大阪・関西万博「いのち球」装飾!箔一が金箔技術で貢献

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金沢箔一、2025年大阪・関西万博「いのちめぐる冒険」パビリオンに金箔装飾で協賛

2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで開催された日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、石川県金沢市に本社を置く株式会社箔一は、アニメーション監督・河森正治氏がプロデュースしたシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」にサプライヤーとして協賛しました。

伝統技術とサステナビリティの融合:リサイクル金箔による「いのち球」装飾

箔一は、本パビリオンのシンボルである3.5メートルの大型オブジェ「いのち球」の装飾を担当しました。「いのち球」の素材には、同じく金沢市に本社を置くミナミ金属株式会社が再生したリサイクル金属が使用されています。箔一は、このリサイクルされた金を用いて製造した金箔を「いのち球」の外装に施しました。

プロジェクトの背景:環境配慮とクラフトマンシップの融合

「いのちめぐる冒険」は、「いのちは合体・変形だ!」をテーマとした没入型体験を提供するパビリオンです。VRや大型映像を通して、宇宙空間や細胞の内部を旅するような体験が来場者に提供されました。本プロジェクトでは、演出だけでなく、素材にもこだわりが注がれ、環境配慮とクラフトマンシップの融合が求められていました。河森氏が箔一の工場を視察し、金箔の製造工程と装飾技術を評価したことが、金箔装飾の採用につながりました。

金箔の役割と箔一の貢献:伝統工芸とサステナビリティの調和

金箔は古来より素材を無駄なく使う日本の伝統工芸であり、サステナブルな価値観を内包しています。箔一の熟練の工芸士がリサイクルされた金・銀から金箔を製造し、複雑な曲面を持つ「いのち球」に均一に施しました。この作業には、商業施設や建築物での豊富な装飾経験を持つ職人が携わり、高所作業や繊細な工程を要する高度な技術が駆使されました。使用された金箔は、河森プロデューサーが指定した箔一オリジナルのシャンパンゴールド金箔です。

河森プロデューサーは、完成直前にも箔一の工房を訪れ、「いのち球」のオオサンショウウオ部分への金箔貼りを確認しました。その際、予想以上に難しい作業であったことを認め、箔一の職人技を高く評価しました。

「いのち球」は大阪・関西万博の象徴的なモニュメントとして、会期後もリユースが計画されており、今後の活用が検討されています。

河森正治氏プロフィール

アニメーション監督、メカニックデザイナー、ビジョンクリエーター。代表作『マクロス』シリーズの原作、監督、メカデザインのほか、『機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー』などを手掛けています。

大阪・関西万博開催概要

  • 開催期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月) 184日間
  • 開催場所:大阪 夢洲

株式会社箔一について

株式会社箔一は、石川県金沢市に本社を置く企業です。

本プロジェクトにおいて、箔一は伝統的な金箔技術とサステナビリティへの取り組みを融合させ、大阪・関西万博の象徴的なモニュメントの創造に貢献しました。 リサイクルされた金属素材への金箔装飾は、伝統技術の継承と現代社会の課題解決への取り組みを示す、優れた事例と言えるでしょう。 「いのち球」は、万博閉幕後も活用が検討されており、その未来への貢献も期待されます。

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