大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」が初お披露目:2025年4月13日開幕に向けメディア公開
2025年3月23日、株式会社steAm代表取締役であり、大阪・関西万博テーマ事業「いのちを高める」を担当する中島さち子プロデューサーは、自身がプロデュースするシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」をメディア向けに全館公開しました。 多くの取材者が招かれ、中島プロデューサーはクラゲ館の思想や展示、そして「創造性の民主化」への思いを伝えました。
2025年日本国際博覧会協会事務総長石毛博行氏による開幕に向けた挨拶、建築家・法政大学教授の小堀哲夫氏による建築的視点からの解説も行われました。 中島プロデューサーは、クラゲ館に散りばめられた遊びや学びの仕組みを紹介し、「つくる喜び」を来場者全員に感じてもらいたいと語りました。
クラゲ館アンバサダーである元宝塚月組娘役トップスターの海乃美月氏と、2021年東京オリンピック空手女子形銀メダリストでアテンダントユニフォームのイメージモデルである清水希容氏からは応援ビデオメッセージが寄せられました。 カナダ政府代表ローリー・ピーターズ氏と、内閣官房万博国際交流プログラムで徳島県上板町と交流を深めるヨルダン政府代表代行シファ・ズグール氏も来場し、今後の協働について触れられました。
来場者の五感を震わせる遊びと学びの宝庫
クラゲ館は、一方的な展示ではなく、五感や身体を使った双方向の体験展示が中心です。数学、科学、音楽、ものづくり、アートが融合した不思議な楽器(角命・音触・ごちゃまぜオーケストラ等)、自己問答を促す仕掛け(Co-クラゲ)、ごみから生まれたアート・楽器などが展示され、来場者は自由に楽しむことができます。 美術家・長坂真護氏とのコラボレーションによる、ペットボトルごみを用いたアート「ミドルクラゲ 海月」も展示されています。
地下の予約エリア「わたしを聴く」では、薄暗い空間で世界の様々な場の音を全身で感じ、心を研ぎ澄ませます。続いて「わたしを祝う」エリアでは、360度映像で世界の祭りや郷土芸能が映し出され、生演奏と共に踊りを楽しむことができます。 メディア公開時には多くの子供たちが自由に遊び、彼らの熱中する姿が、「誰もが芸術家であり、自身の創造性を自由に発揮できる」という中島プロデューサーの願いを体現していました。
展示物詳細
- 角命: 910個の正三角形と約15,000個のLEDからなる、数学・いのち・アートが融合したモニュメント。
- 音触: テーブル上のゲルを押すと音と光が反応する楽器。来場者同士で協奏が可能です。
- Co-クラゲ: 様々な「問い」への思いや考えをペンで書き込む体験展示。廃棄されたLANケーブルが使用されています。
- ミドルクラゲ 海月: ペットボトルごみを用いた、ガーナ、カンボジア、日本の人々が参加した共同作品。
- わたしを聴く: 国内外の様々な場所の音を聴くことができる、薄暗い地下空間。
- わたしを祝う: 参加型没入型の360度映像・音響体験。来場者の動きにクラゲが反応する仕掛けがあり、KURAGE Bandの生演奏が楽しめます。
多様な価値観をかき混ぜるマドラーが登場したユニフォームのお披露目
アテンダントユニフォームのお披露目も実施されました。 モデルには、パラリンピアンで女子車椅子バスケットボール日本代表元ヘッドコーチの岩野博氏、障がいのある方の働き方を発信するインフルエンサー牧野美保氏、クラゲ館のインクルーシブマドラーとして参画するアーティスト早川ひかる氏、インフルエンサー阿部なつき氏らが参加しました。
共創と協奏:創造性の民主化を目指して
クラゲ館は、「みんなで創る」というコンセプトのもと、国内外幅広い年齢層の人々とワークショップを重ね、コンセプトから展示物までを共同で制作しました。中島プロデューサー率いるKURAGE Bandは、様々な国の音楽家・踊り手が集まり、多様な文化の協奏を生み出しています。 メディア公開の際には、クラゲ館前のいのちパークで、関係者による輪踊りも行われ、「共創」と「協奏」を象徴するパフォーマンスとなりました。
クラゲ館は、「つくる喜びを全ての人に」をモットーに、STEAM教育を基盤とした五感の協奏の遊び場です。 クラゲは、揺らぎのある遊びの象徴として、創造性の重要性を表しています。 クラゲ館は、STEAM、身体性、音、祭り、芸能を通じて、誰もが持つ創造性を開花させ、創造性豊かな社会を目指しています。
会社概要 (株式会社steAm)
(企業情報は軽く紹介する程度にとどめます)


