大阪・関西万博2025、大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」に出展:AI工事写真アプリ「Cheez」が未来の工事現場を示す
2025年6月17日(火)から6月23日(月)まで開催された大阪・関西万博2025において、verbal and dialogue株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役:森川善基)は、大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」に出展しました。同社が開発したAI工事写真アプリ「Cheez」は、「撮るだけ」で仕事が進む未来の工事現場を実現する革新的なサービスとして、多くの来場者の注目を集めました。
“撮るだけ”で変わる工事現場の未来:AI工事写真アプリ「Cheez」
verbal and dialogue株式会社は、「現場の言葉に、テクノロジーで耳を傾ける」をコンセプトに、建設・プラント業界などの現場業務改善に取り組むスタートアップ企業です。代表の森川善基氏は、長年の現場監督や検査業務経験から、工事写真の整理や台帳作成といった非効率で属人的な作業に課題を感じ、「Cheez」を開発しました。
「Cheez」は、AIを活用した自動写真台帳作成サービスです。工事現場で撮影された写真をアプリにアップロードするだけで、写真内の黒板情報(工程名、位置、日付など)をAIが自動で読み取り、写真と書類を瞬時に連携させます。これにより、従来数十時間かかっていた写真台帳の作成が、「撮るだけ」で完了するという画期的な効率化を実現しています。
Cheez:名前の由来とサービスへの想い
AI工事写真アプリ「Cheez」の名前は、カメラを向けられた際の「Say Cheez!」という掛け声から着想を得ています。工事現場における写真撮影という行為を、シンプルでポジティブなものに転換させ、面倒な工事写真の管理を「撮るだけ」で完了させる未来を目指している同社の想いが込められています。
大阪万博での展示:未来型のインフラソリューション
工事現場では、1プロジェクトにつき1万枚を超える写真が撮影され、それらを台帳にまとめる作業は膨大な時間と労力を必要としていました。「Cheez」は、この課題を解決する未来型のインフラソリューションとして、万博での展示で紹介されました。
単なる効率化だけでなく、「手作業が前提だった現場業務」の再設計を目指し、現場の人材不足、作業負担、働き方の課題解決に直結するサービスとして、その可能性を示しました。
今回の展示では、大阪芸術大学の学生の協力を得て、展示動画や表現演出を共同制作。専門的でリアルな「工事現場」というテーマを、来場者の記憶に残る形で伝えるため、未来を担う学生たちのクリエイティブな視点が取り入れられました。
動画制作チーム: 大阪芸術大学未来創造デザイン研究会(堀江志歩、平尾美優、北邑明花里、勝木美佐紀、原田千夏子、延澤佳乃子、リービンシュ)
モック制作チーム: 大阪芸術大学 福武研究室 福武准教授 / デジタルメディアコース 冨士七瀬
展示概要
- 期間: 2025年6月17日(火)〜6月23日(月)
- 会場: 大阪ヘルスケアパビリオン
- 企画名: リボーンチャレンジ 〜みんなで考える未来の街プロジェクト〜
- 展示タイトル: “撮るだけ”で仕事が進む未来の工事現場。
無料トライアルキャンペーン
「Cheez」は2025年5月19日に正式ローンチされ、先着50社限定の無料トライアルキャンペーンを実施していました。このキャンペーンでは、14日間無料でサービスを利用でき(写真枚数上限300枚)、多くの企業に体験の機会を提供しました。
verbal and dialogue株式会社について
verbal and dialogue株式会社は、プラント・建設テック領域における事業開発、AI工事写真アプリ「Cheez」、工事写真業務代行BPOサービスなどを展開しています。経済産業省「出向起業等創出支援事業」、内閣官房「Digi田(デジでん)甲子園2023」、公益財団法人コーナン財団「第 5 回ビジネスモデル・コンテストAward2024」、公益財団法人大阪産業局「ビジコンOSAKA 2023」など、数々のビジネスコンテストで受賞歴があります。
まとめ
大阪・関西万博2025での出展を通じて、verbal and dialogue株式会社はAI工事写真アプリ「Cheez」が持つポテンシャルを広く示しました。「撮るだけ」で業務効率化を実現する「Cheez」は、建設業界のDX推進に大きく貢献する可能性を秘めています。 現場の課題解決に真摯に向き合い、革新的な技術で未来のインフラ整備を支える同社の今後の動向に注目が集まります。