大阪市生野区7社の技術が結集!金属製提灯「提ZINE」が大阪・関西万博で初お披露目
2025年5月9日(金)~11日(日)、大阪・関西万博の大阪ウィーク「みなはれゾーン」にて、大阪市生野区の7つの企業と工場が共同で制作した金属製提灯「提ZINE」が展示されます。
生野区の創造性を体現する「提ZINE」
「提ZINE」は、生野区内の工務店、電気屋、町工場など、異業種7社がゼロから企画・製作した作品です。「提灯」と「ZINE(自主制作の冊子や出版物)」を組み合わせた造語で、生野区のシンボルである「あじさい」をモチーフに、祭りの提灯として表現されています。花びらには各社の高度な技術が転写され、伝統と革新が融合した生野区のクリエイティビティを可視化しています。
プロジェクトは、生野区の有志が集まり、自己負担で進められています。仕事終わりに区役所に集まり、夜な夜な打ち合わせを重ね、完成に向けて取り組んでいます。「提ZINE」は単なる作品ではなく、生野区のクリエイティビティの象徴であり、未来へのまちづくりのプロローグとして位置づけられています。 このプロジェクトを通して、「技術はまちを照らす」というメッセージを多くの人に伝えたいという思いが込められています。
7社の技術が織りなす、独創的な金属製提灯
「提ZINE」の制作には、生野区を拠点とする7社の多彩な技術が結集しています。それぞれの担当は以下の通りです。
- 有限会社電研: アルミ染色などの表面処理を担当。プロジェクトリーダーを務めています。65年の歴史を持つ同社は、アルマイト加工において工業製品からデザイン性の高いプロダクトまで幅広く対応しています。
- 株式会社現代工業: 文字や葉っぱ等のレーザー加工・曲げ加工を担当。板金加工の専門技術を提供しています。
- BIG ONES(ビッグワンズ): 照明への表面処理やデザインを担当。水圧転写、塗装、UV印刷などの技術を駆使しています。
- 株式会社山岡金型製作所: 3Dデータや図面の製作、本体への加工を担当。金型製作の専門技術を生かしています。
- 松井製作所: 「提ZINE」上部下部のアルミ加工とデザインを担当。へら絞り加工の技術が活かされています。
- 株式会社木村工務店: 展示ブース設計と空間デザインを担当。建築設計の専門知識が提供されています。
- あいデンキ: 展示ブース設計、本体の電気関係全般を担当。電気工事の専門技術を提供しています。
展示概要
展示期間: 2025年5月9日(金)~5月11日(日) 展示場所: EXPOメッセ「WASSE内」、大阪ウィーク みなはれゾーン お問い合わせ: 万博の入場チケット、来場日時・パビリオン予約等全般に関すること公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 大阪・関西万博 総合コンタクトセンター☎ 0570-200-066 受付時間:月〜金 9:00〜17:00(祝日を除く)
有限会社電研について
有限会社電研は、大阪市生野区で65年の歴史を持つアルマイト加工会社です。アルミへの表面処理を専門としており、工業製品からデザイン性の高いプロダクトまで幅広く対応しています。 4代目の社長、桐島張央氏が世界初(当社調べ)のクロムフリー電解研磨技術を開発し、双子の息子である桐島誠氏と豊氏がジュラルミンへの不純物が出ないアルマイト処理を開発するなど、革新的な技術開発にも取り組んでいます。小ロットの製造にも対応しており、地域に根ざした町工場として、地元のイベントやまちづくりプロジェクトにも積極的に参画しています。
取材に関するお問い合わせ
ご希望があれば、写真素材など事前提供も可能です。お気軽にご連絡ください。
有限会社 電研 〒544-0032 大阪市生野区中川西3-5-17 担当:桐島 誠 TEL:06-6712-4105 mail:kirishima@denken-alumite.jp
「提ZINE」は、生野区の7つの企業と工場の技術と情熱が凝縮された作品です。大阪・関西万博での展示を通して、生野区の創造性と地域活性化への取り組みが広く知られることを期待しています。


