大阪・関西万博2025:来場意向微減もリピート意向18.8%増加!若年層は29.4%

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2024年10月時点:2025年大阪・関西万博、全国の関心・来場意向伸び悩むもリピート意向は上昇

株式会社三菱総合研究所は、2025年大阪・関西万博に関する全国意識調査を2021年4月より半年ごとに実施し、2024年10月時点で8回目の調査結果を公表しました。本記事では、その調査結果を詳細に解説します。

2024年10月調査:主要結果サマリー

2024年10月調査の結果、全国での大阪・関西万博への関心は前回調査(2024年4月)と横ばい、来場意向は微減という結果となりました。しかし、注目すべきは来場意向者のリピート意向の上昇です。「2回以上行く」と回答した人は全体で18.8%に達し、前回調査の15.0%から3.8ポイント増加しました。これは来場意向者の約5人に1人が開催期間中に2回以上来場する可能性を示唆しています。特に、若年層、特に20~29歳では、前回調査から14.2ポイント増加して29.4%となり、顕著な上昇が見られました。

これらの結果から、万博への期待感を持つ層とそうでない層の間に明確な違いが現れていることが示唆されます。

詳細な調査結果

(1) 認知度:全国で横ばい

2025年に大阪・関西万博が開催されることの認知度は、全国・全年代で横ばいの状態が継続しました。

(2) 関心度:全国で横ばい、地域・年代による差異あり

大阪・関西万博への関心度は全国的に横ばいでしたが、地域別、年代別では変動が見られました。

地域別では、その他東日本(首都圏を除く東日本)で関心度が低下(22.3%から16.3%)しました。

年代別では、30~39歳と50~59歳で関心度が低下しました。一方、20~29歳は30.2%と各年代で最も高い関心度を示しました。

(3) 来場意向:全国で微減、地域・年代による差異あり

万博開催期間中の会場への来場意向は、全国で前回調査より3.0ポイント減少して24.0%となりました。

地域別では、京阪神圏で7.2ポイント減少し36.3%、その他東日本でも5.5ポイント減少し16.4%となりました。

年代別では、30~39歳で9.2ポイント減少し19.5%となりました。

(4) リピート来場意向:全国で上昇、特に若年層で顕著

来場意向者への来場回数に関する調査では、「2回以上来場意向のある人」は全体で18.8%となり、前回調査より3.8ポイント増加しました。

年代別では、20~29歳の来場意向者で、前回調査から14.2ポイント増加し29.4%となりました。

機運醸成と来場者確保における課題と示唆

三菱総合研究所は、今後の万博の成功に向けて、以下の課題と示唆を示しています。

機運醸成に向けて: 30歳以上の関心や来場意向の回復が課題です。年代に応じた魅力の発信、例えば万博ならではの体験に関する発信やファミリー向けの施策などが重要です。

来場者確保に向けて: 新たな来場意向者の獲得に加え、既に来場意向のある人の期待感を高め、リピートを促進することが重要です。特に40歳以上の来場意向者ではリピート意向が低いため、繰り返し訪れたくなる魅力の発信、チケット購入方法の改善、混雑情報などの提供が重要となります。

調査概要

対象: 全国20~60歳代の男女3,000名 時期: 2024年10月 方法: WEBアンケート調査 項目: 2025年大阪・関西万博に関する認知・関心、参加意向等

調査対象エリアは、首都圏、京阪神圏、中京圏、その他東日本、その他西日本に区分され、各エリア600名が対象となっています。調査結果は、エリア別・性別・年齢別の人口構成比に合致するように、重みづけ(ウエイトバック)して集計されています。

株式会社三菱総合研究所について

本調査は株式会社三菱総合研究所によって実施されました。詳細は、問い合わせ先情報をご参照ください。

お問い合わせ先

内容に関するお問い合わせ: 万博推進室 奥野 今村 メール:osaka-expo@ml.mri.co.jp

報道機関からのお問い合わせ: グループ広報部 メール:media@mri.co.jp

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