ピアズグループのAIスタッフ、「咲洲プレ万博」関連イベントで未来社会の実証実験成果を披露
2025年3月15日(土)と16日(日)の2日間、「咲洲プレ万博」関連イベント「咲洲テック・ラボ・プログラム~未来社会の実証実験展~」がアジア太平洋トレードセンター特設会場で開催されました。株式会社ピアズのグループ会社である株式会社Qualiagramは、この展示会に出展し、接客領域におけるAIスタッフの取り組みを紹介しました。
「咲洲プレ万博」は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の機運醸成と、万博のコンセプトである「未来社会の実験場」を咲洲エリアで体現することを目的に、2024年4月から2025年3月まで開催されたイベントです。「咲洲テック・ラボ・プログラム」はその一環として、咲洲エリアを街ごと実証実験のフィールドとするプロジェクトです。Qualiagramは、このプログラムに採択され、AIスタッフを咲洲エリアのランドマークであるアジア太平洋トレードセンター内の「5G X LAB OSAKA」に常設。5Gを活用した遠隔サービスとして、多くの来場者がAIスタッフとの会話を体験しました。
今回の「咲洲テック・ラボ・プログラム~未来社会の実証実験展~」は、同プログラムのフィナーレを飾る展示会でした。Qualiagramブースでは、AIスタッフとの会話を体験しようと、多くの家族連れを含む来場者が訪れ、活況を呈しました。 企業間での協業を希望する商談も複数行われ、実証実験の手応えを感じさせる結果となりました。
「咲洲テック・ラボ・プログラム」での実証実験を通して得られた、実際の利用シーンに基づいた会話データは、大規模言語モデル(LLM)の学習・チューニングに活用されます。対話セッションごとの評価から抽出された改善点を反映することで、AIスタッフはより自然で的確なコミュニケーション能力を備えるよう、更なる進化を遂げていきます。
株式会社ピアズは、2005年設立、2019年6月に東証グロース市場に上場した企業で、2025年で20周年を迎えています。 主な事業は、セールスプロモーション事業、AIボーディング事業、オンライン接客事業の3つです。特に通信業界において幅広い事業展開を行っており、培ってきたノウハウを基に、他業界への事業領域拡大も推進しています。M&Aも活用し、多角的な事業展開を通じて社会全体の生産性向上に貢献することを目指しています。
セールスプロモーション事業では、大手通信キャリア向けにコンサルティング、販売支援、人材派遣などを提供しています。オンライン接客事業では、オンラインでの顧客対応の効率化、成約率向上、コスト削減を支援するため、ビデオ通話システムやAI接客分析システムを提供しています。AIボーディング事業では、AIを活用した人材育成サービス(リスキリング、企業研修、eラーニングなど)やAIを用いたロールプレイングトレーニングシステムを提供しており、今後は採用・オンボーディング領域への展開も視野に入れています。
これらの事業を通じて、株式会社ピアズは通信業界のみならず、広範な分野での業務効率化と生産性向上に貢献することを目指しています。 人手不足や多様な顧客ニーズへの対応、人材育成コストといった社会課題の解決に向けて、リアルとデジタルが融合する未来の現場で「ともに働くパートナー」としてのAIスタッフの社会実装を目指し、大阪・関西万博のパビリオンスタッフ就任も決定しています。
株式会社ピアズ 会社概要
- 会社名:株式会社ピアズ
- 所在地:東京都港区港南2丁目16−4 品川グランドセントラルタワー 15F
- 代表者:代表取締役社長 桑野 隆司
- 設立:2005年1月
- 資本金:75百万円
- URL:https://peers.jp/
本展示会での成果を踏まえ、QualiagramはAIスタッフの更なる進化と社会実装に向けて、取り組みを継続していく予定です。


