大阪・関西万博にも登場!地域をつなぐ「とよのサイダー」:2025年最新情報
大阪府豊能町の地域おこし団体「とよの場」が手掛けるクラフトサイダー「とよのサイダー」が、2025年現在、全国展開に向けて大きく前進しています。香料・酸味料不使用の自然派サイダーに、地域住民や子どもたち、事業者によってデザインされたオリジナルラベルを施すことで、「飲むこと」が地域参加となるユニークな仕組みが注目を集めています。
大阪・関西万博での成功と地域ブランディングの受賞
2025年5月には、「大阪・関西万博 大阪ウィーク春の陣」にて豊能町の飲食代表ブースとして出店し、3日間で約500本の販売を達成しました。このイベントを通して、豊能町の味とストーリーを都市部へ発信することに成功しました。さらに、2025年3月には地域ブランディングの取り組みとして「空の匠賞レース2024」にて『匠の卵賞』を受賞しています。住民参加型のクラフト精神と、香料・酸味料不使用へのこだわりが評価された結果です。
「とよのサイダー」のこだわりと魅力
「とよのサイダー」は、香料・酸味料を使用せず、甜菜糖と国産レモンによる優しい甘みが特徴です。隠し味としてヤーコン果汁を使用しており(町産ヤーコンは現在自社農園で栽培中)、素材へのこだわりが感じられます。単なる飲料にとどまらず、地域に「関われる」という役割も担っている点が、このサイダーの魅力です。
現在までに10種類以上のラベルが、様々なイベントなどで使用されています。購入場所によってラベルのデザインが異なるため、「ラベルで巡る町歩き」という町内観光を促進する仕掛けも進行中です。
販売拠点と地域連携
「とよのサイダー」は、豊能町直売所「志野の里」にて販売され、お土産としても人気を博しています。町内の飲食店でも取り扱っており、観光の際に気軽に楽しむことができます。さらに、豊能町を中心に各種イベントにも積極的に出店し、豊能町のPRにも貢献しています。
地元との連携強化:様々なコラボレーション
「とよのサイダー」は、地元との深い連携によって支えられています。具体的には、地元小学校、豊能町公式ゆるキャラ「とよのん」、地元キャンプ場、地元企業とのコラボレーションを実施しています。
2024年11月には、地元鉄道会社である能勢電鉄と協力して「とよのサイダー電車」を開催しました。留置車両内で、子どもから大人まで楽しめる飲食やワークショップなどを実施し、地域一体となったイベントとなりました。
今後の展望:更なる地域活性化への挑戦
「とよのサイダー」は、豊能町のご当地サイダーとして、更なる発展を目指しています。具体的には、自社農園でのヤーコン栽培による商品開発、百貨店・道の駅・ECサイトなどを通じた販路拡大、企業・自治体とのコラボラベル制作などを推進していく予定です。
「とよの場」について
「とよの場」は、大阪府豊能町の地域おこし団体です。「とよのサイダー」以外にも、地域活性化のための様々な活動を行っていると考えられます。
「とよのサイダー」を通じて、豊能町の魅力が全国へと広がっていくことが期待されます。


