大阪・関西万博、スタッフユニフォームに堆肥分解ポリエステルを採用：V&A Japanの取り組み
2025年、大阪・関西万博の運営スタッフ2500人分のユニフォームに、株式会社V&A Japanが開発した堆肥分解性ポリエステル「CRAFTEVO-ReTE」が採用されました。万博開幕から約2ヶ月が経過し、来場者数も増加する中、同社は初めてプレスリリースを発表しました。
V&A Japanは、大阪を拠点とする企業です。環境負荷軽減を目指し開発された堆肥分解性ポリエステルCRAFTEVO-ReTEを、衣料用生地だけでなく、ファスナーやワッペンなどのアクセサリーにも使用したユニフォームを提供しています。ポロシャツ8000枚、パンツ5500枚、アウター2700枚、合計16,200枚という、万博におけるユニフォーム協賛企業の中で最大規模の提供となりました。
CRAFTEVO-ReTEはプラスチックの代替品として開発され、衣料用繊維としての利用に成功しました。リサイクル・ポリエステルと比較して、焼却廃棄時のCO2排出量を32.8％削減可能です。
万博協会との合意に基づき、万博閉幕後には全てのユニフォームを回収し、契約する堆肥農場にて牛糞を使用した堆肥による生分解処理を行います。これは、環境に配慮した新たな衣料製品と廃棄方法の提案という、V&A Japanの取り組みを象徴するものです。
V&A Japanは、このCRAFTEVO-ReTEの活用を大阪・関西万博にとどまりません。今後、イベント用Tシャツ、学校の制服、官公庁のユニフォーム、カフェスタッフの制服など、幅広い用途での使用を目指しています。使用後には回収され、堆肥農場で環境に配慮した形で廃棄される仕組みを構築することで、サステナブルな製品ライフサイクルの実現に貢献します。
株式会社V&A Japanについて
株式会社V&A Japanは、大阪を拠点とする企業であり、大阪・関西万博の運営参加（ブロンズパートナー）として本件に携わっています。
本件に関する問い合わせ先
株式会社V&A Japan （詳細については、公式ウェブサイトをご確認ください）
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関連情報:
- 大阪・関西万博におけるV&A Japanの取り組みは、環境問題への意識の高まりと、持続可能な社会の実現に向けた企業の取り組みを象徴するものです。
- 万博閉幕後のユニフォームの回収・処理方法は、環境への配慮と、資源の有効活用という点で重要な意味を持ちます。
- CRAFTEVO-ReTEの今後の展開は、様々な業界における環境配慮型の製品開発に大きな影響を与える可能性があります。
- 16,200枚というユニフォーム提供数は、万博規模のイベントにおいて、環境配慮型の素材を使用する取り組みの規模を示しています。
- V&A Japanは、本件を通じて、企業としての社会的責任を果たす姿勢を示しています。
まとめ
2025年の大阪・関西万博では、株式会社V&A Japanが開発した堆肥分解性ポリエステル「CRAFTEVO-ReTE」を用いたユニフォームが、運営スタッフ2500人に提供されました。万博閉幕後には回収し、堆肥農場で生分解処理を行うことで、環境負荷の低減を目指しています。これは、イベント規模での環境配慮型の素材使用の取り組みとして、大きな意義を持つ事例と言えます。
