【TimeTree未来総研 トレンドラボ Vol.2】「大阪万博」開幕まであと2ヶ月!予定入力は「1位 和歌山」を筆頭に関西地域に集中、シニア世代から高い関心も
〜予定登録データで読み解く「大阪万博」地域・年代別の関心トレンド〜
株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)の社内研究所『TimeTree未来総合研究所』は、2025年4月13日に開幕した「EXPO2025大阪・関西万博」についてまとめた調査レポート「未来総研 トレンドラボ Vol.2」を公開しました。カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の予定登録データを用いた分析結果です。
近畿を中心に西日本で高まる大阪万博への関心 1位 和歌山での予定出現数は東京の約2倍!
2024年1月1日~2025年1月27日に登録された「大阪万博」(*1)に関連する予定データ(*1 予定データの性質上、「大阪万博」をワードに設定)を分析しました。居住地域別では、開幕初日(4月13日)からゴールデンウィーク(GW)最終日(5月6日)までの予定を、予定1万件あたりの登録件数で比較しました。和歌山、奈良、大阪、兵庫、京都、滋賀など近畿地方の府県が上位7位を独占し、近畿地方の高い関心が示されました。
近畿地方に次いで、愛知、三重、岐阜などの東海地方や、石川、徳島、福井、香川などの北陸・四国地方でも高い関心が見られました。特に、愛知県は和歌山県に次ぐ高い予定出現数を記録しており、2005年の「愛・地球博(愛知万博)」開催の影響が考えられます。
一方、東京(17位)や神奈川(20位)などの関東圏の登録数は比較的少なく、和歌山での登録数は東京の約2倍でした。
シニア世代中心に「大阪万博」に関心 年代別データから分析
年代別分析では、1万件あたりの予定出現数が60代(17.6件)が最も高く、次いで50代(14.2件)、70代(14.1件)とシニア世代の高い関心が明らかになりました。30代(13.2件)も高い関心を示しており、家族で訪れる機会と捉えている可能性が考えられます。一方、10代、20代の出現数は低く、今後の課題となる可能性も示唆されました。
チケット発売開始前後に急増した「大阪万博」予定作成数
「大阪万博」を含む予定が作成された日(*2)を分析した結果、チケット/引換券の発売開始日である2024年10月13日前後に予定作成数が最も多くなりました。その後、一時的に落ち着きましたが、2025年1月以降に再び増加傾向を示しました。これは、パビリオンやイベント予約の抽選申し込み開始(1月13日)や万博開幕が近づくにつれての関心の高まりなどが要因と考えられます。(*2 予定作成日:予定が実施される日に予定を作成・登録した日)
開幕日と最終日に集中する予定登録 直近GWの狙い目は「5月1日」、「5月5日」、「5月6日」⁉︎
開催期間中の日別分析では、開幕日(4月13日)と最終日(10月13日)の登録数が最も多くなりました。その他の予定登録は4月、5月、6月の金曜日や土曜日に集中しており、週末を利用した訪問計画が多いことが推察されます。GW期間の予定登録状況では、「5月6日」、「5月1日」、「5月5日」の登録数が少なく、2025年1月27日時点ではこれら3日間が比較的空いている可能性が示唆されました。
大阪万博関連では「開始タイミング」の予定が多くを占めることに 予定名から見えた万博への多様な関わり方
予定登録情報の分析では、万博の開幕や開催日に関する予定が最も多く、イベントのスタートへの期待の高さが伺えました。「ボランティア」「スタッフ」「見学」「出張」など、万博に関与する仕事関連の予定も目立ちました。「(仮)」と記載された予定も多く、訪問が確定する前から予定に組み込んでいる人が多いことが示唆されました。
TimeTree未来総研について
TimeTree未来総合研究所は、カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の予定データを統計的に分析するTimeTreeの社内研究所です。
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