2025大阪・関西万博:鹿児島県伊佐市「伊佐のお米」WebAR展示、BROTHER株式会社とpalanによる共同開発
2025年5月28日(水)~6月1日(日)に開催された、2025年日本国際博覧会内「地方創生SDGsフェス」において、株式会社palanはBROTHER株式会社と共同で、鹿児島県伊佐市産のお米「伊佐のお米」を紹介するWebAR展示「自分で植えるお米作りAR」を企画・開発しました。このイベントは、内閣府 地方創生推進事務局主催で、国民的人気ゲーム「桃太郎電鉄」とのコラボレーションによるもので、全国52自治体の取り組みを紹介するブースが展開されました。BROTHER株式会社が携わる13verseプロジェクトの一環として、palanが提供するWebAR技術「palanAR」が活用されました。
展示の概要と目的
「自分で植えるお米作りAR」は、伊佐のお米の魅力をAR技術を通して分かりやすく伝えることを目的としたコンテンツです。特に、お米農家の農業人材不足という課題解決に向け、鹿児島県外や農業未経験の若年層への関心を高めることを目指しています。
コンテンツは大きく2つのAR体験で構成されています。
①季節の稲AR
このAR体験では、稲の成長過程を様々な季節を通して観察できます。床や机などの平面をタップすると、稲が生えて成長し、四季ごとの変化が解説と共に表示されます。季節の切り替えも自由に操作可能です。
②苗植えAR
こちらは、実際に苗を植える体験をARで再現したコンテンツです。平面をタップする度に稲が生え、複数回タップすることで田植えの作業を疑似体験できます。田植え未経験者でも、ARを通して作業のイメージを掴むことができるようデザインされています。
これらのインタラクティブな体験を通して、子供から大人まで楽しく伊佐のお米について学ぶことができます。
13verseプロジェクトと伊佐市
「13verse」は「伊佐」と「Metaverse」を組み合わせた造語で、鹿児島県伊佐市を拠点とした地域活性化プロジェクトです。地域の高齢化、農業人材不足、企業不足といった課題解決のため、地元企業と賛同企業、そして自治体が連携して取り組んでいます。このWebAR展示は、13verseプロジェクトの取り組みの一環として位置付けられています。
palanARと株式会社palan
「自分で植えるお米作りAR」は、株式会社palanが提供するノーコードAR作成ツール「palanAR」を使用して開発されました。「palanAR」は、プログラミング知識がなくても簡単にWebARを作成できるツールとして、イベントや教育、プロモーションなど様々な用途で活用されています。2019年のサービス開始以来、46,000以上のARが作成されています。株式会社palanは、「現実とデジタルを組み合わせ、新しい社会を創る」というミッションのもと、AR技術を活用した様々なプラットフォームを提供しています。
展示会での様子と今後の展望
2025年5月28日~6月1日、EXPOメッセ「WASSE」内の「地方創生SDGsフェス」13verseブースにて展示が行われ、多くの来場者が体験しました。株式会社palanは今後も、自治体や地域企業と連携し、AR/XR技術を活用した地域活性化に貢献していくとしています。
株式会社palan会社概要
会社名:株式会社palan
所在地:東京都渋谷区代々木1-58-16 清水ビル2F
代表取締役:齋藤 瑛史
連絡先:メール: [email protected]、電話番号: 03-6555-4841
その他開発実績
株式会社palanは、2025大阪・関西万博において、以下のWebAR展示も開発しています。
- 株式会社オルコア:WebAR展示「歯周病の鏡」
- 日本正月協会:WebAR展示「ARおみくじ」
本記事は、提供されたプレスリリース情報に基づいて作成されています。
