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大阪万博2025:中外製薬inochiのペイフォワードWeek開催レポート

EXPO 2025大阪・関西万博「inochiのペイフォワードWeek Presented by 中外製薬」開催レポート

2025年6月27日(金)から30日(月)にかけて、EXPO 2025大阪・関西万博の夢洲ギャラリーWESTにて、「inochiのペイフォワードWeek Presented by 中外製薬」が開催されました。これは、一般社団法人inochi未来プロジェクト/inochi WAKAZO Projectによる出展で、「健康とウェルビーング ウィーク」の開催期間(6月20日~7月1日)に含まれていました。「TEAM EXPO 2025/共創チャレンジ」にも登録された本イベントは、「いのち輝く未来社会」の実現に向けた取り組みとして注目を集めました。

inochiのペイフォワードWeekとは

本イベントは、「inochiのペイフォワード」というコンセプトに基づいて開催されました。「inochiのペイフォワード」とは、保険制度や献血など、誰かのいのちを思って行動し、助け合っていく循環のことです。この循環こそが、「いのち輝く未来社会」の礎になると考えられています。イベントでは、Well-being for Well-dyingのメッセージを土台に、この「inochiのペイフォワード」が溢れた未来社会を体感できる展示と5日間の共創イベントが実施されました。

展示:Heart Driven Circulation Model 2025

inochi Equity Heartを中心に、inochiのペイフォワードで実現する循環モデルを体感できる展示が設けられました。来場者のヘルスデータや言葉がinochi Equity Heartの鼓動に支えられ上空に舞い上がり、天井のLASTWORDS DATA CLOUDにて互いに作用しあいながら支え合う様子が表現され、inochiのペイフォワードが描く循環の姿が視覚的に示されました。

イベント概要

多様なイベントが開催され、来場者は「inochiのペイフォワード」を体感しました。以下、主なイベントを紹介します。

1. オープニングセレモニー (6月27日 12:00-13:30)

inochi Equity Heartにデータ寄付された心拍数によって鼓動が刻まれる点灯式が行われました。公益社団法人日本臓器移植ネットワークのご協力のもと、澤芳樹理事長をはじめとする豪華ゲストの心拍数のドネーションが行われ、そのドネーションを受けて巨大心臓が動き出しました。一人ひとりのいのちが誰かのいのちを輝かせ、新たな共鳴を生み出す感動的な幕開けとなりました。登壇者は、澤芳樹氏(医療法人警和会 大阪警察病院病院長、大阪大学大学院医学系研究科名誉教授、inochi 未来 プロジェクト理事長)と、公益社団法人日本臓器移植ネットワークのご協力のもと、心臓移植ドナーのご家族・レシピエント様もご登壇されました。

2. いのちの対話Talk1 – あなたの最期とは?- (6月27日 13:30-14:30)

死生観について真正面から考え、共有するセッションです。死に深く向き合っている方々の話を通して、自身のいのちに向き合い、他者のいのちに気づくきっかけを提供しました。登壇者は、澤芳樹氏、松山大耕氏(妙心寺退蔵院 副住職)、紫舟氏(書家、芸術家、大阪芸術大学教授)などでした。

3. プレミアムスポンサー特別イベント 中外製薬株式会社DAY (6月29日 10:00-21:00)

中外製薬の創薬コンセプトをテーマにしたXRゲーム、クイズ大会、フォトスポット、遊んで学べるコーナーなど、多様なイベントが用意されました。

4. DONATE YOUR RUN – 若者の宣言- (6月30日 10:00-12:00)

「生きがいを育む社会」の実現に向けて、DONATE YOUR RUN実証実験の結果報告、講演(テーマ:「繋がる社会がつくる未来のスポーツ科学: 市民データ利活用によって広がるスポーツDXの展望(仮)」)、パネルディスカッション(テーマ:「スポーツで社会がつながる:みんなでつくる夢、感動、生きがいがあふれた未来社会システムとは(仮)」)が行われました。登壇者は、中田研氏(大阪大学大学院 医学系研究科 スポーツ医学教室 教授)、朝原宣治氏(アスリートネットワーク副理事長)などでした。

5. Global Sant Night -病気と闘う子どもたちとの共創- (6月27日、28日 18:00-21:00)

病気と闘う子どもたちとのワークショップで作製したランプシェードを使った作品「ペイフォワードの木」の展示と、子どもたちへのエールを届ける音楽セッションが行われました。公益財団法人公益推進協会「For Children基金」による助成事業です。

6. LASTWORDS -あなたの最期の言葉- (6月28日 10:00-12:00)

人生最期に遺したい言葉について考え、より良い生を生きるために何ができるのかを問うワークショップなどが行われました。

7. i-GIP Voyage -課題解決プレゼン- (6月28日 13:00-17:30)

ヘルスケア課題解決を目指すi-GIP(inochi Gakusei Innovators Program)の成果発表と、来場者参加型の課題解決セッションが行われました。

最新の情報は、ホームページ(https://inochi-payitforward.com)とインスタグラム(WAKAZO:https://www.instagram.com/wakazo_expo、イベント専用:https://www.instagram.com/inochi_payitforward__expo/)で確認できます

一般社団法人inochi未来プロジェクト/inochi WAKAZO Projectについて

一般社団法人inochi未来プロジェクト/inochi WAKAZO Projectは、「inochiのペイフォワードWeek Presented by 中外製薬」を開催した団体です。詳細はホームページ(https://inochi-expo.com/)をご覧ください。 お問い合わせ:info@inochi-wakazo.org(一般)、inochi@ssu.co.jp(取材)

まとめ

「inochiのペイフォワードWeek Presented by 中外製薬」は、EXPO 2025大阪・関西万博において、「いのち輝く未来社会」の実現に向けた、多様な展示とイベントを通して「inochiのペイフォワード」の理念を体現した、記憶に残るイベントとなりました。

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