カネカ、2025年大阪・関西万博でGreen PlanetⓇの魅力を発信
株式会社カネカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 一彦)は、2025年大阪・関西万博の日本政府館(以下、日本館)の趣旨に賛同し、協力企業・協賛企業として、同社が生分解性バイオポリマーGreen PlanetⓇ(以下、Green Planet)を用いた各種企画に協力しました。
日本館は、「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマとし、いのちを繋ぐ「循環」を「プラントエリア」「ファームエリア」「ファクトリーエリア」の3つのエリアで表現しました。「ファームエリア」では、ボンベに詰められたCO2を原料にGreen Planet製の器がつくられるイメージが展示され、「プラントエリア」では、同じGreen Planet製の器が水槽内で微生物によって分解されCO2と水に戻っていくイメージが展示されました。
さらに、Green Planet製のクリアファイルを物品協賛し、日本館で来場者に進呈しました。Green Planetはバイオマス原料やCO2から生産することが可能であり、土壌や海を含む多様な環境中に生育する微生物によって分解されCO2と水になって自然に還る循環型の素材です。プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献できる素材を手にすることで、日本からはじまる循環のバトンをつなぐことを目指しました。
また、一般社団法人大阪外食産業協会が出展するORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」のSDGs展示コーナーにて、6月8日~6月21日の期間、プラスチックによる海洋汚染問題や、カーボンリサイクルに貢献する素材としてGreen Planetを展示しました。
カネカは、「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks “Wellness First”.」という考えのもと、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供しています。今回の出展を通して、自然から生まれて自然に還る素材としてGreen Planetの取り組みをより多くの方に見学・体験してもらい、資源循環がもたらす「いのち輝く未来社会のデザイン」に貢献しました。
(※)展示内容は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の事業「グリーンイノベーション基金事業」に採択されたテーマ「CO2からの微生物による直接ポリマー合成技術開発」の一環として協力した内容に基づいています。
Green PlanetⓇと大阪・関西万博:循環型社会への貢献
2025年大阪・関西万博において、カネカはGreen PlanetⓇを通じて、持続可能な社会の実現に貢献する姿勢を示しました。日本館での展示は、Green PlanetⓇの製造工程から分解過程までを分かりやすく表現することで、循環型社会の重要性を来場者に訴求する役割を果たしました。 CO2を原料とする製造プロセスと、自然界での生分解性というGreen PlanetⓇの特徴は、万博のテーマである「いのちと、いのちの、あいだに」と深く共鳴するものでした。 クリアファイルの配布は、来場者にGreen PlanetⓇに触れてもらう機会を提供し、その特性を理解してもらうための効果的な手段となりました。
ORA外食パビリオンでの展示は、Green PlanetⓇの社会的なインパクトをさらに明確に示す機会となりました。 海洋プラスチック問題やカーボンリサイクルといった喫緊の課題に、Green PlanetⓇがどのように貢献できるのかを具体的に示すことで、企業としての社会的責任を果たす姿勢をアピールしました。
カネカの取り組み:Wellness Firstの理念に基づく持続可能性への貢献
カネカは、「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks “Wellness First”.」という理念を掲げ、Green PlanetⓇの開発・提供を通じて、世界規模の課題解決に取り組んでいます。 大阪・関西万博への参加は、この理念を体現する重要な取り組みの一つと言えるでしょう。 万博という世界的な舞台でGreen PlanetⓇを紹介することで、カネカは自社の技術力と、持続可能な社会への貢献への強い意志を示しました。 今回の取り組みは、単なる製品のPRにとどまらず、循環型社会の実現に向けた企業姿勢を広く発信する機会となりました。
まとめ
2025年大阪・関西万博でのカネカの取り組みは、Green PlanetⓇという革新的な素材を通じて、循環型社会への貢献を明確に示したものです。日本館とORA外食パビリオンでの展示は、Green PlanetⓇの特性と社会へのインパクトを広く伝える効果的な手段となり、カネカの「Wellness First」という理念を体現するものでした。 これは、単なる企業活動の枠を超え、持続可能な未来社会の実現に向けた積極的な姿勢を示すものであったと言えるでしょう。


