エステー、福井県との連携で「恐竜時代のかおり」を2025年発表

家庭用品メーカーのエステー株式会社（以下、エステー）は、2024年8月に締結した福井県との包括連携協定に基づき開発した「恐竜時代のかおり」を2025年6月20日に発表しました。 この香りは、大阪・関西万博の福井県ゾーン「恐竜王国福井」での活用を皮切りに、福井県内の恐竜関連事業への展開を視野に入れています。

太古の恐竜時代を香りで再現

発表会には、福井県知事の杉本達治氏とエステー代表執行役社長の上月洋氏が出席。大阪・関西万博での活用や、万博終了後の製品化、県内各施設での活用計画などが説明されました。

香りの開発には、福井県と福井県立恐竜博物館が協力。エステーの100%子会社である株式会社コードミーの技術が活用されています。

万博会場と恐竜博物館で香りの演出

「恐竜時代のかおり」は3種類ラインナップされています。

• 『Dinosaur Earth』: 恐竜と太古の大地をテーマにした香り。針葉樹やイチョウを思わせる温かみのあるウッディノートと、動物臭を彷彿とさせるアニマリックノートが特徴です。
• 『Forest World』: 恐竜時代の植物をテーマにした香り。シダ植物から着想を得た、シャープで奥行きのあるグリーンノートが特徴です。
• 『Thrilling Sky』: 翼竜が支配する空をテーマにした香り。温暖な気候と巨大な翼竜が生息する大空と海洋をイメージし、幻想的な青のイメージにつながるオゾンノートが特徴です。

2025年7月1日より、大阪・関西万博の関西パビリオン内、福井県ゾーン「恐竜王国福井」において、『Dinosaur Earth』と『Forest World』の2種類の香りが使用されます。「ツアーゲートエリア」と「発掘体験エリア」にディフューザーを設置し、来場者に太古の恐竜時代を体感させる空間演出が行われます。

『Thrilling Sky』は、福井県立恐竜博物館での活用が予定されています。

今後、「恐竜時代のかおり」は、観光施設や宿泊施設など、福井県内の恐竜関連事業において幅広く活用される予定で、製品化も視野に入れた取り組みが進められています。

鯖江市のシティフレグランスも紹介

発表会会場では、エステーが制作した福井県鯖江市のシティフレグランス「さばえの香り」も展示されました。 これは、鯖江市制70周年を記念して制作され、5月に市民に公開されたものです。 市民アンケートを基に、自然との調和や地域のものづくりを支える女性の活躍といった価値観を反映した、シトラスとアロマティックハーブを調和させた〈Citrus-Herbal（シトラス-ハーバル）〉の香調で、天然由来成分100%で構成されています。 ウェットタオルやフレグランスカードなどのノベルティグッズとして展開され、今後様々な取り組みで活用される予定です。

エステーのウェルネス分野への取り組み

エステーは、中期経営計画「SMILE 2027」において「かおり×ウェルネス」を成長テーマに掲げ、かおりによる健康経営支援や、ウェルネス領域における社会課題の解決、地域共創、シビックプライドの醸成に取り組んでいます。「恐竜時代のかおり」の開発も、その一環として位置付けられています。エステーは今後も、香りを通じて地域とのつながりを深め、共創による価値創出を目指していくとしています。

エステー株式会社について (概要)

（企業概要の記述は、プレスリリース本文に沿って簡潔に記述）

本記事は、提供されたプレスリリースに基づいて作成されており、追加の情報や推測は含まれていません。