大阪・関西万博テーマウィーク「食と暮らしの未来」:NIKKEI食の未来シンポジウムでオートファジー講演開催
2025年6月9日(月)、UHA味覚糖株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:山田泰正)は、大阪大学名誉教授 吉森保先生と共同で、「健康長寿の鍵を握る細胞の働き・オートファジー」と題する講演を行いました。この講演は、2025年大阪・関西万博のテーマウィーク「食と暮らしの未来」におけるNIKKEI食の未来シンポジウムの一環として実施されました。
NIKKEI食の未来シンポジウムについて
日本経済新聞社 イベント・企画ユニットが主催するNIKKEI食の未来シンポジウムは、「食」を取り巻く環境の激動と変革の中、未来の食と食産業のあり方について、有識者や企業関係者が議論を深める場です。2025年大阪・関西万博会場からの発信を通して、未来への展望を示すことを目的としています。
吉森保大阪大学名誉教授による講演
大阪大学名誉教授、同大学院医学系研究科Beyond Cell Reborn学寄附講座教授である吉森保先生は、細胞内の物質を回収・分解・リサイクルするシステムであるオートファジーについて講演を行いました。講演では、オートファジーの細胞内における働きから、全身の健康維持における重要性、そして年齢とともに低下するオートファジーとルビコンというタンパク質の関わりについて詳細な解説がありました。さらに、オートファジーの低下阻止が健康長寿に繋がる可能性や、日本の医療・健康産業発展への貢献についても触れられました。
UHA味覚糖 執行役員 バイオ開発ディビジョン ディビジョンリーダー 松川泰治氏による講演
UHA味覚糖は2017年から吉森先生との共同研究を行い、オートファジーの社会実装に向けた活動に取り組んでいます。その活動内容は、オートファジーに関する正しい理解の普及啓発活動と、オートファジーに着目したサプリメントの開発・販売です。
松川氏は講演の中で、吉森先生がファウンダーを務める株式会社AutoPhagyGOが、賞金総額1億100万ドルの世界的コンペティション「XPRIZE Healthspan」の準決勝進出を果たしたことを紹介しました。このコンペティションは、健康寿命の延伸と人生の質向上を目指した革新的な手法の発見・推進を目的としています。UHA味覚糖は、AutoPhagyGOが中心となって実施する臨床試験を、「オートファジー習慣」シリーズサプリの提供によってサポートしています。
今回の臨床試験で行われる「オートファジーリブーストプログラム」は、オートファジー活性化に繋がるあらゆる生活習慣への介入を特徴としています。これは、UHA味覚糖が進める啓発活動や社会実装化活動と、生活習慣の包括という点で共通する取り組みであると松川氏は説明しました。
UHA味覚糖株式会社について
(企業情報については、本文冒頭に記載済みのため、ここでは省略)

