大阪・関西万博:200名規模の警備・清掃業務効率化アプリ運用開始

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大阪・関西万博を支える清掃・警備スタッフの業務効率化スマホアプリ、2025年運用実績

2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博。イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループCEO:濵田和成)は、同万博の運営を支える清掃・警備スタッフ約200名の業務効率化を目指し、スマートフォン用アプリを開発、4月4日より運用を開始しました。

イオンディライト株式会社は、大阪・関西万博において、会場内の熱源施設運転監視業務、一部エリアの施設維持補修業務、清掃業務、会場内外警備業務、そして複数の民間及び海外パビリオンの清掃・警備業務などを受託しています。これらの業務に従事する清掃・警備スタッフは、総勢約200名にのぼります。

本アプリ開発の目的は、広大な会場で多数のスタッフが同時稼働する環境においても、円滑な業務遂行と安全・安心な環境の提供を実現することです。これにより、来場者にとってより快適な万博体験を提供することを目指しています。

アプリの特徴と機能

開発されたアプリは、以下の特徴と機能を備えています。

  • 直感的なUIデザイン: スマートフォンの操作に不慣れなスタッフでも容易に操作できるよう、直感的なユーザーインターフェース(UI)が設計されています。将来的には、特定技能外国人の就業に対応するため、生成AIを活用した多言語翻訳機能を追加実装する予定です。

  • 勤怠登録機能: スタッフが出勤・退勤を簡単に登録できる機能です。

  • 業務指示・完了報告機能: 会場内の管理センターからスタッフへの作業指示、およびスタッフからの完了報告を遠隔で行うことができます。

  • ステータス管理機能: 管理者は、スタッフの現在位置や業務状況をリアルタイムで把握できます。急な対応依頼にも迅速に対応可能で、現場に最も近いスタッフへの指示と派遣により、業務効率化を図ります。

  • 消耗品管理機能: 備品や消耗品の持ち出し、発注、納品、在庫管理を一元的に管理できます。トイレットペーパーなどの消耗品の過不足を防止することに貢献します。

効率化効果試算

イオンディライト株式会社では、業務管理アプリによる効率化効果を試算しています。1日あたりのスタッフ人数を120名とした場合、本アプリ未使用時と比較して、約1割の作業時間削減が見込まれます。

DX推進による生産性向上への取り組み

ファシリティマネジメント業界では人手不足が深刻化しており、イオンディライト株式会社は、DXを通じた生産性向上に積極的に取り組んでいます。本アプリの開発もその一環であり、専門性の高いサービスをより多くの施設に提供し続けるための取り組みです。

今後、本アプリは万博会場だけでなく、テーマパーク、アミューズメント施設、スタジアムなど、広大な面積を多数のスタッフで管理する必要がある施設への導入も計画しており、更なる業務効率化を目指します。

企業理念に基づく持続可能な取り組み

イオンディライト株式会社は、「私たちは、お客さま、地域社会の『環境価値』を創造し続けます。」という経営理念を掲げています。AI、IoT、ロボットなどのテクノロジーを活用したDX推進により、同社グループだけでなく、ファシリティマネジメント業界全体の生産性向上に貢献し、より多くの施設に安全・安心な環境を提供することを目指しています。

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