大阪・関西万博 共創チャレンジ:学校制服のハギレでつくるSDGsエコフラワープロジェクト「TEAM EXPOパビリオン」 展示&発表
2025年4月24日(木)と4月28日(月)、菅公学生服株式会社は、大阪・関西万博 フューチャーライフヴィレッジにおいて、「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ『制服の余り生地をアップサイクル!学校にエコフラワーを咲かせるプロジェクト』(以下:エコフラワープロジェクト)のブース展示&ステージ発表を行いました。
エコフラワープロジェクト:制服のハギレから生まれる持続可能な未来
エコフラワープロジェクトは、制服の余り生地を活用し、オリジナルグッズ「エコフラワー」を作成するアップサイクルプロジェクトです。廃棄予定だった生地を生まれ変わらせることで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することを目指しています。 同時に、子どもたちがSDGsや地球環境問題について考える機会を提供し、未来を担う子どもたちの学びを支援することも目的としています。
SDGsとの関わり
このプロジェクトは、以下のSDGsに貢献しています。
- 4:質の高い教育をみんなに:制服の余り生地でエコフラワーを作る教材を提供することで、子どもたちの教育に寄与します。
- 12:つくる責任つかう責任:企業の廃棄資材を有効活用(アップサイクル)します。
- 17:パートナーシップで目標を達成しよう:学校・自治体と企業が連携し、共創を実現します。
「TEAM EXPOパビリオン」での展示と発表
大阪・関西万博 フューチャーライフヴィレッジで開催された「TEAM EXPOパビリオン」において、エコフラワープロジェクトはブース展示とステージ発表を行いました。
ブース展示では、エコフラワープロジェクトの紹介として、エコフラワーの現物展示、生徒が制作した「エコフラワードレス」と「エコフラワー帽子」などを展示しました。 日本の制服文化の紹介として、伝統的なセーラー服と現在のブレザースタイルの商品も展示されました。さらに、児島アートプロジェクトの取り組みとして「Gパンだ」も展示され、1,000人以上の方にご来場いただきました。
ステージ発表では、近畿大学附属高等学校(大阪)、桃山学院中学校(大阪)、光ヶ丘女子高等学校(愛知)の3校の生徒が、各校のエコフラワーを通じたSDGs取り組みと成果を発表しました。
プロジェクト紹介ムービー
「TEAM EXPOパビリオン」では、エコフラワープロジェクト参加校を紹介する映像も展示されました。
- 共創チャレンジ|学校制服のハギレでつくるエコフラワープロジェクト
- 児島アートプロジェクト × 学校制服のハギレでつくるエコフラワープロジェクト
エコフラワープロジェクトの概要
エコフラワープロジェクトは、制服の余り生地で「エコフラワー」を作成するSDGs活動です。2023年11月に大阪・関西万博の共創チャレンジに登録されています。
対象: 日本国内の小学校・中学校・高等学校など
提供物: 制服の余り生地と作り方説明書をセットにした「エコフラワー」を作るSDGs教材(無償)
申し込み方法: 特設サイトのフォームより(https://kanko-gakuseifuku.co.jp/company/challenge)
※お申込み受付完了から教材のお届けまでは10営業日ほどかかります。生地の色・柄は指定できません。廃材手配状況により生地在庫がなくなった場合は、受注を一時停止する場合があります。学校専用用品のため、一般・個人への斡旋はしていません。
プロジェクトの詳細と取り組み
菅公学生服は、年間約600万枚の制服・体操服を生産しています。自動マーキングシステムによる効率的な生産にも関わらず、製造過程でどうしても余ってしまう生地が課題でした。そこで、この余り生地を活用してエコフラワーを作るプロジェクトを開始しました。
エコフラワープロジェクト×児島アートプロジェクトでは、エコフラワーを用いた地域活性化も展開しています。岡山県倉敷市児島のキャラクター「Gパンだ」像(約2m)を約1万本のエコフラワーで制作し、JR児島駅に2025年3月27日からアート展示しています。 また、児島の繊維企業の廃材生地を使ったアップサイクル衣装を着た「Gパンだ」(約20cm)を倉敷・児島の観光スポット30か所に設置し、エコフラワーを持って地域の魅力を発信しています。
2025年4月24日現在、全国228校(児童・生徒29,450人)がプロジェクトに参加し、47,469本のエコフラワーが制作されています。
大阪・関西万博のテーマとの関連性
日本の学校制服は、世界的に注目されるファッションスタイルです。長期間着用される制服は、子どもにとって身近なサスティナブル教材です。ダイバーシティ&インクルージョンに基づき進化する制服を題材にSDGsについて学ぶことで、「いのち輝く未来社会のデザイン」という大阪・関西万博のテーマに貢献します。
「TEAM EXPOパビリオン」について
「TEAM EXPOパビリオン」は、「TEAM EXPO 2025」プログラムの一環です。 「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現とSDGsの達成を目指し、国内外の多様な参加者が未来社会を共に創り上げていくことを目指しています。 多くの企業、教育機関、団体などが参加し、未来に向けたアクションを共創しています。「つながる万博」をコンセプトに、参加者の成果発表と対話を通して、新たな共創を生み出します。
菅公学生服株式会社について
1854年創業の菅公学生服株式会社は、学校制服・体操服を通じて、子どもたちと学生生活を支えるすべての人々に寄り添い、スクールソリューションカンパニーとして社会課題の解決に取り組んでいます。
まとめ
菅公学生服株式会社のエコフラワープロジェクトは、制服の余り生地をアップサイクルすることでSDGsに貢献し、子どもたちの教育にも資する、持続可能な取り組みです。大阪・関西万博「TEAM EXPOパビリオン」での展示発表を通じて、その成果と取り組みが広く発信されました。


