2024年時点：大阪・関西万博に向けたJR西日本323系車内空間演出「JR WEST Parade Train」

西日本旅客鉄道株式会社（以下、JR西日本）は、イノベーションの実験場『JR WEST LABO』の一環として、大阪・関西万博を盛り上げ、万博アクセスルートを魅力的に演出する323系車内空間演出「JR WEST Parade Train」を運行します。本企画は、車内空間における没入感のある映像体験の実装を目指しています。

JR WEST Parade Trainの概要

「JR WEST Parade Train」は、323系車両の客室全長にLEDパネルを設置し、多彩な映像コンテンツを表示することで、万博への期待感を高める演出を行います。 パレードに参加するオープンカーのような開放感を演出するため、車窓の景色をリアルタイムに投影し、AR（拡張現実）技術を用いて「EXPO 2025 Design System」に沿った映像を展開します。駅区間ごとに、大阪をモチーフにしたキャラクターや、紙吹雪、花火、シャボン玉などのエフェクトも表示され、賑やかな雰囲気を創出します。

さらに、車両には「オープンカーでパレードに参加するわくわく感」を表現したデザインコンセプトに基づく車体ラッピングが施されます。

運行計画

運行開始日： 大阪・関西万博期間用の演出は2025年4月13日（日）から開始予定です。改造後、大阪・関西万博までの期間は、アイドリング映像と告知映像の表示を予定しています。

走行線区： 新大阪駅～桜島駅（直通臨時列車）、大阪環状線、JRゆめ咲線（桜島線）を走行予定です。

改造車両： 323系2編成（桜島駅方面の先頭車両1両ずつ）が改造されます。車両が混雑する場合は、他の車両もご利用ください。

プロジェクトの背景

「JR WEST Parade Train」は、『JR WEST LABO』における2022年4月の共創テーマ「空間演出アイデア」の公募で、14件の応募の中から採択されたアイデアに基づいて実現するものです。 JR西日本は、この実証実験を通じて、新たな価値創造に挑戦しています。

JR西日本について

西日本旅客鉄道株式会社は、日本の主要鉄道会社の一つです。（詳細は省略）

まとめ

JR西日本は、大阪・関西万博に向け、323系車両を用いた車内空間演出「JR WEST Parade Train」を運行します。AR技術などを活用した、万博をテーマにした演出で、利用客に特別な体験を提供することを目指しています。2025年4月13日の運行開始に向けて準備が進められています。