡単に」をコンセプトに、京都府南丹市美山町で地域活性化事業を展開しています。
