関西万博:オムロン×スクエニ×京都橘大学が語るAIロボティクス未来

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オムロン×スクウェア・エニックス×京都橘大学 AIロボティクス特別講演会、大阪・関西万博にて開催

2025年6月18日(水)、大阪・関西万博のシグネチャーイベント「EXPO共鳴フェス」にて、AIロボティクスが創り出す未来社会について考える特別講演会が開催されました。本講演会は、オムロン株式会社、株式会社スクウェア・エニックス、そして京都橘大学による共催イベントです。

ロボットと共に生きる未来:講演会概要

講演会のテーマは「ロボットと共に生きる時代へ。AIロボティクスが拓く豊かな社会とは-もしも、相棒がロボットだったら、どんな未来を描きますか?-」です。 お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉氏を司会に迎え、オムロン株式会社執行役員 技術・知財本部長 兼 オムロン サイニックエックス株式会社代表取締役社長の諏訪正樹氏、株式会社スクウェア・エニックスリードAIリサーチャーの三宅陽一郎氏、そして京都橘大学工学部長の松原仁氏(人工知能学会元会長)が登壇しました。

講演会では、オムロンが開発した卓球ロボット「FORPHEUS(フォルフェウス)」が具体例として紹介されました。FORPHEUSは、オムロンのコア技術である「センシング&コントロール+Think(AI)」技術を象徴するロボットで、最新モデルの第9世代は、人と機械の双方向コミュニケーションをコンセプトに研究開発されています。 また、スクウェア・エニックスの協力により人工知能(メタAI)が搭載された第6世代は、人の競技レベルや表情、心拍数などから感情を推定し、ラリー内容を調整することで、プレーヤーのモチベーションを高める仕組みが実装されています。

本講演会は、「ロボティクス」や「AI」という新たな技術が「人によりそうロボット」を生み出せるのか、「フォルフェウス」の事例から、次世代の技術教育や社会課題解決へのヒント、未来の可能性を探ることを目的としています。 異分野の壁を越え、それぞれの専門知を活かし、ロボット開発が「誰のために、何のために進めるのか」という視点から、来場者と共に考える機会となりました。

プログラム詳細

イベント名: 文化交響Vol.4 ロボットと共に生きる時代へ。AIロボティクスが拓く豊かな社会とは  -もしも、相棒がロボットだったら、どんな未来を描きますか?-

開催日時: 2025年6月18日(水)14:00-15:15

開催場所: 大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」

登壇者:

  • 諏訪正樹 氏(オムロン株式会社 執行役員 技術・知財本部長 兼 オムロン サイニックエックス株式会社 代表取締役社長)
  • 三宅陽一郎 氏(株式会社スクウェア・エニックス リードAIリサーチャー)
  • 松原仁 氏(京都橘大学工学部長・情報工学科教授)
  • 司会:有野晋哉 氏(お笑いコンビ・よゐこ)

対象: どなたでもご参加いただけます

参加費: 無料(大阪・関西万博への入場チケットは別途必要です)

参加方法: 抽選で70名様に大阪・関西万博入場チケットを提供。希望者は京都橘大学のホームページから申し込み。既に入場チケットをお持ちの方は、そのまま参加可能。

申し込み締め切り: 2025年6月12日(木)

抽選結果発表: 2025年6月13日(金)までにメールにて連絡

お問い合わせ先(一般の方):

  • 企画に関するお問い合わせ:京都橘大学企画部広報課 TEL:075-574-4112/MAIL:pub@tachibana-u.ac.jp
  • 応募に関するお問い合わせ:読売新聞社ビジネス局 TEL:06-6366-2417

登壇者プロフィール

諏訪正樹 氏: 1997年 立命館大学理工学研究科博士後期課程修了後、オムロン株式会社入社。画像・光センシングの研究開発に従事。2018年2月オムロン サイニックエックス株式会社代表取締役に就任。2022年3月同社 技術・知財本部長 兼 技術・知財戦略室長に就任。2022年4月同社 執行役員に就任。2024年4月より現職。奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科、九州工業大学生命工学研究科客員教授。人工知能学会 理事。

三宅陽一郎 氏: 京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程を経て博士(工学、東京大学)。2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。著書多数。2020年度人工知能学会論文賞受賞。

松原仁 氏: 東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了。工学博士。2024年4月より京都橘大学教授。専門は人工知能。2026年4月より、工学部ロボティクス学科教授(予定)。人工知能学会元会長、情報処理学会前副会長。

有野晋哉 氏: 松竹芸能所属。お笑いコンビ・よゐこ。CSフジテレビONE「ゲームセンターCX」出演など。

EXPO共鳴フェスについて

主催:公益財団法人2025年日本国際博覧会協会 /共催:読売新聞社

大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの宮田裕章氏が掲げる「Better Co-Being」の理念に共鳴した教育機関や企業、団体が実施する取り組みです。京都橘大学はEXPO共鳴フェスの趣旨に賛同し、本特別講演会を開催しました。

京都橘大学 新学部・新学科概要(2026年4月設置予定)

デジタルメディア学部デジタルメディア学科(仮称)

  • 入学定員:100名(通学課程)、180名(通信教育課程)
  • 学びの特徴:【エンジニアリング×クリエイションを実現できる人材を養成】
  • 想定進路:CGエンジニア、2D・3DCGクリエイター、画像・音声処理エンジニア、ゲームプログラマー、ゲームデザイナー、音響エンジニア、作曲家・アレンジャーなど

工学部ロボティクス学科(仮称)

  • 入学定員:80名
  • 学びの特徴:【ロボット開発×ロボット活用の両面教育】
  • 想定進路:ロボットエンジニア、CADエンジニア、画像・音声処理エンジニア、SE・プログラマーなど

健康科学部臨床工学科(仮称)

  • 入学定員:40名
  • 学びの特徴:【臨床工学技士免許取得に加え臨床工学技士としての可能性をさらに広げる教育の実現】
  • 想定進路:臨床工学技士、医療機関内でのDXリーダー、医療機器メーカーでの開発者・MRなど

(すべて仮称、設置構想中。計画内容は予定であり変更することがあります。)

まとめ

オムロン、スクウェア・エニックス、そして京都橘大学が共催したAIロボティクスに関する特別講演会が、大阪・関西万博にて盛況のうちに幕を閉じました。 著名な研究者やエンターテイナーを招き、AIロボティクス技術の最先端と、未来社会への展望が議論されました。 京都橘大学は、2026年4月からの新学部・新学科開設に向け、本講演会を通じて、AIロボティクス分野への更なる貢献を誓いました。

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