大阪・関西万博2025：ペルー館、盛況の幕開け　ペルー通商観光相が日本との更なる連携強化を誓う

2025年4月13日、大阪・関西万博2025が開幕し、ペルー館も同日オープンしました。朝から多くの来場者がペルー館を訪れ、盛況のうちにオープニングセレモニーが開催されました。

セレモニーでは、ペルー各地の伝統舞踊が披露されたほか、ペルー通商観光大臣ウルスラ・レオン氏、在日ペルー大使ロベルト・セミナリオ氏、ペルー館館長ダニエル・カベロ氏らによるテープカットが行われました。大阪商工会議所会頭鳥井信吾氏、2025年日本国際博覧会協会副事務総長櫟真夏氏、国際協力機構（JICA）の幹部、日本の政財界関係者らも出席し、「シパン：砂漠の支配者たち」や「ペルーと日本」の展示コーナーなどを視察しました。さらに、ペルー料理の試食・試飲も行われ、代表的なペルー料理「セビーチェ」や、ナショナル・スピリッツであるピスコを使ったカクテル「ピスコサワー」などが振る舞われました。セレモニー後には、日本館を訪問し、日ペルー友好関係の更なる深化と万博の成功を祈念する言葉を交わしました。

レオン大臣はセレモニーで、「大阪・関西万博は、文化・経済・外交の交流において世界で最も重要なイベントのひとつです。2,800万人以上の来場者が予想されており、ペルーの豊かさ、多様性、可能性を世界に示す前例のない機会です。私たちの参加は、『無限の可能性』というパビリオンのテーマに沿って、革新的で持続可能でチャンスに満ちた国としてのイメージを発信することができます」と述べました。

ペルーは日本にとってアジアで3番目、世界で7番目の貿易相手国です。マチュピチュやナスカなどの観光地はもちろん、ペルーの文化やガストロノミーへの関心が高い市場である一方、近年、ブドウやアボカドを中心とした農産物の輸出も急増しています。2025年は特に、日本の政府関係者、商工会議所、観光・文化・経済分野のオピニオンリーダーとの二国間会合が予定されており、万博を機に、両国間の更なるパートナーシップ強化を目指し、戦略的な観光・経済の目的地としてのペルーの価値をアジアに訴求したい考えです。

ペルー館の概要