【大阪・関西万博2025】200名出演、5000名超の観客を魅了した伝統文化の祭典
2025年6月3日（火）と4日（水）、大阪・関西万博会場内EXPOホール「シャインハット」にて、伝統文化未来共創Projectによる象徴的プログラム「令和今昔四季物語絵巻」が上演されました。本公演は、万博最大級の伝統舞台として、日本文化の継承と未来への共創を体現する象徴的な取り組みとなりました。
人間国宝と若き担い手が織りなす、四季の祈りと芸能
この公演には、弓馬術礼法小笠原流三十一世宗家嫡男の小笠原清基氏、能楽囃子大倉流大鼓方で人間国宝の大倉源次郎氏、天王寺楽所雅亮会理事長小野真龍氏をはじめ、各流派を代表する宗家や家元、複数の人間国宝、そして将来を担う若手など、総勢200名が出演。能、狂言、巫女舞、神楽、雅楽といった伝統芸能を通じて、日本の四季と神事を万博会場に再現しました。
古典と現代技術の融合：生成AIを活用した革新的な舞台演出
「令和今昔四季物語絵巻」では、生成AI技術を活用した映像演出も取り入れられ、古典芸能と現代技術が融合した新たな舞台表現が実現。 この革新的な演出は、観客に強い感動と余韻を残しました。
世界中から集まった5000名超の観客：言葉を超えた感動の共有
2日間で5,000名を超える観客が訪れ、国内外15カ国からの来賓も参加。多くの来場者が、この舞台を通じて日本文化の深さと美しさ、そして日本の「見えない価値」を再認識する機会となりました。
参加者の声：魂を揺さぶる、忘れられない体験
公演後には、多くの感動的な声が寄せられました。
- 「ただ観るのではなく、“参加している”という感覚があった。これは舞台ではなく、本物の儀式でした。」
- 「終演後、拍手ができなかった。自然と手を合わせたくなるような、魂に触れる体験だった。」
- 「海外の来賓も涙を浮かべていた。文化は言葉を超える。万博という世界の舞台で、真の日本が見えた瞬間だった。」
- 「伝統文化って退屈かと思っていたけど、これは全然違った。静かなのに、ずっと涙が止まらなかった。」
- 「法螺貝がなった後の70人による巫女舞は圧倒されました。」
これらの声は、本公演が単なるエンターテイメントを超えた、深く感動的な体験を提供したことを示しています。
出演団体：日本が誇る伝統芸能の精鋭たち
本公演には、日本が世界に誇る伝統芸能の各流派を代表する宗家や家元、人間国宝、そして神仏習合の伝灯を受け継ぐ社寺の代表が集まりました。
演目紹介：「令和今昔四季物語絵巻」～千年の叡智を現代へ～
「令和今昔四季物語絵巻」は、日本の四季を通して“祈り”と“感謝”の精神を紐解く、全九章から成る儀礼芸術作品です。各章には、一年を通して行われる神事・儀式によって受け継がれる信仰、芸能、文学が織り込まれ、そこに込められた“千年の叡智”が現代に呼び起こされます。
開催の背景：大阪・関西万博2025のテーマと「見えない価値」の継承
2025年大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、テクノロジーや医療だけでなく、精神的・文化的な豊かさを見つめ直す契機でもあります。 伝統文化未来共創Projectは、日本が世界に誇る「見えない価値」──祈り、感謝、自然との共生、目に見えない存在への敬意──を、次世代と世界に伝えることを目的として発足しました。「令和今昔四季物語絵巻」は、このプロジェクトの象徴的なプログラムとして企画されました。
伝統文化未来共創Project：伝統文化の継承と未来への共創
伝統文化未来共創Projectは、2025年大阪・関西万博を契機として発足した非営利の任意団体です。日本の伝統文化を「日本と世界の架け橋」とし、世界と日本、文化と経済、異なるジャンルや世代が一つに繋がる「共創の機会」を創出することを目的に活動しています。
主催・共催・実行委員会
- 主催： 日本経済新聞社
- 共催： 伝統文化未来共創Project運営本部 (公式HP：https://www.j-culture-expo.com/)
- 実行委員会： 事務局：（一社）全日本伝統文化後継者育成支援協会
- 催事事務局： 一般社団法人 全日本伝統文化後継者育成支援協会
お問い合わせ先
伝統文化未来共創Project運営本部 メール：[email protected] 事務局担当：岩根えり子
まとめ
2025年大阪・関西万博において開催された「令和今昔四季物語絵巻」は、人間国宝をはじめとする伝統芸能の担い手と、将来を担う若手たちが織りなす、圧巻の舞台となりました。5000名を超える観客を魅了した本公演は、生成AI技術を取り入れた革新的な演出と、伝統文化の深遠な魅力を世界に発信する、記憶に残るイベントとなりました。 この公演は、伝統文化の継承と未来への共創という重要なテーマを体現し、万博の歴史に刻まれるでしょう。
