大阪万博2025公式ユニフォームにSYN-GRID採用!環境配慮型素材で未来へ

Synflux株式会社とゴールドウインによるSYN-GRIDアイテムが、大阪・関西万博「未来の都市」パビリオン カナデビア株式会社のユニフォームに採用

2025年、Synflux株式会社と株式会社ゴールドウインによる共同プロジェクト「SYN-GRID」のアイテムが、大阪・関西万博「未来の都市」パビリオンのカナデビア株式会社のアテンダントスタッフユニフォームに採用されました。NEUTRALWORKS.がプロデュースを担当しています。

SYN-GRIDは、Synfluxの独自技術「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」を用いた、生産時の生地廃棄量削減を目指す取り組みです。AIによる型紙設計の最適化により、製品の高い機能性と運動性を維持しながら、環境負荷を低減を実現しています。

今回のユニフォームには、SYN-GRIDのシャツとジャケットが採用されました。2024年2月よりNEUTRALWORKS.で発表されている「UZUMAKI」シリーズを応用したシャツは、ブランドロゴのスラッシュ(N/)を想起させるフロントの斜めデザインが特徴です。また、NEUTRALWORKS.の定番アイテムであるジャケットは、見た目の美しさや着心地を維持しつつ、廃棄削減を目指してデザインがアップデートされました。生地の切り替えにはリフレクターがあしらわれ、「未来の都市」パビリオンのコンセプトと調和し、視認性やブランドメッセージを強化するデザインとなっています。

SYN-GRIDについて

SYN-GRIDは、ゴールドウインとSynfluxによる、ファッションの新たな生産システムを探究するプロジェクトです。デザインに先端的なテクノロジーを導入し、アルゴリズムと伝統技術を架橋させることで生まれた新しいパターンメイキングを実現しました。建築家・バックミンスター・フラーの「DO MORE WITH LESS」の理念に基づき、最大限に抑えた資源量で衣服の製造を可能にする、ファッションの新たな生産システムを探求しています。

本プロジェクトは、Synfluxの先端技術とGOLDWIN TECH LABの製造技術を融合することで、持続可能かつ機能的なデザインを実現しています。ゴールドウイン社が重視する機能性やシグネチャーアイテムの象徴的なカッティングを大切にしながらも、Synfluxによる廃棄量削減のためのパターンメイキングが導入されています。実装までに幾度となくディスカッションが行われ、合理的であるだけでなく、どのような環境下であっても着る人々のパフォーマンスを向上させる思想が1着に凝縮されています。

Synflux株式会社について

「FASHION FOR THE PLANET/惑星のためのファッション」をミッションに掲げるSynflux株式会社は、2019年3月の創業以来、自社サービスのR&D、アパレル・ファッション企業との新商品開発、大学や研究機関との共同研究などを展開しています。

近年、ファッション産業における環境問題への注目が高まる中、Synfluxは「デジタルテクノロジーによって創造的循環社会を実現する」というビジョンのもと、機械学習や3Dシミュレーション、アルゴリズミックデザインを活用し、衣服生産時の素材廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」や生成AIからVRまでを接続するリサーチプラットフォーム「WORTH(ワース)」などの研究・事業化を行っています。2020年にH&M財団グローバルチェンジアワード・アーリー・バード特別賞、2023年に第41回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞するなど、国内外で評価を集めています。

Algorithmic Coutureについて

Synfluxによる「Algorithmic Couture」は、衣服製造過程でのテキスタイル廃棄を減らすために、アルゴリズムと3D技術を活用して実装された次世代デザインシステムです。衣服の3Dデータから低廃棄に最適化された2D型紙データの生成を可能とし、従来の約15〜30%だった布の廃棄率を大幅に削減できます。

現在の大量生産システムを乗り越える「最適化生産」への転換を掲げ、産業の効率化、環境への配慮、快適性、全ての実現を目指しています。

会社概要(Synflux株式会社)

会社名:Synflux株式会社

所在地:東京都中央区東日本橋2-26-8

代表者:川崎和也/代表取締役CEO

設立日:2019年3月27日

事業内容:ファッションデザインのためのソフトウェア開発、循環型衣服設計・製造支援、バーチャルファッションのプラットフォーム事業

まとめ

Synflux株式会社とゴールドウインによる持続可能なファッション生産システム「SYN-GRID」のアイテムが、大阪・関西万博「未来の都市」パビリオンのカナデビア株式会社のユニフォームとして採用されました。AIを活用した型紙設計による廃棄量削減と、高い機能性・デザイン性を両立させた取り組みは、ファッション業界における環境問題への意識の高まりを示すものです。

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