2025年、大阪・関西万博で「未来の地球学校」が開校

2025年8月8日（金）と9日（土）の2日間、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）のシグネチャーイベント「世界遊び・学びサミット」の一環として、「未来の地球学校（Future Earth School）」が開校します。株式会社steAmと一般社団法人steAm Bandが連携して発案した本プロジェクトは、「『未来の学びの場』づくりのための世界各地をつなぐ協奏のエコシステム」として、国内外の様々な文化教育拠点施設が連携し、地球規模での共創の場を作り出すことを目指しています。

未来の地球学校の目指すもの
大阪・関西万博での取り組み
8つのテーマ
未来の地球学校：これまでの取り組み
大阪・関西万博「未来の地球学校」概要
中島さち子氏プロフィール
株式会社steAmについて

未来の地球学校の目指すもの

「未来の地球学校」は、従来の枠組みを超えた多様なつながりを構築することで、探究型、プロジェクト型、横断型など、新しい学びの変革を目指しています。このダイナミックなエコシステムから、次々と新たな学びの取り組みが生まれることを期待しています。

大阪・関西万博での取り組み

大阪・関西万博における「未来の地球学校」は、テーマ事業「いのちを高める」（シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」）のシグネチャーイベントである「世界遊び・学びサミット」内で開催されます。「世界遊び・学びサミット」は、8月6日（水）～10日（日）にEXPOメッセ「WASSE」で開催され、「多様ないのちが、自分らしくワクワク輝く生成的な協奏の場を創る」を共通のフィロソフィーとしています。

「未来の地球学校」には、100名を超える国内外の教育関係者を中心とした多様な参加者が集まり、8つのテーマ（Inclusive／STEAM／Gender／Well-becoming & Well-being／国際交流／文化／いのち／SDGs＋beyond）ごとにラボを形成。各テーマに沿ったワークショップ、展示、トークセッションなどを企画・開催します。

8つのテーマ

「未来の地球学校」では、以下の8つのテーマに基づいた活動が行われます。

1. インクルーシブ: 様々な背景を持つ人々が、プレイフルな対話を通して未来を創造します。

2. STEAM: 科学、技術、工学、芸術、数学を横断する創造的な学びを通して、未来を発明します。

3. ジェンダー: ジェンダーによる固定観念にとらわれず、誰もが自分らしくいられる社会を目指します。

4. Well-being: Well-becoming A Playful Tinkering（遊びを通して創造的に学び、共に可能性を広げる）とWell-being B（幸せや心身の豊かさについて探求する）の2つの活動が行われます。

5. 国際交流: 様々な文化や価値観を超えた交流をリアルとオンラインで実現します。

6. 文化: 多様な文化体験を通して、過去から未来へと続く文化の継承と発展を促します。

7. いのち: いのちへの感性を育み、いのちの尊さを共有する場を創造します。

8. SDGs+beyond: 地球の未来を自分事として考え、持続可能な社会の実現に貢献します。

未来の地球学校：これまでの取り組み

「未来の地球学校」は、経済産業省「未来の教室」2021年度実証事業をきっかけに始動しました。国内外の40を超える学校・団体・地域を対象とした実証事業を経て、多くの自治体の参画・連携により取り組みは拡大してきました。

2023年夏頃から、大阪・関西万博に向けたプロジェクトがオープンカフェ形式で開始。月に一度のオンライン形式のオープンカフェでは、参加者同士の交流や対話、有識者によるレクチャーやワークショップなどが行われ、新しい学びや遊びのあり方を創造する場として活用されてきました。 2024年夏頃からは、大阪・関西万博に向けた具体的なコンセプト作りと企画案の検討が進められました。