ピアズグループのAIスタッフ「まなみちゃん」、2025年大阪・関西万博でパビリオンスタッフとして活躍
2025年、株式会社ピアズグループのAIスタッフが、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のパビリオンスタッフとして就任しました。 これは、株式会社Qualiagram(ピアズグループのグループ会社)所属のAIスタッフによるもので、万博の「未来社会の実験場」というコンセプトに沿った、革新的な取り組みです。
未来社会の案内役:リアルとデジタルの融合
大阪・関西万博は、世界中の人々が未来社会の共創を目指す場です。ピアズグループは、接客領域と人材開発において20年の経験を活かし、来場者一人ひとりに寄り添う新しい接客をAIスタッフを通じて実現します。 この取り組みは、リアルとデジタルが融合する未来のコミュニケーションを体現するものです。
AIスタッフが案内役を務めるのは、大阪ヘルスケアパビリオン内の「リボーンチャレンジ」エリアです。このエリアでは、中小企業やスタートアップの最先端技術を毎週展示替えする形で、会期中(26週間)にわたって紹介しています。AIスタッフは、その中で「未来の街プロジェクト」をテーマとした展示期間(2025年6月17日~23日)のエントランスにおいて、来場者の案内を担当します。
AIを「人材」として育成する取り組み
ピアズグループは、AIを単なる業務効率化ツールではなく、「ともに働くパートナー」として捉えています。20年にわたる人材開発の経験に基づき、AIを「人材」として育成し、社会に送り出すという取り組みの一環として、今回の万博参加が位置付けられています。
株式会社ピアズ取締役兼株式会社Qualiagram代表取締役の吉井雅己氏は、「AIを人材として捉えることで、単なる情報提供にとどまらず、人の情緒的な部分も汲み取った気配りやおもてなしが可能になります。AIスタッフは、人間のスタッフと同じように商品・サービスの知識、言葉遣い、おもてなしの心をトレーニングしています。AIならではのデータ蓄積とフィードバックによる継続的なアップデートによって熟練度も向上していきます。AIスタッフは、人間の代替ではなく、人と共に働く未来の仲間になると確信しています。」と述べています。
AIスタッフ「まなみちゃん」は、パビリオンブースのコンセプト、出展企業の商品、エリア内のマップなどのトレーニングを受け、日本語と英語のバイリンガル対応で来場者に対応します。来場者のニーズに合わせたきめ細やかな案内を通じて、快適なパビリオン体験を提供します。
AIスタッフ「まなみちゃん」のスケジュールと株式会社ピアズについて
AIスタッフ「まなみちゃん」は、2025年6月17日(火)から23日(月)まで、大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」エリアのエントランスに配置されます。
株式会社ピアズは2005年設立、2019年6月に東証グロース市場に上場した企業です。セールスプロモーション事業、AIボーディング事業、オンライン接客事業の3つの事業を展開し、特に通信業界で豊富な実績を持っています。 M&Aも活用しながら多角的な事業展開を行い、社会全体の生産性向上に貢献することを目指しています。
まとめ
ピアズグループのAIスタッフ「まなみちゃん」の大阪・関西万博でのパビリオンスタッフ就任は、AIと人間の共存による未来社会の姿を示す象徴的な出来事です。 AIを「人材」として捉え、育成するという同社の取り組みは、今後の社会におけるAIの役割を考える上で重要な示唆を与えてくれます。 万博を訪れる際は、「まなみちゃん」に会ってみてはいかがでしょうか。
