西成発！日本語曲「HANAZONO」全米iTunes3位！NISHIOKAが世界を魅了

未来に生きる記者

13時間前

スラムの西成から、世界の西成へ。ー『HANAZONO』がiTunes 全米「シンガーソングライター」ランキング3位を記録！万博が“未来”を語るその時、一曲の“日本語のリアル”がアメリカで刺さった

2025年6月6日、アメリカiTunesの「シンガーソングライター」チャートで異例の出来事が起こりました。日本語で歌われた楽曲『HANAZONO』が、3位にランクインしたのです。アーティストは、大阪市西成区出身のシンガーソングライター、NISHIOKA。インディペンデントレーベル「Tune Factory」からのリリースで、英語圏リスナーが中心となるこのジャンルにおいて、日本語楽曲が上位にランクインするのは極めて稀なケースです。さらに同日、サブジャンルである「オルタナティブフォーク」チャートでは1位を獲得しました。

Dean Lewis、Myles Smith、Tracy Chapman、James Taylor、Jimmy Buffett、Simon & Garfunkel、Gordon Lightfootといった、世界的に著名なシンガーソングライターが名を連ねる中で、無名に近い日本人アーティストの日本語曲がトップ3入りを果たしたことは、音楽業界に衝撃を与えました。この快挙は、単なるチャート順位以上の意味を持ちます。言語や国境を超えて音楽が人々の心に響く「本質」を示す、特筆すべき現象と言えるでしょう。

『HANAZONO』は、NISHIOKAが自身のルーツである大阪市西成区花園町をテーマに制作した楽曲です。暴動、貧困、差別など、長らく社会の周縁に置かれてきた地域の歴史や現状を、素朴なサウンドとストレートな歌詞で表現しています。派手な演出やバズ戦略とは無縁の、飾らない音楽です。日本国内ではほとんど知られていないにも関わらず、海外、特にアメリカで高い評価を得た点が注目されます。

2025年春、大阪・関西万博が開幕し、世界中が未来への展望を語っていました。その賑わいとは対照的に、静かに、しかし力強く、過去と現在を繋ぐ『HANAZONO』が世界へと届けられました。万博開催中の大阪から発信された、もう一つのリアリティと言えるでしょう。夢を語る大舞台の裏側で、地に足をつけた音楽が、誰にも頼ることなく世界へ羽ばたいたのです。この成功は、「届いたこと」自体がニュースであり、音楽の可能性を再認識させる出来事となりました。

アメリカiTunesの「シンガーソングライター」チャートには、Dean Lewis、Tracy Chapman、James Taylor、Bob Dylan、Cat Stevens、Passengerなど、数々の巨匠やトップアーティストが名を連ねています。その中で日本語楽曲が3位にランクインしたことは、極めて異例な現象です。「オルタナティブフォーク」チャートでの1位獲得は、Joan BaezやAvi Kaplan（元Pentatonix）を抑えた結果であり、ジャンル的な文脈においても大きなインパクトを与えました。

NISHIOKAは、大阪市西成区出身のシンガーソングライターです。現在、独立レーベル「Tune Factory」から作品をリリースし、制作から配信、プロモーションまでを自身で行うインディペンデントな活動を展開しています。ジャンルや国境にとらわれず、「生きた音」を軸にした活動が評価されています。

今後の展開として、8月には新曲のリリースを予定しており、今回のチャート実績を踏まえ、海外ラジオやインディーメディアとの連携も視野に入れています。また、5月3日にはiTunes UKで5位、Spotify UK「Top 50」にもランクインしており、欧米圏での着実な広がりを見せています。今後の活躍が期待されます。

WINGROUP Inc.は、NISHIOKAの活動を支援する企業です。

引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000132284.html