大阪万博UAEパビリオン:元外務大臣が55年ぶり来日、歴史的訪問

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UAEパビリオン、ラシード・アル・ヌアイミ元外務大臣の歴史的訪問 ― 2025年大阪・関西万博

55年ぶりの大阪訪問:UAEの万博への歩みを象徴する歴史的瞬間

2025年4月21日、アラブ首長国連邦(UAE)初代万博公式代表コミッショナー・ジェネラルを務めたラシード・アル・ヌアイミ元外務大臣が、2025年大阪・関西万博のUAEパビリオンを訪問しました。これは、1970年大阪万博(当時アブダビ館)へのUAE初参加以来、55年ぶりの大阪訪問となります。この訪問は、UAEの国際対話と協働への継続的な姿勢を改めて示す象徴的な出来事となりました。

アル・ヌアイミ元外務大臣は、2025年大阪・関西万博UAEパビリオンの公式代表コミッショナー・ジェネラルであるシハブ・アルファヒム駐日アラブ首長国連邦特命全権大使の出迎えを受けました。両者は、「大地から天空へ(Earth to Ether)」をテーマとしたUAEパビリオンの展示を共に見学しました。展示は、UAEの文化的遺産から宇宙探査、医療、持続可能な技術に至るまで、UAEの物語を五感で体験できる没入型の空間となっています。

訪問中、アル・ヌアイミ元外務大臣は、UAEパビリオンのユースアンバサダーとも交流しました。ユースアンバサダーは、UAE出身者24名、日本人20名、日本語を話す在日メンバー2名で構成され、厳正な選考を経て選ばれたメンバーです。彼らは来場者とUAEの物語をつなぐ架け橋として、パビリオンのメッセージを伝える重要な役割を担っています。

アル・ヌアイミ元外務大臣は、訪問後以下のコメントを発表しました。「1970年の万博は、私たちが持っていたものを示す機会であり、未来に向けて努力する強い意志を示すチャンスでもありました。それは、建国の父である故シェイク・ザイードのビジョン、そして尽きることのない発展への情熱の一部でもありました。55年の時を経て、いまなお日本の方々が私たちのことを覚えていてくださることは、大変光栄です。この協力関係に寄せた私たちの信頼は正しかったと、改めて感じています。そしてこの55年間、私たちは一日一日、関係を積み重ねてきました。現在の協力は、より深く、広く、互いにとって有益なものとなっています。この関係を今後も続けていきたい、そして両国の人々の信頼がさらに深まり、貢献できる人すべてが関わっていけるよう願っています」

1970年の大阪万博への参加は、UAEにとって大きな転機となりました。連邦国家としての成立以前に、国際舞台へ初めて姿を現し、形成途上にあった国家の姿を世界に示したのです。アル・ヌアイミ元外務大臣による2025年パビリオンの訪問は、その歩みを原点に立ち返るような象徴的な機会となり、世代を超えて受け継がれるリーダーシップ、志、共創、そして語り継がれる物語をつなぐ感慨深い瞬間となりました。

2025年大阪・関西万博のUAEパビリオンは、ナツメヤシの木から着想を得て、伝統的なエミラティ建築様式「アリーシュ」を、農業廃棄物であるナツメヤシの葉軸と日本の高度な木工技術を融合させることで再解釈しています。高さ最大16メートルに達するナツメヤシの葉軸を使った90本の柱が、印象的な“オアシス”空間を創り出しています。

「Earth to Ether Design Collective」によって設計された本パビリオンは、エミラティ、日本、そして世界各地のクリエイターたちによる分野横断的なネットワークから生まれました。これは、融合的かつ異文化間の協働の証です。

シハブ・アルファヒム大使は、アル・ヌアイミ元外務大臣の訪問について次のように述べています。「1970年大阪万博のアブダビ館コミッショナー・ジェネラルを務めたアル・ヌアイミ元外務大臣を再び大阪にお迎えできたことは、非常に誇り深く、感慨深い瞬間です。元外務大臣のご訪問は、私たちがこの55年間でどれほどの歩みを重ねてきたかを思い起こさせるとともに、私たちのメッセージを世界に届けた先駆者たちへの敬意を表すものでもあります。本日、私たちはその遺産に敬意を払いながら、2025年万博のUAEパビリオンから、未来を形づくっていく歩みを続けています」

今回の訪問は、敬意・協力・継続といった共通の価値観に支えられた、UAEと日本の長年にわたる関係を称える機会となりました。1970年から2025年にかけて、大阪におけるUAEの存在は一貫して明確なメッセージを発信してきました――それは、「人」「パートナーシップ」「目的ある前進」の力を信じるという信念です。

UAE万博事務局について

UAE万博事務局は、人々・アイデア・イノベーションを結集し、グローバルな進歩に貢献することを目的とした国家的プラットフォームです。サラマ・ビント・ハムダン・アル・ナヒヤーン財団の支援のもとに設立され、UAE外務省の管轄下で運営されています。現在は2025年大阪・関西万博をはじめとする国際博覧会におけるUAEの戦略的参加を主導しています。

2025年大阪・関西万博におけるUAEパビリオンについて

「大地から天空へ(Earth to Ether)」をテーマとするUAEパビリオンは、価値観や文化的遺産から最先端のイノベーションに至るまで、UAEの物語を五感で体験できる没入型の空間です。宇宙探査の先駆者、医療の変革を促す担い手、そして持続可能性の実現に取り組む守り手たちの姿を、日本人およびエミラティのユースアンバサダーが案内します。伝統と先端技術を融合し、グローバルな課題解決に挑むUAEの現在を体感できます。パビリオン内には、本格的なエミラティ料理を楽しめるレストランや、UAEを拠点とするクリエイターによる厳選アイテムを取り揃えたショップ、ワークショップスペースも併設されています。UAEパビリオンはエンパワーリングゾーン内、日本館およびEXPOホール「シャインハット」近くに位置し、2025年4月13日から10月13日までの万博会期中、毎日午前9時から午後9時まで一般公開しています。詳細は公式ウェブサイト(https://uaepavilionexpo.com)をご確認ください。公式SNSアカウント(Instagram: @uaeatexpo、X: @uaeatexpo、LinkedIn: @uaeatexpo、YouTube: @uaeatexpo、TikTok: @uaeatexpo2025、Facebook: @uaeatexpo)でも最新情報発信しています。

まとめ

ラシード・アル・ヌアイミ元外務大臣の2025年大阪・関西万博UAEパビリオン訪問は、1970年大阪万博以来の55年ぶりの大阪訪問となり、UAEと日本の長年にわたる友好関係と、UAEの国際社会への貢献を象徴する歴史的な出来事となりました。UAEパビリオンは、「大地から天空へ」をテーマに、UAEの文化とイノベーションを融合させた没入型の体験を提供しています。

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